コクヨ、「HOWS DESIGN」が「サステナブル★セレクション2024」で三つ星受賞
同社が取り組むインクルーシブデザインのプロセス
コクヨは、同社が取り組むインクルーシブデザインのプロセス「HOWS DESIGN(ハウズデザイン)」が、株式会社オルタナと一般社団法人サステナ経営協会が共催する「サステナブル★セレクション2024」において、最高評価である三つ星に選定されたことを2024年11月1日(金)に発表しました。
1.賞の概要
2020年から始まった「サステナブル★セレクション」は、サステナブル(持続可能)な理念と手法で開発された製品・サービスを選定し、推奨する仕組みだといいます。一つ星、二つ星、三つ星の順で選定が行われるとしています。
この度、2024年10月4日に「第2回サステナブル★セレクションEXPO in東京」内で三つ星選考会・表彰式が行われ、コクヨの「HOWS DESIGN」が最高評価である三つ星8件のうち1件に選定されたとしています。
選考では、SDGs(持続可能な開発目標)や脱炭素、サーキュラーエコノミー(循環経済)、格差是正などのサステナブル・エシカル(倫理的)な視点が、製品・/サービスや経営に反映されているかが判断基準となるといいます。「HOWS DESIGN」は、点としての商材ではなく、社会システム全体に対しての課題提起であること、これまで環境問題に対する取り組みの応募が多かったのに対して、ダイバーシティへの取り組みであったことが評価されたとしています。
2.「HOWS DESIGN」について
商品のデザインプロセスの初期段階からリードユーザー(*1)とともに企画・開発を進める手法は、インクルーシブデザインと呼ばれているといいます。コクヨでは、特例子会社・コクヨKハートや多様な社外の仲間とともに、インクルーシブデザインによって社会のバリアを発見し、誰もが自分らしくいられる社会をつくることを目指しているといいます。このプロセスを「HOWS DESIGN」と名付けて、2023年から本格的に推進しているとしています。
「HOWS DESIGN」は「① 社会のバリアを見つける」「② 解決方法のアイデアを検討する」「③ 試作品で検証する」「④ 具体的な商品やサービスで検証する」の4つのプロセスをたどるといいます。そして、各プロセスで多様なユーザーとの対話を重ねることで、障がいのある人だけではなく、様々な人にとっての使いやすさを追及して商品やサービスを形にしているとしています。
コクヨグループでは、2024年に新製品の20%を「HOWS DESIGN」のプロセスを経て開発する目標を、2030年には50%にまで拡大するチャレンジ目標を設定し、日々達成に向けて取り組んでいるといいます。今後も、文具・家具にとどまらない「ワクワクする未来のワークとライフをヨコクする。」企業として、「HOWS DESIGN」を通じ社会のWell-beingの創出に貢献していくとしています。