プラス、「my イゴコチメイキング」をコンセプトにオルガテック東京2025に出展
自分にとっての“イゴコチ”を作り上げる体験型ブースを展開

プラスは、2025年6月3日(火)から5日(木)までの3日間、東京ビッグサイトで開催されたオルガテック東京2025に出展。「my イゴコチメイキング」をコンセプトに、企業やワーカーが自分にとっての“イゴコチ”を作り上げるという体験型ブースを展開しました。

同社によると、さまざまな性格や個性、興味や話題、ホンネや感情が集まるオフィスで、同社は企業やワーカーそれぞれが求める“イゴコチ”に寄り添いながらオフィス提案を行っているといいます。
オフィスを形づくるさまざまな“イゴコチ”をあらためて見つめ直すことで、自分や会社にあった空間や家具の在り方を考える「my イゴコチメイキング」の機会になればと考えているとしています。
9つのエリアで”イゴコチ”を提案
同社は体験型ブースにおいて9つのエリアを展開。以下のとおり提案する製品やソリューションを展示しました。
① 前からの目線と後ろからの目線、どっちが気になる?
壁に向かって座る席と、壁に背を向けて座る席。普段どちらの席を選びがちか。また、どちらの席の方がイゴコチがいいか。前と後ろのどちらを遮るか、手軽に調節できる執務デスクがあれば、もっとイゴコチがよくなると同社か考えたといいます。

Work Harbor(ワークハーバー)=安心してとどまれる港のように、まわりの風を力に新たな波止場をめざすヨットのように、同製品は、ゆとりある美しいフォルムを柔軟に組み合わせ、チームで紡ぐ時間もひとりで集中する環境も、仲間と心地よい距離感をつくるとしています。
② 座りたくなる“真ん中”をつくろう
両サイドに人がいる席に座ることには勇気がいるといいます。一人当たり120㎝のデスク幅があれば“イゴコチいい”とされているのに両サイドに人がいると120㎝では狭く感じるようだとしています。真ん中席にあったら嬉しいもの、座りたくなるものを考えようとしました。

fantoni ALIS=彫刻的な厳密さをもって構想されたアリス・コレクションは、そのシンプルな外観が際立ち、ダイナミックで進化するワークスペースのために開発されたといいます。空間を支配せず、静謐で落ち着いた優雅さでオフィスのあらゆる機能に寄り添うとしています。

③ フリーアドレス席、荷物の置き場問題
同社が今年行った調査では、オフィスの座席に「荷物を床置きせずに済むこと」を求める人は82.6%!フリーアドレス制の導入によって選べる席の選択肢が増えた一方で、荷物を置く場所に困っている人が多いようだといいます。荷物置きの付いた家具があれば、もっとイゴコチがよくなると同社は考えたとしています。


fantoniFA-67=シンプルながら個性を感じるfantoniブランドのデザインデスク。専用の収納とあわせてレイアウトすることで、フリーアドレスで課題になる荷物置き場も解決。
Work Harbor(ワークハーバー)ソファ・スツール=足元にはラゲッジスペースがあり、ソファは前面から、スツールは横から荷物をいれることができるとしています。
④ 伸ばす?組む?上げる?仕事中の“足”を考える
足を組んだり正座をしたり、あぐらをかいたり・・・集中するとき足はどんな状態か。オフィスでのとある一日を観測したところ、さまざまな“足のポジション”があるといいます。無意識すぎて普段は気にしていない“仕事中の足のポジション”を考えることを提案しました。


HAG Capisco=どんな動きにもフィットするチェアだといいます。馬蹄を模した脚グリップがあることで足の置き場の選択肢を広げ、活発な体勢を促すとしています。
fantoni FA-85(HUB)=人と人をつなぐ中心となるモジュールファニチャーだといいます。ふっと足を置けるフットステージがあることで多様な姿勢を可能にするとしています。
⑤ “木心地いい”オフィスって?環境にもワーカーにも優しい空間を考える
“木”が使われた空間ってなんかイゴコチいい。それには理由があるといいます。部屋を見渡した時に空間に占める木の割合を「木視率」と言い、その割合がさまざまな心理的効果を及ぼすことが分かっているとしています。木の使い方が、オフィスのイゴコチを変えるかもしれないとしています。

Vicenda(ヴィチェンダ)シリーズ=WOOD×STEELのハイブリッド・ファニチャー。木と金属が構造面で弱点を補い合い、視覚・触覚面で双方の魅力を引き出し合うといいます。表面材に、優れたCO2吸収能力をもつ早生広葉樹センダンを使用したセンダンモデルはダイナミックな木目が特徴だとしています。
⑥ いい仕事は、いい仮眠から
同社は、眠すぎて仕事に集中できない・・・少しだけ仕事から離れてひと息つきたい・・・毎日の仕事の中でそう思うことありませんかといいます。15分くらいのちょこっと仮眠が認知能力や注意力など、生産性に良い影響を与えることが分かってきているとしています。「オフィスで仮眠」が当たり前になる未来がもうすぐそこまで来ているとしています。

