JFMA、「認定ファシリティマネジャー資格試験」受験申込を開始
今年度から制度が大きく変更
公益社団法人 日本ファシリティマネジメント協会(JFMA)は、2025年8月1日(金)から、今年度から制度が大きく変更された「認定ファシリティマネジャー資格試験」の受験申込受付を開始したといいます。
■ 認定ファシリティマネジャー資格制度と資格試験について
同制度は1997年に開始され、公益社団法人 日本ファシリティマネジメント協会(JFMA)、一般社団法人 ニューオフィス推進協会(NOPA)、公益社団法人 ロングライフビル推進協会(BELCA)の 3団体が共同で実施しているといいます。ファシリティマネジメント(FM)に関わるすべての方を対象に、FMに必要な専門知識や能力を測る「認定ファシリティマネジャー資格試験」に合格し、登録することで、「認定ファシリティマネジャー」の称号が付与されるとしています。
■ 試験制度の主な変更点と受験者のメリット
新制度(2025年度~)
試験期間:10月
論述試験:なし(学科CBT試験のみ)
試験手数料:19,800円(税込)
再受験:期間内に複数回再受験が可能
(※都度手数料要)
資格登録時の実務経験:不要
旧制度(~2024年度)
試験期間:6月
論述試験:あり(学科CBT試験+論述試験)
試験手数料:22,000円(税込)
再受験:期間内の再受験は不可
資格登録時の実務経験:実務経験2年
・試験期間を10月に変更
新年度からFM業務に携わる人や異動・入社された人、学生の人も、十分な学習時間を確保しやすくなるといいます。
・論述試験の廃止
CBT方式による学科試験の結果のみで合否が判定されるため、受験者の負担や精神的ストレスが軽減され、また台風・豪雨など災害リスクも回避しやすくなるといいます。
・試験手数料の引き下げ
従来よりも受験費用が軽減され、受験しやすくなったとしています。
・再受験の機会を拡大
合格点に達しなかった場合でも、試験期間中であれば複数回の再受験が可能だといいます(※再受験ごとに試験手数料が必要)。
・資格登録の迅速化と門戸の拡大
合格後すぐに資格登録が可能となり、FM業務にまだ携わっていない人や学生、新卒者などにも受験しやすい制度となったとしています。
■ 2025年度 認定ファシリティマネジャー資格試験 スケジュール
・受験申込期間: 2025年8月1日(金)~10月17日(金)78日間
・受験申込:JFMAホームページ https://jfma.or.jp/
・試験手数料払込期限:2025年10月17日(金)まで
・試験実施期間:2025年10月4日(土)~10月20日(月)17日間
全国約350か所以上の会場で受験できるとしています
学科試験(CBT方式)3教科・40問/試験時間120分
・合否通知:2025年11月21日(金)10:00 ~
・資格登録申請受付:2025年11月25日(火)~
・資格登録証交付:2026年1月初旬 ~
■ 受験のための参考資料
・『公式ガイド ファシリティマネジメント』
https://www.jfma.or.jp/books/page1-1.html#J0087
・『認定ファシリティマネジャー資格試験問題集』
https://www.jfma.or.jp/books/page1-new.html#J0107
・NOPA・BELCA主催:認定ファシリティマネジャー資格試験対策講座(オンライン開催)
https://www.nopa.or.jp/fm/about.html
■ 1997年度~2024年度 統計データ(受験者数・合格者数・資格登録者数)
【ファシリティマネジメント(FM)について】
「企業・団体等が組織活動のために、施設とその環境を総合的に企画、管理、活用する経営活動」と定義されているとしてます。
【公益社団法人 日本ファシリティマネジメント協会(JFMA)について】
日本においてファシリティマネジメント(FM)の普及定着を図り、ファシリティマネジャーの育成を推進する機関だといいます。1987年に設立後、1996年に社団法人化、2012年1月に公益社団法人として認定されたとしています。