NOPA、第38回日経ニューオフィス賞の表彰式を開催

経済産業大臣賞はボッシュ・グループ本社オフィスが受賞

(一社)ニューオフィス推進協会(NOPA)は2025年9月4日(木)、東京都千代田区大手町の日本経済新聞社東京本社ビルで、第38回日経ニューオフィス賞表彰式を開催しました。

第38回日経ニューオフィス賞表彰式開催の様子

日経ニューオフィス賞は、経済産業省、日本商工会議所の後援を得て、1988年から一般社団法人ニューオフィス推進協会と日本経済新聞社との共催で毎年実施している顕彰事業だといいます。ニューオフィスづくりの普及・促進を図ることを目的に、創意と工夫を凝らしたオフィスを表彰する制度だとしています。

主催者挨拶

表彰式では、主催者挨拶を日本経済新聞社 常務執行役員メディアビジネス担当の隅 浩一郎 氏が行い、受賞者とその関係者にお祝いの言葉を述べた後、
「この日経ニューオフィス賞は一般社団法人ニューオフィス推進協会との共同主催という形でおかげさまで今回38回目を迎えることができました。これも一重に各団体・企業の皆様のご協力と協会をはじめとする関係者の皆様のご尽力によるものと心から御礼を申し上げます。本年も全国各地から148件の応募をいただきました。

主催者挨拶を行う日本経済新聞社 常務執行役員メディアビジネス担当の隅 浩一郎 氏


応募案件はいずれも機能性、快適性また創造性といった点で優れたオフィスばかりでございましたけれども、本年は特長としましてまずはコミュニケーションを創発するオフィスづくりといえることがいえるのではないかと思っております。従業員はもとより取引先また地域住民の方々との自然な交流を促す。それを意図とした設計が施された案件がたくさん見受けられました。
もう一点はオフィスのアジャイル化かと思います。今朝の日経朝刊の方に掲載していますけれども、三栖会長と古谷審査委員長との対談でも指摘されておりました。昨今のチームをベースとした組織活動のたゆまない変化に臨機応変に対応するオフィス空間というものが非常に目立ったというふうに思っております。
このような働き方の変化に応じてオフィスの世界も新たなフェーズに踏み出しているということを実感した次第でございます。
今回審査員の先生方の厳然たる審査を経て受賞された企業の皆様にはあらためて心からお祝を申し上げます。また今後とも本賞の推進にご協力・ご支援を賜りたく何卒よろしくお願い申し上げます」などと述べました。

三栖会長の挨拶

続いて、同じく主催者である
ニューオフィス推進協会会長の三栖 邦博 氏が主催者挨拶を行い、
「日経ニューオフィス賞の表彰事業は経済産業省と日本商工会議所のご支援をいただき、日本経済新聞社と私どもニューオフィス推進協会の主催により実施しているものでございます。おかげをもちまして本日で38回目を迎えることができました。

主催者挨拶を行う三栖会長


日経ニューオフィス賞の目的は創意と工夫に溢れ、特に優れた先進的なオフィスを顕彰し、具体的模範事例として広く公表することを通じて、我が国のニューオフィスづくりの普及促進を図ることでございます。本日受賞されるオフィスはまさに模範となるオフィスであると思います。このようなオフィスをつくられた皆様方の高いご見識と熱意に心より経緯を表させていただきます。また、応募オフィスの審査に当たられた古谷審査委員長をはじめ、全国および各ブロックの審査員の先生方には大変勢力的にご協力頂き誠にありがとうございました。現地審査にご協力いただきました応募企業の皆様にもこの場をお借りして厚く御礼申し上げます。
先ほどもありましたけれども今回は全国で例年を上回る148件の応募がございました。地域別の応募数としては、昨年比で関東甲信越が減少した一方で、九州沖縄および近畿が増加し、なかでも近畿は昨年の5割増しの応募がございました。応募数全体として、オフィスの規模、自社ビルであるかテナントビルであるか、あるいは研究開発施設や庁舎など、それぞれに違いはあるものの機能面での先進性はもとより空間的な魅力やデザイン品質においてもレベルの高い優れたオフィスは数多く見られます。

サード・ワークプレイス推進賞設置の理由

既にご存知のように今回よりサード・ワークプレイス推進賞を新たに設けることといたしました。利用者自らの従来の自社オフィスとは別に、オフィス提供事業者が事業者向けにつくるオフィスを対象とするものでございます。近年、第1の居場所としての自宅、第2の居場所としての職場に加え第3の居場所の重要性が指摘されるなか、シェアオフィスやコワーキングスペースなどが第3の働く場、すなわちサード・ワークプレイスとして既に多くの企業に認識され利用されるようになっております。加えてオープンイノベーションが企業活動に不可欠な時代になり、社外や異業種あるいは地域社会との交流が重視されるなど、多様な人々が集まり新しい価値観であるサード・ワークプレイスがアフターコロナのハイブリッド型ワークスタイルの定着とともに、働く場としての存在感を増しております。初回となる本年は、全国で9件の応募がございました。

