イトーキ、ITOKI DESIGN HOUSE AOYAMAで「THE STAGE by NII- 働く人が躍動する舞台」が開催中

会場構成にSPREADを起用し、DESIGNART TOKYO 2025に出展

2025年10月29日(水)にはプレスプレゼンテーションを開催

イトーキは、2025年秋にオープンする ITOKI DESIGN HOUSE AOYAMAを会場に、オフィスファニチャーブランド「NII(ニー)」によるコンセプチュアルなプレゼンテーション「THE STAGE by NII」を2025年10月31日(金) ~ 11月28日(金)に期間限定で開催しています。

「NII」は「Ingenious design -創意創発するデザイン」をコンセプトに、オフィスを魅力的で活気ある舞台へと昇華させるファニチャーブランドだといいます。国内外で活躍するデザイナーと協業し、品質、快適性、クラフトマンシップに細部までこだわった革新的なコレクションを創り出すとしています。NII が追求する独創的なデザインは、エネルギーとインスピレーションに満ちた場をもたらし、人をつなぎ、思考や協働を促し、挑戦を後押しすることで、新たな価値を生む原動力となるといいます。日本で発表となったファーストラインアップは、イタリア人建築家・ミケーレ・デ・ルッキ氏率いる建築スタジオAMDL CIRCLE(エーエムディーエル・サークル)、NYを拠点に活動するTodd Bracher(トッド・ブレイチャー氏) 、Rodolfo Agrella(ロドルフォ・アグレラ氏))、Jun Aizaki /Crème(相崎 準氏 / クレム)が参画したコレクションとなるとしています。

この度、同社はNIIの創り出す舞台の世界観が体験できる、「THE STAGE by NII」と題した展示を実施。会場構成は、「カラーとコンセプト」を特徴にグラフィックからインスタレーションまで国内外で幅広く活躍するクリエイティブユニットSPREAD(スプレッド)を起用。これまでのオフィスの枠を超え、「仕事」というアクティビティ自体が魅力的なコンテンツとなり、働くことがエンターテイメントになるその舞台をNIIとともにつくったとしています。

PRESENTATION

「THE STAGE by NII」の会場構成は、クリエイティブユニットSPREADとコラボレーション。
これまでのオフィスの枠を超え、「仕事」というアクティビティ自体が魅力的なコンテンツとなり、働くことがエンターテイメントになるその舞台をNIIとともにつくるといいます。
会場には、壁面から天井、床に伸びた黒のラインを起点に広がるストライプと、ところどころに配されたミラー(鏡)によって、従来の視覚的な枠組みを超え、展示空間に新たな解釈や意味を生み出し、来場者の思考を促すといいます。また、そのミラーによる空間の広がりは、オフィスファニチャーに必要な拡張性を表現しているとしています。

デザインコンセプト ”働く”は、エンターテイメントになる。

デザインコンセプト
────”働く”は、エンターテイメントになる。
これは、NIIが実現しようとしている未来の状況であり、それは逆説的に言えば、現在はまだない状況ということでもあります。この勇気あるブランドの船出のため、立ち上げた会場のコンセプトは「Expanding Border」。これまでの“働く”の境界を崩し、新たな領域へ拡張するということ。
ボーダーから図と地が反転して見えてくる構造のNIIのロゴからインスピレーションを得て空間を構成し、ボーダーを出発点に領域を拡張したビジュアライズを行い、そのビジュアルから空間を実在化しました。
鏡が点在する舞台上でNIIのプロダクトが多角的に映り、オフィス家具としての拡張性を想像させます。

SPREAD(スプレッド)

SPREAD(スプレッド)
山田春奈氏と小林弘和氏によるクリエイティブ ・ ユニット。長い時間軸で環境を捉えるランドスケープデザインの思考と鮮烈な印象を視覚に伝えるグラフィックデザインの手法を融合させ、あらゆる記憶を取り込み「SPREAD= 広げる」クリエイティブを行う。生活の記録をストライプ模様で表す「Life Stripe」、すべて異なる色のグラデーションを空間に配置した 「Much Peace, Loveand Joy」 など、 色の表現を追求した作品をミラノ、 バーゼル、 マイアミ、 シンガポール、 東京など国内外で展開。 主な仕事に「国立新美術館開館 10 周年」記念ビジュアル、ジャパン・ハウス ロンドン「The Carpenters’ Line」展、JR 東日本「Yamanote Line Museum」、工場見学イベント「燕三条 工場の祭典」、バーバリー 「The Burberry Trench」、 花王「est」など。Red Dot Design Award にて 2 年連続のグランプリなど受
賞歴多数。作品集「SPREAD by SPREAD」(青幻舎)刊行。

