ダルトン、ラボシステムの新ブランド「マグビット」を発売

ドラフトチャンバーとラボラトリーファニチャーを一新し、研究活動における所作に潜む違和感をバグと捉えたソリューションを提案

イトーキのグループ会社であるダルトンは、研究者の使いやすさと働きやすいラボ空間を追求したラボシステムの新ブランド「MAGBIT(マグビット)」を1月25日(木)から発売。

ダルトンによると、MAGBITは、新しいワークスタイルで研究者が活き活きと研究活動に勤しむことができる新しい行為のスタンダードを築いていきたい、という願いを込めて誕生したといいます。コンセプトは「THINK ACTION」。「研究者の行為をデザインする。」というアプローチから生まれた、研究活動における所作に潜む違和感をバグと捉えてソリューションする、研究者の行為を深堀して生まれたブランドだとしています。

研究活動における所作に潜む違和感(バグ)

製品の主な特徴

局所排気装置(ドラフトチャンバー 低風量タイプ)

作業面上にはサポートエアを搭載し、両側面部に「サイドデント」機構を搭載することで従来仕様(3ラインサポートエア)と同等の封じ込め性能を実現。さらに、新たなバッフル構造を採用することで、捕捉面平均風速の±20%以内となり、きれいで一様な流れを形成するといいます。また、上下サッシ全閉時でも、下部開口部だけでなく両側面からも空気が庫内に流れこむ「サイドエアパス機構」を有しているため、ドラフトチャンバー内部の換気効率を改善しているとしています。

ラボラトリーファニチャー

業界最高レベル(※1)の耐荷重性能を実現した実験台だといいます。標準仕様で、200kg/台(※2)の耐荷重性能(※3)を達成し、オプションの補強材を追加するだけで300kg/台までの重量に対応可能だとしています。ベンチ、シェルフ、ワゴン、エネルギーシャフトのそれぞれが単体でも機能するように設計しているため、多種多様な研究活動に合わせて組み合わせることができるとしています。
※1 2023年9月現在。カタログ値ベースにおいて。
※2 W600~W1800での性能。W2100~W2400では150kg/台。
※3 垂直等分布荷重:最大積載時の作業面の変位量5mm以下。

ダルトンの研究施設事業

ダルトン研究施設事業においては、研究者が抱く理想像を実現するために、ラボは単なる作業場ではなく、知的創造空間であると考え、その哲学のもと、ラボに潜むさまざまな課題を抽出するといいます。そして、エンジニア力という基盤となる力をベースとした、幅広いソリューションで課題解決メゾットを実行することで、最適なワークスタイルを実現していくとしています。
また、低風量ドラフトチャンバーのパイオニアとして、気流技術で業界をリードする立場であると確信しているといいます。有害物質を封じ込めるドラフトチャンバーの最も基本となる機能をより向上して、研究者の安全・安心づくりにも、今以上の技術革新を進めていくとしています。

ダルトンの事業

ダルトングループは、『価値創造活動の主人公である顧客と共に「創造の、共創へ。」』をスローガンに掲げ、当該業界において顧客のビジネス発展と技術力向上を長年に亘って支え続けてきた創業80周年を超える国内最古の老舗メーカーだとしています。
医薬・化学・生物・食品・精密機械などの研究開発機関・製造工場、教育機関や医療機関の様々な専門施設に対して、研究施設事業、教育施設事業、粉体機械事業、クリーン機器事業、半導体製造装置事業などの8つの事業を展開し、付加価値の高い様々な製品・サービスを顧客へ提供しているとしています。

(画像はイトーキ様リリースより)

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