オフィスの在りようが変化

さて、例年現地審査でオフィスを見せていただきますが、社外や地域社会とのつながりを重視することがオフィスの在りようを変えてきているように感じました。
1つは従来社員の執務エリアとは壁で劃されエントランス近くに制限された来客エリアがいまやカフェカウンターのあるワークラウンジなど見通しの良いオープンなつくりに様変わりをしてきております。加えて顧客やビジネスパートナーなどの来客が入ってきているエリアが執務エリアへますます広がっていく傾向が見られます。来客エリアの拡大とオープン化と併せて社員同士の利用と併用するなどオフィス全体が社内と社外をつなぐオープンイノベーションを育む場へと変わってきている。また、多目的広場のようなオープンなイベント空間を執務エリアと一体的に設ける例が多くでてきています。セミナーやプレゼンテーション、ワークショップなど多様な使い勝手に即座に対応できるよう空間も設えもアジャイルなつくりが展開されております。同時に交流や共創のきっかけとなる様々なイベントを仕掛けて社内外をつなげオープンイノベーションを支援するコミュニティマネージャーの存在。その果たす役割の重要性も認識いたしました。

オフィス内の回遊性を重視

オフィス内の回遊性を重視した例も多く見られました。歩き回る人はじっと座っている人よりも仕事のパフォーマンスが高いという研究もございます。フリーアドレスもABWも場所を移動することで初めて意味を持ち、移動は新たな出会いや交流の機会をつくり、人と人とをつなぐ仕掛けでもあります。自然の交差を生みやすいジグザグな動線、五感を刺激するアートワークも豊かな魅力が配された動線など、回遊を促し回遊を楽しめる多様な取り組みが目につきました。
さて私どもニューオフィス推進協会はクリエイティブ・オフィスの普及と日経ニューオフィス賞の推進を図ってまいると同時にオフィスづくりに関わる方々のコミュニケーションハブとしての機能強化を図ってまいる所存でございます。今後ともニューオフィス推進協会の事業に皆様方の引き続いてのご支援・ご協力を切にお願い申し上げます。
結びにあたり、本日受賞されるオフィスが模範となって、我が国のオフィスづくりが一層充実し、活性化されることを祈念し、同時に本日ご列席の皆様方のますますのご発展、ご健勝を心よりご祈念申し上げ本日の挨拶とさせていただきます」などと述べました。

後援代表挨拶

続いて
後援代表挨拶を経済産業省 製造産業局審議官(製造産業局担当)の畑田 浩之 氏が行い
「はじめに経済産業大臣賞を受賞されましたボッシュ・グループ本社オフィス様をはじめとしまして合計22社の受賞企業の皆様に心からお祝いを申し上げたいと思います。またこの歴史ある日経ニューオフィス賞の運営にご尽力いただいていますニューオフィス推進協会そして日本経済新聞社の皆様にもお礼を申し上げたいと思います。

後援代表挨拶を行う経済産業省 製造産業局審議官(製造産業局担当)の畑田 浩之 氏


新型コロナウイルスの感染拡大が収まりまして人の動きも以前のように活発になることでオフィスに出社する職員が増えてきたというのも最近の状況でございまして、これに加えましてコロナ流行前からのワーク・ライフバランスの見直しですとかあるいは多様な働き方が色々な要因で進んでいたところですので、快適さとか機能性、こういうことを保有する新しいオフィスが色々なところで数多く生まれているということが今の状況だと思います。今年この賞に応募をいただきましたオフィスは快適かつ技能的なワークプレイスいうことで各社様々なコンセプトのもとでIT、DXの活用、また、環境、社会貢献への取り組み、そういったことだけでなく、さらに働きやすさ、さらに人と人とのコミュニケーションの重要さということにも重きを置いた応募が多かったという印象を受けております。レベルの高い応募をたくさんいただいたことに感謝を申し上げたいと思います。

サード・ワークプレイス普及促進しオープンイノベーションを通じて経済活性化

さらにこのアフターコロナ時代の潮流も踏まえまして、今年から新たな審査対象としてサード・ワークプレイス部門が創設されまして、今回はこのオープンイノベーション促進に向けて多種多様な人材が交流しやすいという場所を設けるなど新しい工夫が凝らされたオフィスから応募をいただいております。このサード・ワークプレイス部門について、こういうことが新しく生まれることによって良質なサード・ワークプレイスの普及促進。またこういうことを通じてオープンイノベーションを通じた経済活性化ということに繋がっていくことに期待をしております。
様々な働き方が生まれました現在では新しいオフィスのあり方が常に問われていますけれども、今回受賞された企業の皆様のオフィスには働き方とオフィスのあり方をこれを通じて各種の様々な課題への回答とするそういうおすすめが多く詰まっているなということを感じさせてもらうところでして、本日受賞された皆様のオフィスがお手本となりまして、その他の多くの企業の今後のオフィスづくりに波及していくことを強く願っております。