EXHIBITION OUTLINE

EXHIBITION OUTLINE
THE STAGE by NII
会期: 10月 31 日(金)~ 11 月 28 日(金)
日時: 2025 年 10 月 31 日 ( 金 ) ~ 11 月 9 日 ( 日 ) 迄 11:00 ~ 18:00(無休)以降
10:00 - 17:00(土・日・祝日 休業)
会場: ITOKI DESIGN HOUSE AOYAMA
東京都港区北青山1丁目2-3 青山ビル 1F

2025年10 月 29 日 ( 水 )にはプレスプレゼンテーションを実施

2025年10 月 29 日 ( 水 )にはプレスプレゼンテーションを実施しました。

プレスプレゼンテーション開催の様子


プレスプレゼンテーションでは、AMDL CIRCLE より世界的な建築家(イトーキ)でありAMDL CIRCLE創設者のミケーレ・デ・ルッキ氏とAMDL CIRCLE副社長のダヴィデ・アンジェリ氏が来日。 PIGNA および、彼らの建築にも用いられる shingles についての紹介などを行いました。
イトーキからは、執行役員 チーフクリエイティブディレクターNIIクリエイティブディレクターの田幸 宏崇氏と商品開発本部 プロダクト開発統括部 商品企画部 グローバル1チームリーダーの皆内 章吾氏が出席。
また、会場構成を担当したクリエイティブユニットSPREADの小林 弘和氏と山田 春奈氏が紹介されました。

NII Brand Story 「仕事はエンターテインメントとなり、オフィスはそのステージとなる」

最初に田幸氏が
「About NII/Development Background (NIIについて/PIGNAの開発背景)」として、NII Brand Storyを紹介しました。


NII Brand Story
「いま、働く人にとって働く場所には多様な選択肢があり、それは家であり、カフェであり、ホテルであり、旅先でも働くことが可能です。
オフィスへの回帰が叫ばれる中、オフィスをカフェや自宅の延長、代替え空間と捉えることでの反作用かもしれません。オフィスは、よりアクティブでインスピレーションに満ち、人を引き付ける吸引力ある空間であるべき。そして、「仕事」というアクティビティ自体が魅力的なコンテンツとなり、それを目的に人が集まり、コミュニティが広がり、刺激し合う、映画や音楽、ゲームやスポーツといったコンテンツを中心に人々が集う「エンターテインメント」に近いのでは。
「仕事はエンターテインメントとなり、オフィスはそのステージとなる」
これが、私たちが目指すビジョンです。
そんなオフィスを実現するために生まれたブランド、それがNIIです。」
としました。

Brand Communication NIIは、オフィスを魅力的で活気ある舞台へと昇華させる

また、Brand Communicationとして
「NIIは、オフィスを魅力的で活気ある舞台へと昇華させる
オフィスファニチャーブランドです。
グローバルに活躍するデザイナーと協業し、品質、快適性、
クラフトマンシップに細部までこだわった革新的なコレクションを創り出します。
ブランドコンセプト「Ingenious design」を体現する独創的なデザインは、
エネルギーとインスピレーションに満ちた場をもたらし、人をつなぎ、
思考や協働を促し、挑戦を後押しすることで、新たな価値を生む原動力となります。

NIIは、働く人が躍動する舞台をつくります。」
としました。

次に、Brand Logoと「BITMAP」「CONNEXA」「PIGNA」「PARLAMENTO」の
「Design Collectionを紹介しました。

PRODUCTS

NIIのプロダクトは、オフィス・共用空間において目を惹く独創的で突出したアイコニックデザインと、使う人の想像力を喚起する拡張性、自然とコミュニケーションを誘発する仕掛けなどを特徴とし、さまざまなワークシーンにフレキシブルに順応するモデュールファニチャーが揃うといいます。

BITMAP

大小サイズの異なるブロックが一つのエッジでつながり、独特なたたずまいを生み出すソファだといいます。
小さなブロックがまるで浮いているかのような驚きをもたらすといいます。 その上面は簡易のテーブル、肘置き、背もたれとしても活用でき、さらには腰掛ける ことも可能で、どの方向からもアプローチできるとしています。1モデュールでありながら、 それぞれを交差するように組み合わせて配置することで、平行、対面、斜めなど あらゆる方向でのコミュニケーションを可能にするとしています。
Design:Todd Bracher(トッド・ブレイチャー氏)

