イトーキ、ハイブリッド会議の一体感と創造性を高める「Panora(パノラ)」を8月1日から発売へ

半円型テーブルを活かした空間がもたらす、リモートとリアルオフィスのシームレスなつながり

イトーキは、ハイブリッド会議でも参加者全員が視線を合わせ、より自然に対面のようなコミュニケーションをとれる会議テーブル「Panora(パノラ)」を2023年8月1日(火)から発売するといいます。

背景

同社によると、ハイブリッドなワークスタイルが主流となった現在、会議室は従来の対面会議だけではなく「Web会議」を行う場へと変化し、新しいコミュニケーションを実現する空間機能が求められているといいます。
同社が首都圏ハイブリッドワーカーのWeb会議事情を調査した結果、不便や不満を感じる点は「通信品質」に次いで「相手の反応や表情がわからないこと」であり、参加者の顔を見て自然に話せるWeb会議環境へのニーズがあることが明らかとなったとしています。
従来の会議室は長手方向に人が向かい合って着座し、短辺側にディスプレイとカメラを置く「縦型」のレイアウトが多く採用されています。しかしこれにより、Web会議の際に会議室の着席位置によってはカメラやマイクから遠くなり、リモート側からは会議室側の様子が分かりにくく、声が聞こえにくいなど自然なコミュニケーションを取りにくいという問題があったといいます。
このような職場環境の変化を受け、イトーキではだれもが平等で、より快適かつ創造的な新しい会議室空間を実現するテーブル「Panora(パノラ)」を開発したとしています。

「Panora(パノラ)」とは

ハイブリッド会議に適した空間を実現するための会議テーブル。会議室向けのカメラ、スピーカーやWeb会議システムと組み合せることで、一体感の高いミーティングをすばやく容易に開始できるといいます。さらにリアルのみのオフライン打ち合わせでもディスプレイが見やすく、参加者同士の視線を合わせやすくすることが可能だとしています。

主な特徴

① 参加者全員が向かい合い、一体感を高める「横型」会議レイアウトを実現する半円型テーブル

テーブルの形状は、どの席についても自然と壁面のディスプレイやカメラバーに視線が向かうようにデザインされているといいます。会議室側はリモート参加者と常に向かい合う状態で、対面のように様子を伺いながら自然な会話が可能だとしています。リモート側からは会議室のメンバー全員がこちらを向いて横並びに座っているような映像となり、会議室側の全員の様子が分かりやすく、一体感を感じやすくなるとしています。

また、Web会議に限らずリアルのみのオフライン打ち合わせの場合も、ディスプレイを使った資料説明が通常となっていることから、「縦型」レイアウトでは同じ側に座った人と視線を交わしづらい、ディスプレイから遠い人は資料を見にくいという問題があり、「横型」レイアウトにすることでどの席でもディスプレイの資料が見やすく、参加者全員と視線が交わしやすくスムーズなコミュニケーションが可能となるとしています。

② 既設の会議室を「縦型」から「横型」に入替可能なサイズバリエーション

カメラの画角に全員が収まり、ディスプレイが見やすく、隣席と適切な距離をとれるようにサイズを設定したといいます。6名用と4名用を用意。また、テーブルの高さは従来型の着座式だけでなく、脳の働きを活性化し創造的で効率的な会議が進むとされるスタンディング式も用意していて、ホワイトボードをよく使うアクティブな会議にも適しているとしています。

調査結果出典:
姿勢×会話の雰囲気:イトーキ独自研究結果 toiro社内検証実験 (2016年)
姿勢×覚醒度:Effects of adjustable sit-stand VDT workstations on workers' musculoskeletal discomfort, alertness and performance. Ind Health. 2008 Oct;46(5):497-505.

また、人数に応じた推奨のWeb会議システムの案内、適切なレイアウトプランも行い、家具・システム・レイアウトのトータルパッケージで最適なハイブリッド空間の提供が可能だとしています。

③ 機材設置を考慮したデザイン

システム機材やユーザー操作端末・接続端子を収納し、必要なものだけを手元に置くことができるといいます。配線や機材で雑多になりがちな空間をスマートに保ち、スムーズに会議を始めることが可能だとしています。

「従来の縦型会議室と比較したPanoraの横型会議室満足度アンケート」結果

同社では、社内で実証実験的に設置し使用しているPanoraについて、従来の縦型会議室と比べどの程度満足度に変化が生じたか調査を行ったといいます。会議室側とWeb参加側それぞれでお互いの様子が分かりやすくなったことで、会議の満足度や一体感が上がるという回答が多い結果となったとしています。また、リアルのみの会議の場合もディスプレイが見やすい、参加者と目線を合わせやすいと満足度が上がったとしています。

製品概要

製品名
 Panora(パノラ)
価格
 H720タイプ 4人用テーブル¥385,000(税抜)~
 H720タイプ 6人用テーブル¥630,000(税抜)~
バリエーション
 H720タイプ 6人用 W2700×D1450
 4人用 W1800×D1000
 オプション幕板
 H1000タイプ 6人用 W2700×D1450
 4人用 W1800×D1000
 オプション幕板

展示、イベント予定

以下の拠点にてPanora会議室を体感することが可能だといいます。
・ITOKI TOKYO XORK 
・ITOKI 名古屋オフィスプラザ 

全国のショールーム、オフィスプラザ等への設置も今秋予定しているとしています。

また、Web会議が普及する中で、リモートからでも、会議室からであっても、場所を問わず誰も取り残さない会議を実現する「Microsoft Teams Rooms」を提供する日本マイクロソフト社と連携し、品川オフィスへの設置や共同ウェビナーも予定しているといいます。

Signature Microsoft Teams Roomsとは

Microsoft Teams Rooms は、「誰一人取り残さない」会議をモットーに、すべての参加者のことを考えたインクルーシブな会議エクスペリエンスを実現すべく、考え抜いて設計された会議室ソリューションだといいます。オープンスペースから小・中・大会議室まで、様々な部屋を使いやすくインクルーシブな会議スペースに変え、あらゆる会議ニーズに柔軟に対応するとしています。Signature Microsoft Teams Roomsは、Teams Roomsを用いて、ハイブリッドミーティングにおけるすべての参加者の包括性とコラボレーションを高めるために設計された会議スペースソリューションだといいます。ディスプレイ、カメラ、オーディオデバイス、テーブル等の機器や家具を配置し、会議室内の参加者とリモート参加者が互いに向き合ってやり取りできる環境を実現するとしています。

(画像はイトーキ様リリースより)

Follow me!