アメリカの関税の問題について言及

ところで、日本経済の生産性は新しい工夫の詰まったこういうオフィスでどんどん向上していくことは確信しているわけですけれども、ちょっと話がそれるようで恐縮ですが、今日本経済において最大の関心事の一つともいえるアメリカの関税の問題について一言だけこの時間をお借りして少しだけご説明させて頂きます。
7月に関税率を15%以上の品目には追加関税が課されない、また、15%未満の品目については一律15%となる。そういう旨で日米間で合意がなされております。本件については交渉で合意した内容とは異なる形で15%が上乗せでそのまま課税することなど、一部混乱が生じているというのが実態ですけれども、日本政府としてはケーパブルに対して相互関税に関する大統領令の修正を今強く申し上げている状況でございます。
また経済産業省では米国関税対策本部を立ち上げまして短期の支援策として各業界における影響の把握とその上で全国1000カ所の特別相談窓口の設置、また中小企業向けの資金繰りの支援などに取り組んでおります。引き続き日本の産業や雇用を守るために必要となる支援に全力を尽くしてまいります」などと述べました。

審査委員の紹介

続いて
審査委員の紹介が行われました。紹介された審査委員は以下のとおりです。(紹介順)

審査委員長
古谷 誠章氏  (建築家・早稲田大学栄誉フェロー)
審査委員
岡田 謙一氏  (慶應義塾大学 名誉教授)
木川田 一榮氏 (大阪大学 大学院 国際公共政策研究科 客員教授)
中田 重克氏  (公益社団法人 日本インテリアデザイナー協会)
仲 隆介氏   (NAKA Lab.代表・京都工芸繊維大学 名誉教授)
伊藤 裕美氏  (経済産業省 製造産業局 生活製品課 企画官)
小室淑恵氏  株式会社ワーク・ライフバランス代表取締役社長
林 さや香氏  (日本経済新聞社 編集 ビジネス報道ユニット 消費サービスグループ長)
三栖 邦博氏  (一般社団法人ニューオフィス推進協会 会長)
中村 義人氏  (公認会計士)(懇親パーティーから出席)
平手 小太郎氏 (東京大学 名誉教授) (当日は欠席)
平野 哲行氏  (株式会社平野デザイン設計 代表取締役社長)(当日は欠席)

古谷審査委員長の講評

講評を審査委員長の建築家・早稲田大学栄誉フェローの古谷誠章氏が行い
「今年は審査に少し変わったところがございまして、今まで地方ブロックの審査というのは地方のブロックで審査してくださった審査委員長の先生が講評動画をお送りいただいてその動画に基づいて私どもで審査をするという形式だったのですが、今年はその地方ブロックの審査委員長の先生方にもオンラインで登場していただきまして、審査会ではその審議のやり取りをさせて頂いて本当に多くの方にご苦労おかけしてこの審査が完了致しました。改めて御礼を申し上げます。
全体を振り返ってみましてこの何年かずっと審査を続けていったなかで今年少し特徴といいますか変化を感じた点がまずございます。

講評を行う古谷審査委員長

その企業だからこその個性的でユニークなオフィスプロダクト

これまでコロナ禍のこともございまして、それからどのように回復していくかというこということが大きなテーマになっておりました。そこにはいくつか本当に模範的な解答というかこれは素晴らしいアイデアだなといって汎用的なアイデアがさまざまにありまして、今年になりましたらもはやそれも上手にあの取り入れられたりしているオフィスがたくさんあったのですけど、今年感じた変化というのは、それぞれの企業オフィスがその企業だからこそ、あるいはその立地だからこそできる、あるいはこの業態だからこそあり得る、というようにそれぞれのオフィスがあるべきその可能性、これに真正面から取り組まれて、そのなかから他にないユニークな解決方法を、特にその会社の若手の社員やスタッフの皆様が総力を結集してそのアイデアを練り上げた、そういったまあいわば一つひとつが全く違う、個性的でユニークなオフィスプロダクトが今年改めて感じたところでございます。ですから先ほど来、模範としてなかなか簡単にほかの会社では取り入れられないようなアイデアもあるのですけれど、ここから先やはり企業が多様な個性を持ってそれにふさわしいオフィスをつくり上げていくというその姿勢そのものは本当に模範として多くの会社がこれからも取り組まれるのではないかというふうに思っております。

