カリモク家具、デザインデュオ Geckeler Michelsの 回顧展「Dialogues」を Karimoku Commons Tokyoで開催

２０２５年５月９日（金）にはプレスプレビュー・オープニングレセプションを開催

Karimoku Commons Tokyo（カリモクコモンズ東京）は、2025年5月10日(土)から6月28日(土)の間、ドイツとルクセンブルクを拠点とするデザインデュオ、Geckeler Michels（ゲッケラー・ミヘルス）の回顧展「Dialogues」を開催。
Geckeler Michelsは、David Geckeler（デビッド・ゲッケラー）とFrank Michels（フランク・ミヘルス）によって2013年にベルリンで設立されたといいます。設立以来、ヒストリカルなデザインと現代のテクノロジーやデザインの手法を融合させる独自のデザインアプローチが高く評価され、世界各国の名だたるブランドとの協業を果たしているとしています。カリモク家具においては、2018年から国産広葉樹の小径木を活用するブランド Karimoku New Standard（以下、KNS）にデザイナーとして参加。PanoramaシリーズやSpectrumシリーズなどを手掛ける、KNSを代表するデザインデュオだといいます。
同回顧展「Dialogues」では、Dialogue（対話）をテーマに、デザインデュオ間での対話、デザイナーとクライアント間の対話、形状、素材、色彩との対話を通じて発見した新たな価値を表現するといいます。会場では、Panoramaシリーズの最新作となるバースツールをはじめ、Arkos、Faust、Fredericia、Muuto、Tecta、ZUCCaなど、2014年から2025年にかけて彼らが手がけてきた代表的な作品が一堂に会すだけでなく、一部作品の物販も実施。日本ではなかなか見ることのできない作品に触れられる、貴重な機会となるとしています。
また、同展に合わせ、Geckeler Michels初の作品集「Dialogues」も発売。
Geckeler Michelsが追求する「新しい機能主義」と、ベルリンの伝統的な精神を反映した独自のデザイン。彼らの美意識と哲学を提案すると」しています。

展示内容

Space A

スペースAでは、アクセサリー、照明、シーティングデザインをメインとしたGeckeler Michelsの作品を展示するといいます。会場内は、ライトやスツール、チェアなどの作品を高さ順に一列に並べることで、スペースを大きく2つのサテライトに分割。
一つめのサテライトでは、Functionalsのためにデザインされたコートスタンド「HJW」やモジュール式のシェルフ「Ossa」などを展示し、スチール家具によるグラフィカルで硬質な空間を表現しているといいます。
もう一方のエリアでは、Tectaのためにデザインされたラウンジチェア「F8」や、Arkosのためにデザインされたファブリックのペンダントランプ「Warp」を展示し、スチール家具とは対照的に柔らかな世界観を表現しているとしています。
また、スペースBへと続く通路には、本展のための特別カラー“ペールライラック”で制作したKNSの新作「Panorama Barstool」のプロトタイプを展示。展示用の什器などは特に用いず、カジュアルな雰囲気で各作品に触れることができるといいます。2014年から最新のものまで、彼らの掲げるデザイン哲学を存分に体感できる空間となるとしています。

Panorama Barstool (Prototype)

Panoramaシリーズの最新作として開発中のバースツールだといいます。既存のPanorama Chairのフォルムを踏襲した、軽やかでシンプルなシルエットが特徴。座面には人間工学に基づいて三次元的に傾斜が付けられており、ユーザーを適切な着座位置、姿勢へと自然と導き、快適な座り心地を提供するとしています。座高の異なる2種類のサイズ展開を予定しており、ホスピタリティ施設やオフィスなどの公共空間はもちろん、家庭での使用にも適しているとしています。

Space B

スペースBでは、壁面に設置したモニターでGeckeler Michelsのインタビュー動画を上映。加えて、作品集「Dialogues」を閲覧できるコーナーや、Caussaの「Wave」やSancalの「Icons」、KNSの「NASHI」などのアイテムを購入できる物販コーナーを設けるといいます。日本ではなかなか見ることのない貴重なアイテムが並ぶとしています。

作品集「Dialogues」（Geckeler Michels直筆サイン入り）

Geckeler Michelsがこれまでに手掛けた作品をまとめた、初の作品集だといいます。同書は彼らが活動初期から手掛けてきた作品を年表形式でまとめたアーカイブに加え、親交のあるクリエイター陣との対談記事も収録されているとしています。Geckeler Michelsが持つ独自の視点やデザインアプローチ、そして彼らが掲げる「新しい機能主義」について迫る1冊だとしています。
出版：DISTANZ
言語：日本語、英語
価格：￥5,720(税込)

Geckeler Michels

2013年にDavid GeckelerとFrank Michelsが設立｡家具､照明､プロダクトや空間のデザインなどを手がけているといいます｡使い方が進化することやマーケットの需要を予測しながら､人々の習慣に機能するプロダクトを探求｡イノベイティブな姿勢で､デザインの歴史を慎重に受け入れ､現代のテクノロジーとデジタルデザイン手法を用いているとしています｡彼らの機能主義的アプローチは､プロダクトをとても面白いもの､また長く語り継がれる物語のような､他とはどこか異なるディテールやロジックの面白さがあるとしています｡

プレスプレビュー・オープニングレセプション

会期前日の5月9日(金)にはプレスプレビュー・オープニングレセプションを開催しました。

（画像は一部カリモク家具様より頂戴しました）