イトーキ、構造改革がもたらす経営の進展にフォーカスした、「統合報告書2023」を発行

強靱な体質の「高収益企業」に向けた構造改革プロジェクトの進捗、およびESG経営の推進状況を公開。ESG DATA BOOK 2023も同時発行

イトーキは6月29日、「イトーキ統合報告書2023」を発行し、イトーキ公式ウェブサイトにて公開しました。
同社は、創業当時から受け継がれるDNAを「Tech×Design」と表し、中期経営計画「RISE ITOKI 2023」の最終年度に向けた着実な成果を多様な観点から報告しているといいます。財務・非財務の両面における取り組み内容についての情報を拡充したほか、女性活躍推進、新素材研究、DX推進に焦点を当てた特集ページを新たに設け、同社の独自性のある価値創造に挑戦する姿勢を表明したとしています。
さらにウェブサイトでは、ESG経営の実績を数値でくわしく示した「ESG DATA BOOK 2023」を併せて公開しているとしています。

同報告書では、価値創造プロセスの全体像や2021年度からスタートした中期経営計画「RISE ITOKI 2023」における進捗や事業別戦略のほか、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを 、E(環境)S(社会)G(ガバナンス)の観点から総合的に取りまとめて掲載しています。また、財務・非財務双方において情報量を大幅に増やし、同社の事業活動についてより理解を深めてもらえる内容となっているとしています。

CONTENTS

イトーキの価値創造

2022年3月に社長に就任した湊宏司氏から、この1年を振り返った上で『明日の「働く」を、デザインする。』の実現に向けた5ページにわたるメッセージを、また、経営改革の一環として、女性活躍推進、新素材研究、DX推進についての特集、並びに133年の軌跡をまとめた価値創造の歩みを掲載しているといいます。

価値創造の仕組み

イトーキグループを支える6つの資本と、それらが創り出すバリューチェーンを可視化しているといいます。その上で、事業環境を取り巻くリスクと機会を特定・開示し、マテリアリティを定義。まとめとして、これからのマーケットニーズや社会課題に応えるべく価値創造プロセスの全体像を掲載しているとしています。

成長戦略

資本を基盤とした財務戦略・資本戦略の方向性、および中期経営計画の進捗状況、海外戦略、事業別戦略等のほか、ESG経営の具体的な取組みについて掲載内容の充実を図ったといいます。

経営の基盤

コーポレート・ガバナンスやリスクマネジメント、コンプライアンスについての考え方や体制にはじまり、社外取締役対談や役員一覧、非財務ハイライト等を掲載しているとしています。

PICK UP

■経営改革に資する3つの取り組み(特集ページ)

同社は、ミッションステートメント『明日の「働く」を、デザインする。』の実現に向けて、財務・非財務両面において、各種の取り組みを進めているといいます。2022年度は、特に、女性活躍推進、新素材研究、DX推進に焦点を当てたとしています。同社は独自性のある価値創造に挑戦し続けるとともに、社会課題を解決することで、持続的な社会と企業の成長につなげていくとしています。

■サステナビリティパートの進化

昨年刷新したマテリアリティのテーマについて、テーマごとのKPIの目標や実績を開示したといいます。さらに、ESGパートそれぞれの取り組みと成果の連動が伝わりやすくなるよう、各パートにもKPIや実績を掲載しているとしています。今後もさらなる取り組みの進化を目指し、わかりやすい情報公開を行っていくとしています。

■「ESG DATA BOOK 2023」を発行

ESG経営の着実な歩みとして、従来掲げているマテリアリティに対するKPIの達成状況および、環境・社会・ガバナンスの実績をくわしく開示したといいます。また、今後のグローバル化への対応も見据え、2023年発行分から和英併記としています。

【主な開示内容】

・環境…サプライチェーンを通じた温室効果ガス排出量、カーボン・オフセット量、水使用量 等
・社会…従業員のダイバーシティの状況(男女別管理職比率・育児休業取得率など)、採用実績、エンゲージメント調査結果 等
・ガバナンス…取締役会・監査役会開催回数、株主・投資家の皆様との直接対話数 等

(画像はイトーキ様リリースより)

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