ボッシュ・グループ本社オフィスの講評

今年経済産業大臣賞を受賞されましたボッシュ・グループの本社オフィスでございます。
私もあの現地審査に立ち会わせていただきましたが、もうここにもいくつもの驚きがございます。まず一つは逆にあの公民連携ということで、官の側と民の側が今後上手に連携してつくるプロジェクトというのは、ここまで少なくはないわけなのですが、こんなにみごとに完成してうまくマッチングしているというのは、極めて驚きでありました。横浜市のホールと本社オフィスとがあるわけなのですが、その証拠が本社オフィスの1階にありますカフェ。これがメインエントランスのエントランスロビーの近くにあるのですが、これがたいへん賑わっていて、その地域の皆さんが必要べからざるものとして日常生活の中に取り込まれて楽しまれていた。本当にそういう地域のコミュニティに根づいた本社だなということを感じました。その次にこれも近年の傾向としてバイオフィリックデザインと申しまして、たくさんの緑や植物が取り入れられているオフィスがたくさんあるのですけれど、これまで正直いいますと、取り入れられているようだけれど、そういうものがなくはなかったのですが、これは見事に本物の緑だけでてきていてしかもちょっとやそっとではない、非常に大胆に大掛かりに取り込まれている。これも大変印象的なものでございました。驚いた3つ目が、この本社オフィスの中に大きな象徴的な吹き抜け空間があって、その中に様々なスタッフの方々が相互に触発し合いながら仕事をされる様子それだけでもあの感銘を受けたんですけれど、本社内の随所にボッシュ・グループが、長い歴史の中でいろいろな製品を生み出されておりますが、それが上手にそこかしこに展示されておりまして、これが自分がこの会社に入って良かったなみたいなことをなんとなく感じられるような、愛着を持てるような、そういったものがさりげなく陳列されているのです。これは物が物だけにマニアックでありまして、これが皆さんの仕事場の一画にある事の意義、それからその企業に対する愛着というようなものに繋がっているなあというものが見て取れる。訪問させていただいて大変楽しい瞬間でございました。

小松ウオール 101 TOKYO SHOWROOM OFFICEの講評

クリエイティブ・オフィス賞を受賞されたオフィスが3つございます。そのうち2つ私も直接伺ってまいりました。
1つは小松ウオールの東京ショールームオフィスというものでございます。
これ何かショールームの中で皆さん働かれているという、やらせじゃないかみたいな感じなのですがショールームの中で皆さん本当にそこをワークプレイスとして使われているという。これなんかもですね小松ウオールさんの場合には商品がパーティションとかで、だからこそできることで、これほかの企業がショールームの中で仕事しようというのならやらせともいえるのでしょうけれども、小松ウオールさんならではの、自社製品をディスプレイしながら同時にそれをどういうふうに使いこなしているかという要素もあの自らがこれは見世物としてではなくて自らも使われている姿がショールームになっている。これもちょっと他では真似のできないものではあるのですけど、そういう仕事の内容があるからこそできる、可能なオフィス、新しいオフィスでして、これも大変楽しく拝見いたしました。

中野区役所の講評

中野区役所さんはもちろん区役所ですから公共庁舎なのですが、驚いたのがコロンブスの卵という言葉がありますが、普通庁舎だと真ん中に通路があって両側に執務フロアがあって壁際に偉い方が座っているのが庁舎の典型的なパターンですが、私は職業柄真ん中の通路を行ってそして担当官のところで御相談することがよくあるのですけれども、あの真ん中の通路を歩くたびに常に両側から見られていて競りにかけられた牛みたいな気分になるのですね。これを破壊されましてこれをまるで90回転させてそして一番端のエレベーターのところから用のある利用者は一番端っこのカウンターに行くのです。そんなに幅がないわけです。そこでほとんどすべてのことが済むようになっている。その奥行きの深い人、カウンターに接する頻度の少ない人が遠いところで執務されているわけなのですが、その向こうにあるもう1つの縦動線、垂直の方は専ら職員専用になりますので、職員専用のコアと来庁者のコアが二つに分かれているという、まあいわれてみればそんなことができるねっていうアイデアなのですけれど、まさにコロンブスの卵的な発想かなと思ったのですがそれが大変うまくいっておりまして、そういう状態を拝見しました。これも多分類例に倣ってそれをコピーするというよりは本当に独自に一生懸命それを開発されたものというふうに感じたところです。

パーソルキャリア 麻布台本社オフィスの講評

もう一つのクリエイティブ・オフィス賞のパーソルキャリア 麻布台本社オフィスには私がお伺いできず大変申し訳ないんですが、伺うところによると、木目が大胆で魅力的な構成でもありますし、普通のオフィスではちょっと考えられないかなり躍動的で魅力に満ちたオフィス空間であることを伺いました。