Office Nap(オフィスナップ)=オフィスでの快適な仮眠をサポートするファニチャーシリーズ。パフォーマンスや効率・生産性が求められるオフィスにこそ、ふっと仕事から離れてひと息つく時間が必要だといいます。そのひと息が、再び仕事に向かうためのひと押しに変わっていく、そんなNAP(仮眠)がいま求められているとしています。
⑦ 空間のイゴコチ、どう見える化する?
プラスが提案する『イゴコチの見える化ソリューション』は、定性的・定量的なファクトデータをもとにオフィスの継続的な改善につながるソリューションだといいます。
空間のイゴコチを手軽に測定・評価し、現状とあるべき姿のギャップを見える化。従業員がいきいき働ける、エンゲージメントの高い環境の実現に繋げるとしています。

「イゴコチの見える化ソリューション/Data Based Working」=「イゴコチの見える化ソリューション/DBW」では、1経営的観点からの方向性とビジョンの整理/2働く空間・組織からのアプローチ・4つのアクション/3KPI・プロセスの見える化指標策定の3つの切り口から、企業がありたい姿・働き方実現を支援するために最適なオフィス環境の構築を行うといいます。WEBアンケートやモニタリングから収集したファクトデータを分析し、「イゴコチの見える化」を行うことにより、継続的なファシリティ運用支援を進めていくとしています。(同ソリューションは有料であり、オフィス移転やリニューアルを予定している顧客に提供するというものだとしています)
⑧ 半個室のイゴコチを体験してみよう
近年、半個室の会議室が増えてきているといいます。その理由は、会議室を新しく作るよりもコスト効率がよく、レイアウト変更にもフレキシブルに対応できるからだといいます。それだけではなく、遮蔽度合いを変えることで、多様な働き方にフィットするイゴコチを生み出すとしています。ワーカーにとってイゴコチのいい空間はどんな囲われ感かを問いました。

Work Piloti(ワークピロティ)=ゆるやかな仕切りで多様な空間づくり。シンプルなフレームとパネルなどのオプションとの組み合わせにより開放感や遮蔽感を演出。コミュニケーションやリフレッシュの場づくりのほか、独立性を求められる個室スペースなど、快適で多様な空間づくりをサポートするとしています。
⑨ ソファの個性、座る楽しさ
一口にソファと言っても、オフィス用途にはさまざまな種類があるといいます。それらには個性があり、使用シーンに合わせて使い分けできるよう工夫を凝らしているとしています。ソファエリアでは、それぞれの違いを提案しました。
D8 Dolcevita(ドルチェヴィータ)=「オンリーワン」を求めるエグゼクティブのために。硬さの異なる4種のウレタンを積層することで奥行感のある座り心地を実現しているといいます。

WORK FRAN Pietra(ワークフラン ピエトラ)=仲間と相談したり意見交換したいときなど、少人数でパッと集まるのに最適なスツールだといいます。キャスターは目立ちにくい低床キャスターを採用しているとしています。

Redon(レドン)=空間を選ばないプレーンな佇まいが、さまざまなオフィスシーンと調和するといいます。

模型でみる“オフィスのイゴコチ”
9つのエリアのほかに、同社は同社の東京オフィス「PLUS DESIGN CROSS」を1/50スケールの模型で表現しました。

同社によると、普段気にしていないだけで、オフィスには実はたくさんの“イゴコチ”を左右する要素が隠されているかもしれないといいます。模型でオフィス全体を見渡して、各エリアを巡るとより“イゴコチ”のいいオフィスに必要なものが見えてくるかもしれないとしました。
わたしの“イゴコチ”にぴったりのアイテムは?
見学の最後に、「オフィスを構成するイゴコチのなかで、あなたがもっとも重要視するものを教えてください」としてその人にぴったりのアイテムを紹介するというお土産のカードを展示しました。

「ORGATEC TOKYO Awards」で「準グランプリ」を受賞
また、同社は「オルガテック東京2025」で優れたブースデザインとモノづくりに贈られる「ORGATEC TOKYO Awards」で「準グランプリ」を受賞しました。

「ORGATEC TOKYO Awards」は、今回の展示会のテーマである「SHIFT DESIGN」をコンセプチュアルに表現した、優れたデザイン性のブースを表彰するもので、プラスは「my イゴコチメイキング」を展示コンセプトとし、自分にとってぴったりの“イゴコチ”を見つけ出すためのさまざまな体験コンテンツを通じて、 “イゴコチ”のよさを実現するプラスの空間・モノづくりを体感できる“イゴコチファクトリー”をブース内で展開。
同アワードでは、各コーナーで来訪者に自身のオフィス環境について考えてもらう体験型コンテンツの展開と、そのコンセプトを反映した意匠性の高いブースづくりなどが評価され、「準グランプリ」の受賞に至ったとしています。
同社は、一人ひとりが最大限のパフォーマンスを発揮できる環境、人にとって“イゴコチ”の良い空間を提供することを使命とし、これからのオフィスのあり方を提案していくとしています。





(画像は一部プラス様HPより)
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