東京オフィストレンド オフィス家具週間トレンド報告

9/18 ~9/24、オフィス家具業界の主なハイライト(+コラム)

【今週の目次】

① JOIFA、第2期FLP最終発表会と修了式を開催

② カリモク家具、「Upcycling Airplanes JAL |Karimoku」巡回展を開催

③ コクヨ、「フェーズフリーアワード2023特別功労賞」受賞

④ コクヨ、「コクヨのくふうアワード2023」を開催

⑤ カウネット、「カウネットLoopla(ループラ)」のサービスを開始

+注目のコラム オフィス山人の少し深堀り

JOIFA、第2期FLP最終発表会と修了式を開催

第2期次世代リーダー育成プログラム

2023年9月18日から24日までのオフィス家具業界の主なハイライトについては、
日本オフィス家具協会(JOIFA)は2023年9月22日、東京都中央区日本橋のコングレスクエア日本橋で、JOIFA第2期次世代リーダー育成プログラム(Future Leaders development Program2、以下FLP)のDay5、最終発表会+修了式を開催しました。


同プログラムは、「自社のさらなる成長に向けて変革およびイノベーションについて徹底的に考え抜く」というもので、5月26日のDay1から今回のDay5まで約半年間、5回にわたり行われたもの。

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カリモク家具、「Upcycling Airplanes JAL |Karimoku」巡回展を開催

カリモク家具と日本航空は、2023 年 9 月 16 日(土)~10 月 7 日(土) の間、東京 西麻布にある Karimoku Commons Tokyo の 1F ギャラリースペースで、両社と7組の建築家・デザイナーのコラボレーションによる「Upcycling Airplanes JAL | Karimoku」を開催しています。


JAL グループでは、通常は退役後に国外へ運ばれる航空機を、昨年初めて国内で解体し、資源リサイクルを図るなど、航空機部品のアップサイクルに取り組んでいて、またカリモク家具は、木が森で過ごした年月に相応しい品質、そして森を健全に保つために同社ができることを考え家具づくりに取り組んでいるといいます。


両社は、今年 6 月、インテリアライフスタイル 2023 にて、退役した JAL の「ボーイング 777 型機」の部品を再利用し、各デザイナーがインテリア用品をデザイン、カリモク家具が製作を手掛けたアップサイクル型のプロダクトを、今展の開催に先駆け、発表・展示したとしています。

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コクヨ、「フェーズフリーアワード2023特別功労賞」受賞

コクヨは、フェーズフリーの視点を取り入れた同社の取り組みが、一般社団法人フェーズフリー協会が主催する「フェーズフリーアワード2023特別功労賞」を受賞したことを9月22日に発表しました。

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コクヨ、「コクヨのくふうアワード2023」を開催

コクヨは、文具を使ったくふうを広く一般から集める「コクヨのくふうアワード2023」を、9月20日(水)から10月22日(日)までの期間開催するといいます。なお、優れた「くふう」を選出し、2023年12月に開催する「コクヨのくふうフェス2023」の中で表彰するとしています。

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カウネット、「カウネットLoopla(ループラ)」のサービスを開始

カウネットは2023年9月20日(水)から法人向けにプラスチック資源リサイクルを目指した「カウネットLoopla(ループラ)」のサービスを開始

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注目のコラム オフィス山人の少し深掘り

今週、注目した記事については、JOIFA、第2期FLP最終発表会と修了式を開催があります。山人自身今回取材をさせていただき、まず、イトーキ代表取締役会長でJOIFA人材育成委員長の山田匡通氏のメッセージで、イノベーションとは手段であり、我々企業は世界の変動のなかで変わらない価値を追求するために改革をしていかなければならない、そのための手段としてのイノベーションがあるという関係を忘れないでいただきたい。その変わらない価値とは「Happiness(ハピネス)」であり、人間の歴史とはハピネスの追求である・・・人間のハピネスは自分だけでは達成できるものではなく、他人をハッピーにしなければ自分もハッピーになれない。それは道徳の問題ではなく、メカニズムの問題であり、人間の本質は対立する概念ではなく、一個の生命体であり、地球の活動と地球の生命、我々の生命は一体である・・・その中で他人のハピネスを追求しなければ自分自身もハッピーになれない、この関係を考えることがリーダーとして一番重要な認識だと思っていると述べられたことに大変感銘を受けました。「イノベーションとは手段」「変わらない価値Happiness(ハピネス)」「他人のハピネスを追求しなければ自分自身もハッピーになれない」「それは道徳の問題ではなく、メカニズムの問題」「人間の本質は対立する概念ではなく、一個の生命体」「この関係を考えることがリーダーとして一番重要な認識」など、メッセージに込められた1つひとつの言葉が次世代のリーダーの心に沁みわたると思われ、また、次世代のリーダーに対する期待と愛情が感じられ、山人自身も大いに学ばせていただいたと思います。


また、JOIFA専務理事の貫名英一氏のメッセージのなかで、我々のプログラムは、課題を見つける方に重きを置いています。今の時代答えは割と世の中にある、いろいろなところで調べることはできますが、課題に気がつかないでいろいろな問題が起こっているのではないかということで、課題をいかに着眼点よく見つけていくか、そのあたりを是非見ていただきたい、と述べられたメッセージもまた大変心に残りました。まさに当業界だけでなく日本全体が必要とししていることであり、これはさらに一段深めていかなくてはできないことを目指しているということで、このプロジェクトの志の高さを示すものだと思いました。


実際受講者の発表内容も素晴らしいもので、質疑応答などプロフェッショナルな厳しいものが背景にあるということ、このプログラムをよりリアルな価値あるものと裏付けるようなものもあったと思います。


山人は、Day5だけの取材でしたが、全体を通して本気で、本物のプログラムを進めてこられたのだなということを感じると同時に、受講生に対し愛情をもって進行されてきたHuman Resource Brain Consulting(HRBC)代表取締役の迫川史康氏をはじめJOIFAスタッフの皆様方に敬意を表したいと思います。そして、今回修了をされた受講者の皆様が、自分たちの企業や業界において、その成果を発揮され、周りを大いに活性化させていかれることに期待したいと思います。

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(このコラムは、あくまでも山人の主観的なものです。従って各団体、メーカー様には何の関係もありません)

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