エア・ウォーターの森イノベーションハブの講評

さらに今年は先ほど来ご紹介のありましたサード・ワークプレイスその推進賞が設定されまして、このうちの受賞された札幌のエア・ウォーターの森イノベーションハブというものを私拝見しに伺いました。これはあの先ほど来ご説明にあった、これまでのオフィス賞の応募の母体はそのオフィスを所有されている企業なり実際使われている企業のみなさんが応募するのに対して、これはそのオフィス空間を提供している事業者の方が応募できるという今までになかったカテゴリーのオフィスでございます。その中に大きな可能性があって、やはりなんとか会社の本社とかなんとかではないわけですけれども、その地域でそういうワークプレイスを必要とされている方々にそれを提供するサービス業態ということなのですけれど、同時にそれはその地域の方々のある種の交流のハブみたいなものになってきて、それをこのユーザーとして登録利用される方だけではなくて、いつ誰が来てもいいようなスペースも提供されているし、また一方ではそこにも豊富な屋上の緑化とかいろんな緑があしらわれている。これが潤いを与えているのですけど、それをメンテナンスされている方は近所のボランティアの方々が手入れをしたいといってくださってそこに加わっておられて、そういう人たちの人の輪ができているという、これワークプレイスのこういったバックプレイスで、高齢者、地域住民の方々にとっての一種の福祉的なケアにもなっている大変色々な意味で考えさせられるものでございました。そのようなことに取り組まれているということで今回サード・ワークプレイスを顕彰できたと自画自賛のようですが、大変有意義であったのではないかというふうに思っています。今後もこのように受賞を目指してくださる方に新しいオフィスをよいものにして行きたいというふうに考えて審査員を代表して御礼を申し上げて、そしてまた皆さんに心からおめでとうございますと申し上げ私の講評とさせていただきます」などと述べました。

表彰

その後表彰が行われ、ニューオフィス推進賞16件(うち、経済産業大臣賞1件、クリエイティブ・オフィス賞3件)、サード・ワークプレイス推進賞2件、サード・ワークプレイス奨励賞1件、関東ニューオフィス奨励賞3件がそれぞれ紹介され表彰されました。
表彰されたオフィスは以下のとおりです。(表彰順)

経済産業大臣賞表彰の様子

ニューオフィス推進賞

ボッシュ・グループ本社オフィス 【神奈川県横浜市】<経済産業大臣賞>
小松ウオール 101 TOKYO SHOWROOM OFFICE 【東京都 千代田区】<クリエイティブ・オフィス賞>
中野区役所 【東京都中野区】<クリエイティブ・オフィス賞>
パーソルキャリア 麻布台本社オフィス 【東京都港区】<クリエイティブ・オフィス賞>
アビームコンサルティング本社オフィス 【 東京都中央区】
JR西日本 鉄道本部新大阪オフィス 【大阪府大阪市】
シックスハンドレッドホールディングス 神田ブリッジ 【東京都千代田区】
清水建設名古屋支店オフィス 【愛知県名古屋市】
住友化学 Innovation Center MEGURU 【千葉県袖ケ浦市】
大成建設 新コモンプレイス ROCKai 【東京都新宿区】
戸田建設オフィス TODA CREATIVE LAB  【東京都中央区】
Toyota Technical Center Shimoyama 車両開発棟・来客棟 【愛知県豊田市】
日東電工尾道事業所グランドテラス  【広島県尾道市】
パナソニック インフォメーションシステムズ 大阪本社オフィス 【大阪府大阪市】
三井ホームグループ MOCXCOM  【東京都江東区】
安井建築設計事務所 東京事務所 美土代クリエイティブ特区 【東京都千代田区】

サード・ワークプレイス推進賞

エア・ウォーターの森イノベーションハブ 【北海道札幌市】
STATION Ai 【 愛知県名古屋市】

サード・ワークプレイス奨励賞

ワークスタイリング東京ミッドタウン八重洲 【東京都中央区】

関東ニューオフィス奨励賞

朝日新聞 東京本社 本館4-7階 【東京都 中央区】
東急Re・デザイン スペースパートナー事業本部オフィス WORK ARENA YŌGA【東京都世田谷区】
メルク東京本社オフィス 【東京都港区】

経済産業大臣賞を受賞したボッシュ・グループ本社オフィスに関しては以下のように紹介されました。
モビリティ、産業機器、ビルディングテクノロジーなどの分野で革新的な製品とサービスを提供するボッシュは、110年以上の日本での歴史を持ち、ソフト・ハード両面の開発力で、持続可能な社会の実現に貢献している。ボッシュ・グループ本社オフィスは、日本本社と研究開発機能2千名のオフィス構築に関わる7年にわたるプロジェクト。「緑豊かな自然とつながるワークプレイス」「グラデーショナルなワークプレイス」をオフィスコンセプトに、自然との調和と柔軟な働き方を融合させたワークプレイスを構築した。「大地に立つ大樹と空」をモチーフにフロアを上がるごとにアースカラーからスカイブルーへとグラデーションが広がり、フロアごとに意匠が変わる、緑や光、風といった自然要素が階調として配置されている。オフィスの回遊性、アクティビティ・ベースド・ワーキングとしての執務環境と迅速な意思決定を想起するオフィスゾーニングはエンジニアファーストの思想を体現しており、また公民連携プロジェクトとして機能施設群の一体開発、ディテールデザインまで横浜市と連携しており、地域貢献にも関わっている。

