オカムラ、ラボオフィス「CO-EN LABO」が「WELL認証v2」の予備認証を取得

オカムラは、東京都渋谷区にある自社オフィス「CO-EN LABO(交縁ラボ)」において、「WELL Building StandardTM v2(以下、WELL認証v2)」の予備認証を2023年9月に取得したことを10月23日に発表しました。

WELL認証は、米国の公益企業IWBI(The International WELL Building Institute)により2014年にスタートした評価システムで、人の健康とウェルビーイング(身体的、精神的、社会的に良好であること)に影響を与えるさまざまな機能をパフォーマンスベースで測定・評価・認証するといいます。予備認証取得後に、現地調査を経て、「WELL認証v2」の本認証を取得できるとしています。

同社によると、近年、企業における人的資本経営や健康経営が広まる動きの中で、従業員のウェルビーイング(身体的、精神的、社会的に良好な状態にあること)が注目されているといいます。

オカムラでは、心と体の調和が取れ、活力が向上している状態を「WELL at Work(ウェルアットワーク)」とし、その実現をサポートするために従業員がパフォーマンスを最大限に発揮しそれぞれの働きがい向上を目指すための空間づくりや働き方の提案をしているといいます。

同社は、「WELL at Work」の実現を目指して、2023年8月にラボオフィス※「CO-EN LABO」の改装を実施したといいます。心身の健康への配慮はもちろん、多様な選択肢があるワークスタイルと、一人ひとりが自らの存在意義を実感できる環境づくりの掛け合わせにより、従業員のウェルビーイング実現と働きがいの向上を図るとしています。

※オカムラでは、新しい働き方や環境を提案・実証する働き方改革の実践の場として、複数拠点でそれぞれ異なるコンセプトを設けた「ラボオフィス」を展開しているといいます。

WELL認証は、米国の公益企業IWBI(The International WELL Building Institute)により2014年にスタートした評価システムで、人の健康とウェルビーイング(身体的、精神的、社会的に良好であること)に影響を与えるさまざまな機能をパフォーマンスベースで測定・評価・認証するといいます。空間の設計・建設・運用と、エビデンスに基づいた医学的および科学的研究を組み合わせ、人の健康とウェルビーイングをサポートする建築や街区の環境を評価するとしています。評価は、より良い建物・空間を通じて人の健康をサポートし向上させるための10のコンセプト(空気、水、食物、光、運動、温熱快適性、音、材料、こころ、コミュニティ)で構成されているとしています。

今回予備認証を取得した「CO-EN LABO」では、調節可能な機能を備えたタスクシーティング、天板の電動上下昇降機能でさまざまな姿勢に対応するデスクと調節可能なモニター、米国オフィス家具業界団体BIFMAが設けたオフィス家具による室内空気環境への影響を評価する環境認証であるインドアアドバンテージ認証を取得した自社製品を導入。プライバシーを確保した仮眠スペースの設置や運動・休息スペースの設置、周囲の会話内容を聞き取りにくくするサウンドマスキングの導入のほか、さまざまなコミュニケーションスペースを設置したといいます。また、飲料や果物・野菜などの健康的な食事の提供、窓からの自然の光を取り入れることを意識した執務席の配置などに取り組んでいるとしています。

同社では、今後も、「WELL認証v2」の本認証取得に向けて取り組みを継続し、従業員のウェルビーイング実現と働きがいの向上を図るといいます。また、認証取得の過程で得られる知見や空間構築のノウハウを、より快適で健康的なオフィス空間づくりの提案活動に生かすとしています。

「CO-EN LABO(交縁ラボ)」について

「CO-EN LABO」は、2020年7月に渋谷スクランブルスクエア44階に開設したオカムラのラボオフィスの一つだといいます。名称の「交縁」は、「交流」と「縁(円)」をつなぐという意味で、人と人との交流や社内外の人の縁を大切にするという意味が込められているとしています。

■「CO-EN LABO」概要

所在地:東京都渋谷区渋谷2-24-12 渋谷スクランブルスクエア44階
オフィス面積:637.8m2
入居部門所属人数:約70名
開設時期:2020年7月開設、2023年8月改装

(画像はオカムラ様リリースより)

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