第 2 回 オルガテック東京 2023 、盛況の裡に閉幕

すべてがスケールアップし、来場者数 26,000 ⼈以上を記録

第 2 回「オルガテック東京 2023」は、4 ⽉ 26 ⽇から 28 ⽇まで東京ビッグサイト⻄ 1・2 ホールで開催され、3 ⽇間で 26,000 ⼈以上の来場者を記録し、盛況のうちに閉幕しました。

オープニングセレモニーの様子

同展によると、展⽰⾯積を前回⽐約2倍に拡⼤し、国内外から初出展 78 社を含む 127 社のトップブランドが集結した会場は、2 度⽬の開催に更なる期待を寄せる来場者の熱気に包まれまたといいます。

プリモ・オルピラ⽒による基調講演を実施

開催初⽇には、マクドナルドやアディダス、スラックといったアメリカ⻄海岸の最先端のオフィスを⼿掛ける「Studio O+A」の代表・創業者であるプリモ・オルピラ⽒による基調講演が⾏われました。

基調講演の模様


新時代のオフィスデザインを次々と⽣み出しながらも、多様化する顧客の課題に真摯に向き合うオルピラ⽒の姿勢に、レセプションホールを埋め尽くす⼤勢の聴衆が魅了されたとしています。

エクスペリエンス・エリアを設置

会場には、主催者プロデュースのバイオフィリックガーデン「エクスペリエンス・エリア(Xperience Area)」を設置。ここでは、参加者が⼼地よく過ごせる緑あふれる広場が提供されるとともに、気鋭のクリエイターによる主催者セミナーやオカムラ、コクヨ、イトーキ等のトップブランドによるライブプレゼンテーションが⾏われました。

「エクスペリエンス・エリア」

「エクスペリエンス・エリア」横には、ホームオフィスゾーン「+W の空間」を提案。働き⽅の多様化が進み、リモートによる在宅ワークが当たり前となっている今、居住空間にある、LDK(Living Dining Kitchen)に W(Work)をプラスする考え⽅を表現したといいます。⾃宅の間取りに合わせて働く場所を調和させ、⼼地良い暮らしと、効率の良いワークスタイルを両⽴させる空間には、様々なブランドによる+W な製品が置かれていて、これからのホームオフィスの新しいアイディアに⾜を⽌める来場者で賑ったとしています。

「+W の空間」

ベスト プレゼンテーション アワードの授賞者を発表

26⽇の⼣刻には、インテリア&デザイン雑誌『エル・デコ』のサポートによるブースデザインコンペティション「ベスト プレゼンテーション アワード」の授賞者を発表。今年の開催テーマである「SHIFT DESIGN〜デザインは働き⽅を⾃由にする」を、各社が追求し具現化したブースが⾼次元で競いあう中、グランプリには、「コクヨ」のブースが選ばれました。国際的な⾒本市に必要な、エネルギーを発信し続ける意思とパワーが感じられる展⽰であり、作り⼿と使い⼿の垣根を無くした「共創型オフィスづくり」をコンセプトに、来場者との対話を通じて共にブースをつくりあげる新たな試みが⾼く評価さたとしています。

コクヨのブース

準グランプリには、オフィスに回帰し始めたワーカーが⾃然に集い、つながりを育む⽊製やぐらシステム/ソルミオを展⽰の中⼼とし、各々のプロダクトに出会いやすいような、導線への配慮も効いていた「イトーキ」、サスティナビリティへの取り組みと、そのプロダクトの”裏側“に隠されたストーリーを、ミニマムな⼿法でありながら、⾮常に上質かつ印象的なメッセージとして投げかける「住商インテリアインターナショナル」、これからのオフィスに必要なアウトドアの空気感とその解放感を、室内に良い形で持ち込み表現した「ニチエス」の三社が受賞。

イトーキのブース


また、「審査員特別賞」として、選考委員⻑を務める『エル・デコ』ブランドディレクター⽊⽥隆⼦⽒の選出により「アンドメディカル」、建築家永⼭祐⼦⽒により「アダル」、建築家アストリッド・クライン⽒により「バイ インテリアズ」が、それぞれ受賞しました。
⽊⽥⽒は、「オルガテック東京はこれからも続きます。先進的なメッセージを発信し続けるオルガテックでは、機能的であり美しくあることと同時に、サスティナブルであること、多様性を重んじること、インクルーシブであることにおいて、⾼いレベルでの展⽰がこれからも求められてくることでしょう。来年も素晴らしいプレゼンテーションに出会えることに、期待しています。」と総括しました。

オルガテックナイトを開催

26 ⽇、27 ⽇の両⽇ 17 時以降は、「オルガテックナイト」を開催。
主催者企画によるレセプションや各出展ブース内パーティーが⾏われ、本場ドイツ・ケルンの ORGATEC スタイルさながらに、リラックスした雰囲気のなか、参加者同⼠がお酒を⽚⼿に歓談し、また往年の名曲を奏でる楽しいサプライズコンサートに会場も酔いしれたといいます。

サプライズコンサートの模様

次回のオルガテック東京は、2024年5⽉29⽇〜31⽇開催

ケルンメッセ⽇本法⼈代表の⾼⽊誠氏は、「昨年のジャパンプレミアの成功を受け、主催者への期待値は相当なものでしたが、ほぼすべてにおいて前回を上回る結果が出せました。中でも、豊富な知識を持つ来場者とのコミュニケーションを評価する声や、展⽰会のクオリティに関する出展者からのフィードバックには⼤変勇気づけられます。」と感謝を述べたといいます。

前回開催に続き、プラチナスポンサーとして参加した株式会社オカムラ 代表取締役 社⻑執⾏役員 中村雅⾏⽒は、「テーマ『SHIFT DESIGN』が、すべての働く⼈々の快適性やクリエイティブ性を⾼め、今後の社会に新しい価値を⽣み出すきっかけとなることを期待しています。」と語ったとしています。


⽇本オフィス家具協会(JOIFA) 会⻑の⿊⽥章裕⽒は、「おけがさまで2回⽬のオルガテック東京を開催することができ、コロナ後のオフィスづくりを模索されている多くの⽅にご来場いただきました。各出展者⾃らが描く未来像を意識した提案がなされ、今回のテーマである SHIFT DESIGN のストーリーが来場者に届いたのではないしょうか。いただいたご意⾒を来年に活かしていきたいと思います。」と次回への抱負を述べたとしています。

次回のオルガテック東京は、2024年5⽉29⽇〜31⽇開催される予定です。

オルガテック東京 2023 開催レポート

⽇本を含む世界14の国と地域から127社が出展 (前回⽐201%)
うち、国内から 82 社、海外から 45 社が出展 (国内出展者⽐率 65%)
来場者数 約 26,212⼈
総展⽰⾯積 17,760㎡(アトリウム含む)

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