企業・団体名:ボッシュ株式会社
所在地:神奈川県横浜市都筑区中川中央1-9-32
オフィスの種類及び建物区分:本社、研究所/自社ビル/新築
オフィスの延床面積:42703m2
オフィスの従業員数:2000人
業種:自動車・自動車部品
使用開始時期:2024年4月

受賞オフィス代表挨拶

受賞オフィス代表挨拶をボッシュ株式会社 取締役副社長 西村 直史 氏が行い
「当社が栄えあるニューオフィス推進賞経済産業大臣賞ということで大変にうれしく光栄に思っております。どれぐらいうれしいかと申し上げますと、当社の社長はフランス人でメッカ―と申しまして身長190㎝の大きなナイスガイでございますが、電話会議をしていましたのが突然叫び出しまして、それも電話から出てくるのではないかというような勢いで、何が起こったのかと思いましたら今回の受賞の内示をいただいたタイミングでございました。

受賞オフィス代表挨拶を行うボッシュ株式会社 取締役副社長 西村 直史 氏

フュージョンプロジェクト

私どもボッシュと致しましては、今年で日本進出114年を迎える会社でございますが実は弊社フュージョンと呼んでいるプロジェクトで人、場所、テクノロジーを融合する多様性を最大限発揮するコンセプトということでこの新本社のプロジェクトを進めてまいりました。114年を振り返る中で実は1990年に横浜市都筑区に初めてのテクニカルセンターを設けております。私はたまたまそこの初期メンバーであったのですけれども、実は弊社の社長メッカ―もその時のメンバーでその時のことを知っているものであります。その時都筑区というのは、私どものテクニカルセンターがございまして周りは梨畑、というようなところで1990年代から町の発展をつぶさに見ながら、私どもでも地域貢献ということに重きを置いて、実際頑張ってまいりました。その地域貢献の新たなかたちというのが今回のフュージョンプロジェクトというふうに考えておりまして、センター北、同じ都筑区ということで今回は公民プロジェクトをやらせていただくにあたってそれまでの長い私共地域貢献や日本への貢献というものを組み込みいただいたのかなということで非常に大変光栄に思っております。そのような受賞でございました。

新本社が日本へのコミットメント

弊社社長メッカ―は、よくこの新本社が日本へのコミットメントだというふうに語っております。コミットメントということで私ども今まで複数の拠点に分散していた環境を集約致しましてワンボッシュということ、新しいワークプレイスをつくるということを具現化したのがプロジェクトでございます。

人の賑わいを創出

もう何度もご紹介いただいておりますけれどもユニポイントといたしまして、まず1点目というのはTPPと呼んでいるのですが、公民のプロジェクトでやはり建物ということ。ボッシュホールと呼ばせていただいております区民会館。それから弊社の本社。ハードウェアをしっかり考えて、人の賑わいを創出するということ。これは私どもボッシュ・グループはドイツが本社で従業員40万人で16兆円の売上規模がございますが世界で初めてのプロジェクトでございます。初めて日本でやらせていただく。これハードというところが非常に大きな挑戦でございました。この挑戦を支えた人間が今目の前におりますが、非常にうれしく思っております。

ボッシュフォーラムつづき

2点目ですけれどもそのハードウェアを私ども器(うつわ)として考えております。この器を活かすために、もしくは中に入れるソフトウエアもしくはこれは人でございます。人をどういうふうに融合させていくか。それから地域への貢献、賑わいをどのようにつくっていくかということで、私どもボッシュホールでは地域の要望を取り入れたホールや練習室、それからギャラリーみたいなものがあったり、あとボッシュカフェと呼んでいるカフェを解放して地域の皆様にお集まりいただける。そういった活動を行いながら横浜市様との包括連携協定ということでボッシュフォーラムつづきというものをやらせていただいて、ソフトウエアとしっかりやっていこうという意気込みで考えております。

インスパイアリングワーキングコンディションとバーティカルコネクション

この、人を大切にして人材育成するワークプレイスとしての新本社の立ち位置でございまして、働く場をアジャイルに選択できる仕掛けということで、ボッシュ独自でございますインスパイアリングワーキングコンディションいうボッシュのフロアマネジメント、移動がしやすい移動ができるというものを備えたデザインを行いました。また、バーティカルコネクションということでフロアごとに分断されない、バーティカルに繋いだ部分というのを考えてバーティカルコネクションというのを設計をさせていただきました。そういうところも皆様にご評価いただいた本日のお話なのかなと思っております。
改めてですけれどもこのプロジェクトは2000名の弊社の社員それからドイツの本社、横浜市都筑区の皆様をはじめとした多くのの関係者が力を合わせた結果、フュージョンの精神で成し遂げたものだというに思っております。

