コクヨ、Campusブランドが学生の『まなびかた』について調査
中学・高校生&その親1,000名に聞いた『まなびかた』に関する実態調査
親子の間で話し合えていないことが明らかに
「勉強が苦手」は、やり方を知らないだけかもしれない
コクヨは、発売から50周年を迎えるノート“Campus(キャンパス)”を、2025年9月からノートブランドから学生のまなびを支える「まなびかたのブランド」へと刷新するといいます。今回のブランド刷新に伴い、①中学・高校生/②中学・高校生の子どもを持つ親を対象に、『まなびかた』に関する調査を実施したとしています。今回は調査結果を踏まえ、親と子それぞれの視点から見える『まなびかた』の実態を紹介するとしています。

【調査サマリー】
1.中学・高校生の7割超(76.0%) が「自分に合った勉強法を模索中・見つけられていない」と回答。親も約半数(47.2%)が「わが子に合った学習方法が分からない」と答え、親子ともに『まなびかた』に不安を抱えていることが判明。1. 中学・高校生の7割超(76.0%) が「自分に合った勉強法を模索中・見つけられていない」と回答。親も約半数(47.2%)が「わが子に合った学習方法が分からない」と答え、親子ともに『まなびかた』に不安を抱えていることが判明。
2.『まなびかた』に不安を抱える親子が多い一方、約半数の親子が「勉強のやり方」や「自分に合ったまなびかた」について話し合えていない実態が明らかに。
3. 中学・高校生の62.0%が「親にすすめられた勉強法は自分に合っていない」と回答。親子で『まなびかた』について話し合う時間は少ないものの、子どもの学びに積極的にかかわりたい親の想いと、すすめられた勉強法が合わないと感じる学生の実感とのギャップが浮き彫りに。
4.「文具は勉強のモチベーションにつながる」と回答した親は30.6%にとどまった一方、中学・高校生の半数超(54.0%)は「モチベーションが高まる」と回答。親子間で文具の効果に対する認識の差が明らかになった。
5.中学・高校生の77.6%、親の85.6%が、自分に合った『まなびかた』があれば勉強に前向きになれると回答。
【調査結果の詳細】
1.親子ともに“まなびかた”に不安を抱えている実態
今回の調査では、中学・高校生とその親を対象に、「自分に合ったまなびかた」や「勉強のやり方」についての実態を尋ねたといいます。その結果、中学・高校生の7割超(76.0%)が「自分に合った勉強法を模索中・見つけられていない」と回答。また、親も約半数(47.2%)が「わが子に合った学習方法が分からない」と答え、親子ともに『まなびかた』に不安を抱えていることが明らかになったとしています。

2.親子ともに“まなびかた”に不安を抱えているものの、話し合いは十分でない実態
さらに、親子ともに約半数は「勉強のやり方」や「自分に合ったまなびかた」について十分に話し合えていないことが分かったといいます。一方で、別途「わが子に合った『まなびかた』を見つける手助けをしたいか」と親側に尋ねたところ、78.2%もの親が「手助けしたい」と回答。子どもの学びに積極的に関わろうとする親の姿勢がうかがえるとしています。


3.中学・高校生の6割超が「親にすすめられた勉強法は合わない」と回答
親に学生時代の勉強スタイルを尋ねたところ、「問題を繰り返し解く」「一人で黙々と勉強する」「とにかく暗記を重視する」といった、暗記中心・個人学習型の方法が上位に挙げられたといいます。一方で、中学・高校生の62.0%は「親にすすめられた勉強法は自分にはあまり合っていない」と回答。親子で『まなびかた』について話し合う時間は少ないものの、子どもの学びに積極的にかかわりたい親の想いと、すすめられた勉強法が合わないと感じる学生の実感とのギャップが浮き彫りになったとしています。

4.親子で異なる文具の効果、勉強モチベーションに対する意識のギャップ
文具がもたらす効果について調査したところ、「文具は勉強のモチベーションにつながる」と回答した親は30.6%にとどまる一方、中学・高校生の半数超(54.0%)は「モチベーションが高まる」と回答したといいます。文具が勉強意欲に与える影響に対して、親子間に認識の差があることが分かったとしています。

5.“まなびかた”次第で勉強に前向き、親子ともに約8割が共感
自分に合った『まなびかた』を見つけることで、勉強に前向きになれるか尋ねたところ、中学・高校生の77.6%、親の85.6%が前向きになれると回答したといいます。勉強がうまくいかないのは単なる能力の問題ではなく、やり方が分かっていないことが一因である可能性がうかがえるとしています。『まなびかた』は一つではなく、自分だけの『まなびかた』と出会えれば、勉強はより前向きで、自信につながるものになるといいます。Campusは、そんな「まなびかたをちょっと明るくするアイディア」を提案しているとしています。

■文具とメソッドを組み合わせた、『まなびかた』をちょっと明るくするアイディア「まなびレシピ」について
「まなびレシピ」とは、学生が気軽に試行錯誤しながら、主体的かつ継続的にまなびを続けるための、コクヨが提案する文具とメソッドを組み合わせた『まなびかた』のアイデアだといいます。料理を完成させるまでの手順やプロセスは多様で正解がひとつでないように、勉強も自分に合ったやりかたが見つかるまで、試行錯誤を繰り返すことが重要と考えているとしています。自分らしい『まなびかた』を発見するためのヒントとして、様々な「まなびレシピ」を提案していくとしています。
2025年9月に公開した「まなびレシピ」では、教科書等にメモをして“すぐ書く見返す”ための「メモ勉」、コンパクトなサイズで“スキマ時間に”くり返し見返せる「ちょこ勉」、プリントや薄型パンチを“バインダーにひとまとめ”にすることでプリントの紛失を防ぐ「とじ勉」、自分に合った“ごきげん勉強計画”を立てられる「モチ勉」、さらに、文具を使っている際のストレスを軽減するベース文具など4つの勉強法と便利な文具を提案するとしています。

【調査概要】
※同調査結果を利用の場合は、「コクヨ調べ」のクレジット表記が必要。
・調査対象:
①中学・高校生(500名)
②中学・高校生の子どもを持つ親(500名)
・調査エリア:全国
・調査期間:2025年8月18日(月)〜8月22日(金)
・調査方法:インターネット調査
(画像はコクヨ様リリースより)