東京オフィストレンド オフィス家具週間トレンド報告

10/30 ~11/5、オフィス家具業界の主なハイライト(+コラム)

【今週の目次】

① イトーキ、スペインブランド「esPattio(エスパティオ)」を11月1日(水)から発売

② オカムラ、「オカムラグループ 統合報告書2023」を発行

③ カウネット、個人・職場の人との関わり方についての意識調査を実施

④ 横須賀市、上半期(4~9月)ふるさと納税寄附額が前年比896%と大幅に増加

⑤ オカムラ、さいたま市と「市職員の職場環境の検討等のための実証実験に関する協定」を締結

+注目のコラム オフィス山人の少し深堀り

イトーキ、スペインブランド「esPattio(エスパティオ)」を11月1日(水)から発売

日本初上陸!人が自然と集いたくなる地中海デザインの空間を演出。

2023年10月30日から11月5日までのオフィス家具業界の主なハイライトについては、イトーキは11月1日(水)から、⽇本初上陸となるスペインのファニチャーブランド「esPattio(エスパティオ)」の取り扱いを開始。


同ブランドは、地中海の雰囲気からインスピレーションを得た、⼈中⼼の視点からワークスペースを活性化する、刺激的で居⼼地の良い現代的なデザインが魅⼒だといいます。同商品は2023年4月に出展した「オルガテック東京2023」で大変好評で、この度取り扱いを本格化するとしています。

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オカムラ、「オカムラグループ 統合報告書2023」を発行

オカムラは、2023年10月31日、「オカムラグループ 統合報告書2023」を発行しました。


これまで財務情報・非財務情報を「オカムラグループ サステナビリティレポート」で公開していましたが、グループの経営方針・経営戦略とあわせて統合的に開示するため、サステナビリティレポートに加え統合報告書を初めて発行したといいます。「オカムラグループ 統合報告書2023」は同社ウェブサイトにて公開するとしています。(後日、英語版も公開予定)

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カウネット、個人・職場の人との関わり方についての意識調査を実施

カウネットは、コミュニティサイト「カウネットモニカ」会員1,399名を対象に「個人・職場の人との関わり方について」と題した調査を実施し、2023年10月30日(月)に調査結果を公開しました。コロナ禍前と比較した働き方の変化や職場でのコミュニケーション、プライベートな友人関係についてなどの回答結果をまとめたとしています。

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横須賀市、上半期(4~9月)ふるさと納税寄附額が前年比896%と大幅に増加

寄附額増加の要因にオカムラのオフィスチェアなど

神奈川県横須賀市は、令和5年度上半期(4~9月)のふるさと納税寄附額が前年度同時期と比較して、896%(16,205千円→145,272千円)と大幅に増加したといいます。特に9月は、10月からの制度変更に伴う駆け込み需要の影響もあり、前年比1,555%と多くの寄附があったとしています。

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オカムラ、さいたま市と「市職員の職場環境の検討等のための実証実験に関する協定」を締結

オカムラは、さいたま市と2023年10月26日付で、市職員の働きやすい職場環境の検討や多様な働き方の検証のため、「市職員の職場環境の検討等のための実証実験に関する協定」を締結し、11月2日に協定締結式を行ったことを11月2日に発表しました。同協定の締結により、さいたま市役所5階でパイロットオフィス※1を設置した実証実験を行い、同社が持つ職場環境改善の経験とノウハウを活用し、市職員が働きやすい環境と働き方の検証を行うとしています。
同社はさまざまな分野の知識・技術を生かして快適な空間創造を実現するとともに、地域社会の発展に取り組んでいくとしています。

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注目のコラム オフィス山人の少し深掘り

今週、まず注目した記事については、イトーキ、スペインブランド「esPattio(エスパティオ)」を11月1日(水)から発売の記事があります。

記事の本文中にもあるように同商品は2023年4月に出展した「オルガテック東京2023」で大変好評だったといいますが、実際オルガテック東京の同社ブースはいままでとは違った雰囲気を纏っていたと思います。これは明らかに1つの新しさの提案であり、新しい刺激であるのだと思いました。

同商品は「オフィスの中にパティオのような空間を作り、オフィスワーカー同士の自然な集いを誘発するファニチャーシリーズ」だといいます。「広場のような解放感で⼈間らしさを解放し、⾃由で活発な集いやひらめきを促すとしています」とあるように、従来のアメリカや北欧などのテイストとはまた違った新しさであると思います。例えば「カフェ」空間に対して「パティオ(中庭)」という演出は今後どのようなコミュニケーション形態が生まれるのか楽しみです。「地中海の雰囲気からインスピレーションを得た、⼈中⼼の視点からワークスペースを活性化する、刺激的で居⼼地の良い現代的なデザインが魅⼒」という紹介には多くのテーマが含まれているとも思います。おそらく、そこには日本のワーキングシーンの閉そく感が前提とされていて、従来の概念に囚われてきた日本のワーカーの心を解放してくれることが目指されているのではないかと思います。

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カウネット、個人・職場の人との関わり方についての意識調査を実施の記事ですが、プライベートな友人関係についてまで追求したところが非常にユニーク調査だと思いました。それは企業のなかにとどまらない人間関係そのものを捉えようとした試みではないかと思います。暗黙の裡に、人はもはや企業の裡だけにとどまらない思考に移りつつあるのではないかというような仮説のようなものが最初から意図されているのかもしれないと思いました。

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横須賀市、上半期(4~9月)ふるさと納税寄附額が前年比896%と大幅に増加の記事ですが、サブの見出しに寄附額増加の要因にオカムラのオフィスチェアなど、とあるように同社のオフィスチェアが大きく貢献したようです。具体的な効果を発揮したという記事は珍しくまた貴重だと感じ、さらに業界として共有するとよいのではないかと思い掲載させていただきました。

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(このコラムは、あくまでも山人の主観的なものです。従って各メーカー様には何の関係もありません)

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