公民連携と地域貢献

また、ドイツにおります旧社長のメーダ―が非常に強いリーダーシップを発揮致しまして目の前におります下山田それからチームの皆さんとともに前に進めていく。このリーダーシップをしっかり持った私ども本社のメンバーをしっかり繋いでやらせていただきました。この経済産業大臣賞という栄誉を頂いて、グローバルで初めてとなる公民連携を含む私どもの挑戦もしくは地域貢献、歴史への評価でいただいたものだと思っております。ただこれはオフィスという器がいただいたものではなくて、この器を通じて私どものメンバー、人間が地域とともに挑戦し続けてきた、これからも挑戦し続けるその歩みへの期待をこめたものというふうに受け止めたいと思っております。
あらためてでございますけれども、あのオフィスを輝かせるのは人の仕事であります。ボッシュという会社が日本で素晴らしい会社と認めていただけるようにこの器と人を通してより一層精進させて頂きたいと思っております。またオフィス、人、当然あのそれが日本への貢献ということでございますけれども、今足元にあります非常に複雑な世界情勢や経済情勢の中で、日本に大きな潜在能力、可能性があらためてあるというふうに感じております。この日本の潜在力、可能性それを支えるオフィスを通じて世界へ響かせていきたい。その挑戦もそこにおられる受賞者の皆様と、もしくは148社の皆様とともにしっかりやらせていただきたいというふうに思っております。最後にフュージョンプロジェクトにご尽力いただいた全ての皆様に高所からでございますがあらためて心から感謝を申し上げます」などと述べました。

懇親パーティー

続いて、場所をカンファレンスルームに移し懇親パーティーが開催されました。

主催者挨拶

懇親パーティーでは、主催者挨拶を三栖会長が行い、
「本日はお忙しい中第38回日経ニューオフィス賞の懇親会にご出席いただき誠にありがとうございます。先ほど別室にて表彰式が滞りなく行われました。今年は全国から148件の応募をいただきました。その中から16のオフィスにニューオフィス推進賞、3つのオフィスに関東ニューオフィス奨励賞が授与されました。
今回から新たに設けられましたサード・ワークプレイス推進賞に2つのオフィス、並びに奨励賞に1つのオフィスが選ばれました。いずれもクオリティが高く精神性に優れ我が国のオフィスづくりをリードするにふさわしい模範的事例でございました。受賞された企業並びにご関係の皆様に心よりお祝いを申し上げます。

主催者挨拶を行う三栖会長


本日は受賞企業とそのご関係の方々を中心にニューオフィス推進協会の会員や、日ごろオフィスづくりに関わる多くの皆様にご参加をいただいております。年に一度ではございますが皆様のご協力を得て、このように盛大に開催できますことはオフィスづくりにかかわる全ての方々の知識交流のハブを目指す私どもにとって大変喜ばしく、ご参加の皆様に心より感謝を申し上げる次第でございます。今年は昨年度の受賞企業の皆様にもお声掛けをしております。今後とも私どもとしては、オフィスづくりのコミュニティの輪をますます広くしてまいりたいと思っておりますので今後ともよろしくお願い申し上げます。ここでの出会いが皆様にとって何か新しいことが始まる価値ある機会になることを願って開会の辞に代えさせていただきます」などと述べました。

来賓挨拶

続いて来賓の紹介が行われ、来賓挨拶を経済産業省 製造産業局生活製品課 企画官の伊藤裕美氏が行い

来賓挨拶を行う経済産業省 製造産業局生活製品課 企画官の伊藤裕美氏


「私は賞の審査員として参加をさせていただきました。応募オフィスを体験して感じたことというのは、オフィスの課題というのは、皆様ある程度共通点がおありなのかなと思いました。ただそれを解決するそのアプローチやソリューションのあり方というのは本当に百社百様であったと思っております。例えば立地ですとか色々な条件によって異なる会社組織の方が全力でその課題に向き合い、考え抜いてそれを現実にされたからこそ、それぞれの皆様が違うアプローチで課題の解決に向かわれたのではないかと感じております。皆様の真剣にニューオフィスの検討を頂いたそのことは受賞されたオフィスの方を始め応募いただいたオフィスの皆様に共通することであったと思っております。今日の懇親パーティーではぜひ受賞された皆様におかれましては、大変だったこと、ないしは嬉しかったことをぜひ思い出してそのすべてが受賞に繋がったことを改めて思い出しながらお時間を過ごしていただきたいと思います。また、ご参加いただいた方、受賞者の皆様同士でも苦労や喜びを是非分かち合っていただきたい。それは実際に苦労してこのような成果を得られた方でしかできないことではないかと感じております。
このニューオフィスの取り組みを、日本経済新聞社様、ニューオフィス推進協会様がこのようなかたちで広く世に出していただけるということは、非常に意味がある取り組みであると思っております。後に続く方たちが今日受賞されたオフィスの取り組みを学ばれて、参考とすることでさらなるクリエイティブなオフィスの創出につながることを願っておりますし、本日受賞された皆様がまた再度の二度三度とさらに新しい工夫で良いオフィスを生み出して頂けることも併せて期待しております」などと述べました。

