オカムラ、2製品がJIDAデザインミュージアムセレクションvol.25に選定

ポータブルバッテリー「OC(オーシー)」と3Dプリンターで製作するバイオマスプラスチック素材の家具「Up-Ring(アップリング)」が

オカムラは、ポータブルバッテリー「OC(オーシー)」と3Dプリンターで製作するバイオマスプラスチック素材の家具「Up-Ring(アップリング)」の2製品が、2023年11月、公益社団法人日本インダストリアルデザイン協会(JIDA)主催の「JIDAデザインミュージアムセレクションvol.25」に選定されたといいます。

「JIDAデザインミュージアムセレクション」は、公益社団法人日本インダストリアルデザイン協会(JIDA)が、「美しく豊かな生活を目指して」をテーマに、インダストリアルデザインが社会に寄与する質の高い製品を選定し表彰するもの。その製品を次世代に伝え、教育、産業、生活へ文化的貢献を行うことを目的に、その時代において特に収蔵しておきたいデザイン性の高いものを選定し、発表・展示・記録を行っているとしています。
vol.25となる今回は、多数の応募の中から、オカムラのポータブルバッテリー「OC」と3Dプリンターで製作するバイオマスプラスチック素材の家具「Up-Ring」を含む60点が選定されたといいます。同社製品の選定は今回で10回目となり、これまでに計15製品が選定されているとしています。

同社によると、受賞した「OC」は、これまでに2022年ドイツ「レッドドットデザイン賞」における2部門、ドイツ「UNIVERSAL DESIGN competition 2022」における「UNIVERSAL DESIGN EXPERT」、ドイツ「iF DESIGN AWARD 2023」を受賞、「2022年度グッドデザイン賞」にて「グッドデザイン・ベスト100」に選出されているといいます。また、「Up-Ring」は、「2022年度グッドデザイン賞」、「iF DESIGN AWARD 2023」を受賞していて、今回受賞の2製品は国内外で高い評価を獲得しているとしています。

受賞製品の概要

■ポータブルバッテリー「OC(オーシー)」

「OC」は、ワーカーに必要な電力量を十分に充電し持ち運べるバッテリーだといいます。満充電で、ノートPCでは3.5回分、スマートフォンでは14回分を給電することが可能だとしています※。
簡単に持ち運びができ、電源コンセントの設置が少ない場所や配線が難しい場所でも、4口の給電口(USB)からさまざまなデバイスを同時に給電することができるといいます。オフィスで使用することを想定し、多人数が使用し複数台が並ぶときに整然と見えるニュートラルでシンプルなデザインだとしています。災害時は非常電源として使用でき、BCP対策としても活用できるとしています。

※ノートPCは50Wh、スマートフォンは12Whの容量を想定。

■3Dプリンターで製作するバイオマスプラスチック素材の家具「Up-Ring(アップリング)」

「Up-Ring」のチェアとテーブルは、3Dプリンターで製作するバイオマスプラスチック素材の家具だといいます。3Dプリンターによる生産は、金型が不要なため生産準備段階での費用削減を図ることができ、製造時の無駄な材料消費、騒音、消費電力を抑え、1台でも生産が可能だとしています。材料となるバイオポリエチレンは、サトウキビから作られており、サトウキビは生育の過程でCO2を吸収(固定)するといいます。石油化学系ポリエチレンに比べてCO2発生量を70%も削減し、温暖化防止等に貢献するとしています。

「JIDAデザインミュージアムセレクション」の概要

公益社団法人日本インダストリアルデザイン協会(JIDA)は、1952年に創立された日本で唯一のインダストリアルデザイン全国組織だといいます。これまで70年以上に渡って、各分野、各地域のデザイン関係団体と協力して、日本のデザイン界と産業や社会、文化の発展のために貢献しているとしています。
「JIDAデザインミュージアムセレクション」は、「美しく豊かな生活を目指して」をテーマに、インダストリアルデザインが社会に寄与する質の高い製品を選定し表彰するとともに、その製品を収集・保管して次世代に伝え、教育、産業、生活へ文化的貢献を行うことを目的としているといいます。選定された製品は各地での展示会や図録などで公開されているとしています。

(画像はオカムラ様リリースより)

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