コクヨ、TEAMUS DAY 2025を2025年05月16日(金)に開催

同日メディア向け説明会を実施し、同ソリューションの詳細を紹介

コクヨは、「自律協働社会」の実現に向けて、「ワクワクする未来のワークとライフをヨコクする。」というパーパスを掲げているといいます。このほど、新しい事業領域への挑戦の1つとして、組織成長ソリューション「TEAMUS(チームアス)」を2025年5月1日(木)に発売。


発売にあたり、コクヨの顧客の人事や経営企画の担当者向けのセミナーとソリューション詳細の紹介を行うイベント「TEAMUS DAY 2025」を2025年5月16日(金)に開催しました。
また、イベント開催に先だち同日メディア向け説明会を行い同ソリュ―ションの紹介を行いました。

メディア向け説明会を開催

説明会は以下のような内容で行われました。
① ソリューションの誕生背景と解決したい課題
「なぜコクヨが人事向けのソリューションを始めたのか?」  
コクヨ株式会社 グローバルワークプレイス事業本部
ビジネスディベロップメント本部 HRCAソリューション部
   林 俊祐 氏(マーケティング責任者)

林 俊祐 氏


② 課題解決を実現するソリューションの機能と実際の画面
「提供価値と既存サービスとの違い」
コクヨ株式会社 グローバルワークプレイス事業本部
ビジネスディベロップメント本部 HRCAソリューション部
尾内 健知 氏(プロダクト開発責任者)

尾内 健知 氏

質疑応答

ソリューションの誕生背景と解決したい課題

まず、ソリューションの誕生背景と解決したい課題について林氏が説明を行いました。
同社によると、ここ数年働くことへの価値観は大きく変化し、オフィスの役割も変わってきたといいます。
コロナ前は、働き方改革という名の下、生産性・効率化が謳われ労働時間の上限規制、コワーキングの浸透、場所に依存しない働き方(ABW)が行われてきたといいます。
コロナ禍が明け、個人を大切にする考え方、多様性・一体感など、企業文化や企業変革がなどの大きなテーマが出てきたといいます。そこでは、LifeとWorkの両立、リモートワークの浸透などの流れのなかから、出社回帰の流れが出てきているとしました。
一方、同社自体においても、実験カルチャーを軸に社員の意識や行動も大きく変化してきたといいます。
そして、オフィス環境構築に携わるなかで同社は、オフィスをつくったあとに多くの企業がオフィス構築後の効果測定が未実施もしくはうまくできていないといいます。
その原因として
  ノウハウ不足やできる人材がいない
  指標が適切に設定できない
  アンケートやヒアリングに留まっている
  担当者がいなくなってしまった
などを挙げました。

説明する林氏


また、その改善施策は「人」に関わるため人事施策や現場のマネジメントに頼ることが多く実際にやりたくても行われていることが少ないとしています。
本来
Plan:企業課題の解決や企業文化の変革
Do:制度・環境整備(評価・報酬制度、働き方・オフィス)
Check:指標・効果の測定(ストレスチェック、エンゲージメント)
Action :改善計画・活動(マネジメント研修、1on1、チームで仕事)
について
総務、人事、現場がそれぞれのステップで行わなくてはならない業務が十分に行われていないといいます。
そこで、同社はTEAMUSで企業変革の最終ステップまで伴走するとし、人事部門や現場ではたらく社員の変化をTEAMUSでサポートするとしました。
そのポイントとして
Point1:チームに着目することで現場視点での改善というポジティブな思考を生み出していく
Point2:現場のリアルを把握し続けることで、チームとして成果を出し続ける「強さ」へと導く
Point3:行動が変わるまでを支援するソリューション構成で、強いチームへと導く火種を社内に生み続ける
としました。

提供価値と既存サービスとの違い チームに注目

続いて尾内氏が提供価値と既存サービスとの違いについての説明を行いました。
同社は最も大きな違いは企業と個人の間をつなぐチームに注目した点だといいます。

チームからのアプローチが企業にも個人にも良い影響をもたらすとし個人の多様性を活かしながら、チームのチカラを引き出し、組織の成長を支援するソリューションがTEAMUSだとしています。

TEAMUSは、チームを起点に、気づきと対話を創り出し「再現性ある組織成長の仕組みづくり」を支援するというもので
01わかる/02気づく/03変わるの3つのSTEPで構成したソリューションだとしました。

同サービスのコアは、マサチューセッツ工科大学組織学習センター共同創始者のダニエル・キム氏が提唱した「成功循環モデル」にあり、同モデルをコアにソリューションを展開するといいます。すなわち
ダニエル・キム氏の成功の循環×コクヨ独自で考察したチームのステータス=TEAMUS「成長循環モデル」
だとしています。

説明を行う尾内 氏

3つのSTEP

01わかる:チームに着目。第1歩目は現場のリアルを把握する
02気づく:フィードバックと対話のかけ合わせで改善のキッカケを掴む
  現場へのスコアのフィードバックもTEAMUSで実施が可能
  フィードバック方法1 集合型のセッション LEADERオンボーディング
  フィードバック方法2 1on1での対話形式  LEADERインサイト
03変わる:行動が変わるまで伴走し続ける
コーチがチームリーダーの壁打ち相手となり成長をサポート
  コーチング:契約中は何度でも対話可能 LEADERコーチング
TEAMUSはチームを起点に、気づきと対話を創り出し「再現性ある組織成長の仕組みづくり」を支援するとしています。
企業での先行トライアルでは、フィードバックの結果起点での効果を実感したといいます。
「日々、肌感でもっていたことが可視化・言語化され改善すべきポイントがクリアになった。普段は誰からも指摘されないのでこのような機会はありがたい。」や「取り組もうか考え中であった改善アクションについて方向性が正しいということを、確認することができ、背中を押してもらうことができた。」などの声があったといいます。

メニューとプライシング

火種を起こすところから始められるメニューとプライシングを用意したといいます。
TEAMUS(10チームまで)
① TEAMコンディションサーベイ
※6カ月間10チームには何度でもサーベイ実施可能
②LEADERオンボーディング
  ※6カ月間の内、2回実施
  1,900,000円
また、
チーム数の拡大やメニューの追加など火種を大きくするカスタマイズとして
  TEAMコンディションサーベイ:効果を実感できたので対象範囲を拡大
  LEADERオンボーディング:サーベイ後に毎回実施し、効果を高める
  LEADERインサイト:リーダーの内省をもっと促していきたい
  LEADERコーチング:育成対象の長期の支援をしていきたい
も可能だといいます。

同社は企業の変革を本気でサポートするとし、その1つ目のソリューションがTEAMUSだとしています。

説明後質疑応答が行われました。

(画像は一部コクヨ様リリースより)

コクヨ、組織成長ソリューション「TEAMUS」を発売

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