コクヨ、カウネットがデジタルファブリケーション技術を活用したWood Wall Art デザインコンテストを開催

「結の森(ゆいのもり)」シリーズで商品化

コクヨは、カウネットが、デジタル木材加工機「ShopBot」を活用したWood Wall Artのデザイン案を募集することを2月28日に発表しました。

カウネットによると、同社は、テクノロジーとクリエイティビティで、全ての働く人に価値ある体験を生み出す取り組みを推進しているといいます。循環型社会の実現に向けては、サプライチェーン全体で、省資源・廃棄物削減の推進、サーキュラーを考えた商品やサービスの提供を加速しており、地球環境への責任を果たし、顧客や社会から継続して支持されるサステナブル経営を目指しているとしています。

同社では2006年から、「結の森」シリーズ(※1)の販売を通じて間伐材の有効利用と国産木材の積極活用に取り組んできたといいます。一方、コロナ禍以降の働き方の多様化により定着したハイブリッドワークには、従来のオフィスに求められた効率性や機能性だけではなく、心理的な安全性や心の癒しに繋がる空間づくりが求められるようになったとしています。

今回、商品ラインナップの見直しに合わせ、オフィスのエントランスや会議室等の壁面を飾るインテリアとして、新たにWood Wall Artシリーズを追加予定だといいます。コクヨが持つデジファブ技術(※2)を応用したデザイン性の高いアート作品をより手軽にオフィス通販でも購入できるよう、商品ラインナップに加えていく予定だとしています。

今回のコンテストでは、これからのオフィスに求められるデザイン性や快適性を意識したデザイン案を広く公募します。優れた作品を商品化することで、顧客により身近に国産木材の良さを感じてもらいながら、国内林業の活性化につなげ、持続可能な社会の実現にも貢献していくとしています。

(※1)「結の森」シリーズについて
高知県産のヒノキ合板を利用し、視覚的にも木の温かみを感じながら国産ヒノキ特有の癒やし効果のある香りを楽しめる商品シリーズだといいます。
(※2)デジファブ技術
デジタルファブリケーション技術の略称。デジタルデータをもとに創造物を制作すること。コクヨは2022年10月にデジファブ技術を活用した、木素材を中心とするオリジナルの内装空間やアート、家具を提案するサービスを開始したとしています。

■Wood Wall Art デザインコンテストの主な募集要項

募集内容)
デジタル木材加工機(CNCルーター)「ShopBot」を利用して製作可能なWood Wall Artのデザイン案を募集するといいます。オフィスのエントランス、会議室の壁面を飾るインテリアとしてのWood Wall Artをデザインしてほしいとしています。優れた作品は商品化を検討しますが、通販で購入頂くことを前提としてほしいとしています。

材料)
高知県産ヒノキ合板 12㎜を使用  無塗装

Shop Botについて)
応募サイトに掲載の「ShopBot」の仕様を確認の上、応募のこと

応募点数)
一人1点のみ応募可能

賞と賞金)
最優秀賞 10万円 優秀賞 5万円 カウネット賞 3万円
※賞によっては「該当作品なし」とする場合あり
※最優秀賞の賞金は源泉税、復興特別所得税等の税金を控除した金額を支払う。

応募資格)
資格不問、複数人での応募も可

募集期間)
2023年3月1日~3月31日まで(3月31日24時お申込み分まで有効)

結果発表)
2023年6月上旬予定  コクヨ・カウネットホームページで発表
※入賞者にはメールにて事前連絡。

審査ポイント)
洗練されたデザイン性、他にはないユニークネス、量産化のしやすさ
(デザイン性は高くても加工に手間が掛かるものは選考外)

商品化について)
受賞作品の中から選考の上、商品化を検討。
商品化において、受賞作品のデザインは一部変更を加える可能性あり。

(画像はコクヨ様リリースより)

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