PIGNA

同製品は、隙間が光や風を通し、視線をほどよく遮る鱗状のパネルが特徴的な、ディバイダーとソファの2つのスタイルを備えた家具だといいます。周囲が見渡せる高さのロータイプとちょうどいいこもり感のミドルタイプ、空間をゆるやかに仕切るハイタイプ(ディバイダーのみ)の 3 種から、プライバシーレベルに合わせた高さを選択できるとしています。ソファの座面は一般的なものより広く、ゆったりと座れるといいます。外の空間とのつながりと内側のプライベート感、両方を維持しながらコミュニケーションを促すとしています。外の空間とのつながりと中のプライベート感、両方を維持しながらコミュニケーションを促すとしています。
Design:AMDL CIRCLE(エーエムディーエル・サークル)

CONNEXA

骨格を思わせるフレームがガラスの天板を点で支えている、有機的な構造が特徴のテーブルだといいます。4種のガラス天板と5種のフレームから選べ、シンプルながら組み合わせや拡張が可能だとしています。独立させたとき、連結させたときでまた違った場を生み出すといいます。自然と植物、生物のすがたを想起させつつも、さりげないたたずまいは、人の心を開き、自然と会話を生み出すとしています。
Design:Rodolfo Agrella(ロドルフォ・アグレラ氏)

PARLAMENTO

4つの高さが異なるユニットによって、多様な個が交わる空間をつくるモデュール家具だといいます。水の波紋を思わせるローソファ/ハイソファ、そしてローテーブル/ハイテーブルからなるユニットは、人間工学的な知見から、空間のどの位置にいてもフラットに情報を共有できるよう設計されているとしています。フレキシブルな組み合わせで、ボードルームはもちろん、ホスピタリティが重視されるレセプションやコミュニケーションエリアにも対応し、一体感のある空間を演出するとしています。
Design: Jun Aizaki(相崎準氏)

Introducing the idea of “Walls Without Walls” 見えない境界を持つ空間

続いて、
「Introducing the idea of “Walls Without Walls” 見えない境界を持つ空間」をテーマに
イタリア人建築家で建築スタジオAMDL CIRCLE(エーエムディーエル・サークル)の創設者であるミケーレ・デ・ルッキ氏(Michele De Lucchi、Founder、AMDL CIRCLE)が講演を行いました。

講演を行うミケーレ・デ・ルッキ氏(右側)

Shinglesについて

引き続き
“Shingles” ShinglesについてAMDL CIRCLE副社長 のダヴィデ・アンジェリ氏(Davide Angeli, Deputy Managing Directora)が説明を行いました。

説明を行うダヴィデ・アンジェリ氏(左)

製品化までのストーリー

さらに引き続いて
ダヴィデ・アンジェリ氏とイトーキの皆内氏による
「The Story Behind Product Development 製品化までのストーリー」トークセッションが行われました。

説明を行う商品開発本部 プロダクト開発統括部 商品企画部 グローバル1チームリーダーの皆内 章吾氏

内容は、

意匠と強度の実現

隠された構造体による、意匠と強度の両立
    露出した横フレームに対し、縦の構造は意匠材であるShinglesに内包。見せない設計によって、強度と美しさの両立を実現しているとしているといいます。

ユニット設計

アートピースのような製品を工業製品化するための工夫
極限までシンプルに構成されたユニット設計
   一見複雑に見えるパネルは、左・中・右という3つのユニットから成る、明快でシンプルな構成。直感的に理解できるシステムとしてデザインされているとしています。

ソファ形状のこだわり

など。

その後、質疑応答やフォトセッションなどが行われ、また、プレスプレビューなどが行われました。


THE STAGE by NII は、2025年11月28日(金)まで、東京都港区北青山1丁目2-3 青山ビル 1FのITOKI DESIGN HOUSE AOYAMAで開催されています。

EXHIBITION OUTLINE

THE STAGE by NII
会期: 10月 31 日(金)~ 11 月 28 日(金)
日時: 2025 年 10 月 31 日 ( 金 ) ~ 11 月 9 日 ( 日 ) 迄 11:00 ~ 18:00(無休)以降
10:00 - 17:00(土・日・祝日 休業)
会場: ITOKI DESIGN HOUSE AOYAMA
東京都港区北青山1丁目2-3 青山ビル 1F

(画像は一部イトーキ様より頂戴しました)

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