受賞オフィス代表挨拶

続いて、ニューオフィス推進賞、サード・ワークプレイス推進賞、サード・ワークプレイス奨励賞、関東ニューオフィス奨励賞がそれぞれ紹介され、
受賞オフィス代表挨拶を中野区役所 中野区長の酒井直人氏が行い、

受賞オフィス代表挨拶を行う 中野区長の酒井直人氏


「(中野区にとって)久しぶりに明るいニュースで我々職員本当に喜んでいるところでございます。今日受賞の理由を色々いって頂けましたけれども、本当にこの基本構想をつくるというところから始めまして10年ぐらいかけてオフィスができまして、これをまた70年、80年使うことになると思うと本当に感慨ひとしおでございます。
今回何十年に一度のオフィスの移転なので思い切っていろいろやってみようということでチャレンジをした結果だと思っております。
区民の皆さんにとって一番喜んでいただいているのは、普通の市役所の1階はだいたい窓口があるのですけれども中野区役所は基本設計の最初の段階からですね1階は窓口をつくりません、1階は区民の皆さんが使うホールにしましょうということで進めてまいりました。これ実はヨーロッパやアメリカの市役所へいくとシティホールといわれていまして、住民の人たちが集まる場所をホールというのですけども、そういう理念も我々としても共感致しまして1階を全て区民の皆さんに使っていただくスペースにしました。
1つは大型のホールで200人ぐらい入るホールをつくりまして、そこは公共施設ということで非常に安く貸しています。半日借りても200人入るボールが9000円で借りられるのですけれども、週末含めてすべて稼働しているという状況になっています。まあそれ以外にもプレゼンテーションルームをつくったり、区民が使える会議室をつくって、ここが本当に1時間800円とかで借りられますので皆さん本当に活動で使っていただいています。
もう1つの自慢がカフェなのですね。カフェはプロポーザル方式で、中野区内にある小さなコーヒーショップが手を挙げてくれまして、企画の内容としては地元の食材とか地元の名品も入れながらやりますとかいってくれたので思い切ってそこを採用したわけなのですけれども、中野はつけ麺発祥の地ということでつけ麺を出してくれたりだとか我々のわがままを大変聞いてくれて、もともと区民の皆さんと職員も使う予定でつくったのですけどももうほぼ区民のみなさんでいつも席がいっぱいで、職員はもう入れないぐらいの感じになっています。なんとですね土日も使っていただくということで平日の夕方と土日も飲み放題メニューがあるという珍しい区役所のカフェになっております。ぜひ皆さんお出かけの際は飲み放題も含めて見にきていただければと思います。
オフィスはつくって終わりではなく、これから区民の皆さんに喜んでもらえるように様々な改善を重ねてより良い区役所にして行きたいと思います。
我々もつい一年前までは古い区役所におりまして、紙で溢れていわゆる皆さんがイメージするような区役所で仕事していたのですね。それを思い切ってチャレンジすることによって一気に、本当に生活が変わりまして、女性の職員がやはりテレワークが進んで働きながら家で区役所の業務をやれるようになったりとか、大きく働き方が変わったきっかけになりました。これからも時代の変化に合わせて、区役所も働きやすいオフィスとして改善を重ねていきたいと思います。ぜひ今日受賞された皆さんも一緒に勉強しながら学び合いながらこれからもオフィスの改善に努めていきたいと思います」などと述べました。

乾杯の挨拶

懇親会に参加した昨年度受賞者の紹介が行われた後、
乾杯の挨拶・発声を審査委員長で建築家・早稲田大学栄誉フェローの古谷 誠章 氏が行い

乾杯の挨拶を行う古谷審査委員長


「私はこの賞を毎年楽しみにしております。その理由は、受賞されたオフィスの皆さんが本当に喜んで下さるのですね。こんなに楽しみにしてこの賞をとることを誇りに思ってくださる賞というのは本当に幸せな賞だなと思います。時世は色々に変化するのですけれども、その変化する変化のスピードに対してオフィスというかそのハードというのはそんなに簡単に追随できるものではない。その分先を見越してつくっていかなくてはならない、という難しさがあるのですけれども、これにそれぞれ皆さんが本当に全身全霊を傾けてそれに取り組まれているというのは、本当にこの賞を魅力的なものにしているその要素ではないかということ。この賞であるいは表彰式でそれぞれの皆さんの受賞オフィスを紹介することは、またそのなかに大いなるヒントが含まれていてそれがまた次の改善につながる。そういう新しい出発の機会にしていただけると幸いだと思います。ということで今日は皆様の受賞お祝いするとともにここからまた見事に発展して次の世界を切り拓いていきますように祈念致しまして乾杯したいと思います」などと述べ乾杯の発声を行いました。

乾杯の発声を行う古谷審査委員長

和やかな歓談が続き、懇親パーティーは盛況の裡に閉会となりました。

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