イトーキシェアードバリュー、「WaOh!」がオープン

空きスペースを利活用し、地域の活性化と事業収益性を高める、「ハッピーロード大山商店街」の試み

地域の活性化へ、商店街の空き店舗がワークプレイスに生まれ変わる

イトーキグループの株式会社イトーキ シェアード バリューは、同社が運用する、低コスト・無人で空きスペースをワークプレイスに転換できるサービス「Suup」で、東京都板橋区の「まちづくり大山みらい株式会社」(以下、大山みらい)と業務提携し、「ハッピーロード大山商店街」の空き店舗を、無人のワークプレイス「WaOh!」として、2024年7月23日にプレオープンしたといいます。

Suup × WaOh!

同社は、活用されていなかったスペースにスポットを当て、空き店舗を再活用することで、地域の空き家問題の解決を目指しつつ、事業収益を生み出すことにもつなげていくといいます。

■東京都板橋区「ハッピーロード大山商店街」に「Suup」新規店舗オープン

「WaOh!」入口

落ち着いた雰囲気

天井が高く開放的

パーテーションで仕切られた席

打ち合わせスペースも

このほど「Suup」では、東京都板橋区の「大山みらい」からの委託を受け、「ハッピーロード大山商店街」内の空き店舗をリニューアルし、無人のワークプレイス「WaOh!」として、2024年7月23日にプレオープンしたといいます。

【まちづくり大山みらい ご担当者様 コメント】

「当社は、ハッピーロード大山商店街振興組合が出資して設立された会社で、アーケード内の広告事業等で得られた収益を活用し、大山エリアの活性化に取り組んでいます。
今回オープンしたコワーキングスペースは、商店街内で寝具店として営業していたビルをリノベーションした施設ですが、現在周辺で進む再開発エリアと従来の商店街エリアの間に立地することから、『"新しさ”と"古き良さ(=大山らしさ)”』をつなぐ施設にしたいという想いを込めて事業を構想しました。
無人運営を可能とするシステムをご提供いただいた『Suup』様には、豊富な実績を生かしたアドバイスなど、多大なご協力をいただきオープンにこぎつけることができました。」

【「WaOh!」概要】

・プレオープン日:2024年7月23日
・住所:東京都板橋区大山町40-6
・料金:1時間500円、1日最大2,000円、フルタイムパック月額17,000円~(税込)
・営業時間:6:00-23:45 (定休日なし) ※月額会員は24時間利用可能

■「Suup」とは

「Suup」は、アプリやWebから、ワークプレイスの予約・検索ができるサービス。現在、1都3県を中心に、全国150ヶ所の電源WiFi完備コワーキングスペースを利用可能だといいます。必要なとき、手元のスマホから簡単に、ワークプレイスの検索をして、そのまま予約まで完了できるのが大きな特徴だとしています。
また、ワークプレイスを提供する事業者に向けては、無人運営システムとノウハウを活用し、空きスペースをワークプレイスとして完全無人で運営ができるよう、開業から運営、集客までワンストップでサポートをしているとしています。

■「Suup」の特長

①オフィスデザインから家具の調達、運用管理までワンストップで対応可能

「Suup」を運用するISVは、オフィス家具のリユース・リサイクル事業、オフィス家具のレンタル事業、レンタルオフィス事業を手がけているといいます。
オフィス家具メーカー・イトーキのグループ会社であるイトーキ シェアード バリューは、オフィスのデザインから家具の調達、運用の管理や売上試算まで、一括で提供できることが強みだとしています。

②スペースを生かしたデザイン性のある空間作り

ISVがこれまでに培ったオフィスレイアウトへの知見をもとに、デザイン性に配慮しながら、スペースやニーズに合った無駄のない空間作りを実現し、スペースの収益性を高めるといいます。

③セキュリティ対策も万全

利用者にとっても、施設提供する事業者にとっても、気になるセキュリティ面については安心だといいます。チェックイン時にアプリから解錠できるスマートロックシステムになっていて、無人運用でもセキュリティは万全だとしています。

開業前から運用面まで包括的に対応していることが強みだといいます。負担を抑え、無駄のないワークプレイス運用が可能だとしています。

■リユース・リサイクルを通じて、環境負荷低減を目指すISV

イトーキ シェアード バリューでは、「地球環境保全のために、環境負荷の低減と資源の有効活用をテーマに、社会に貢献できるビジネスを開発し実現する」を企業理念に掲げ、レンタル事業、シェア事業、リユース事業を通して「気づき」を育み、持続可能な「価値」を提供しているといいます。

【ISV代表取締役 横井義孝氏コメント】

「オフィス空間のシェア事業の中核となった『Suup』は、2023年12月にスタートして早くも半年となりました。
ここまで多くの企業、団体様より遊休スペースのシェアオフィス化へのご興味、ご相談をいただき、働く人々の幸せを、収益性はもとより内装デザインとともに提案してまいりました。
このたび、街の活性化をシェアオフィスで寄与する道を選ばれた『まちづくり大山みらい』様は、同様の課題をお持ちの団体・企業様へよい影響の輪を広げることでしょう。
今後も引き続き、商店街や地域の皆さまの働き方(幸せ)を充実すべく、有意義なお取り組みとなるよう、ともにご支援してまいります。」

同社は、オフィス家具のリユース、リサイクル事業を行うイトーキ シェアード バリューのもと、「Suup」を通じて、スペースの運用に必要な家具や什器なども、可能な限りリユース品を導入することで、環境への負荷を抑えたスペース活用が可能となるといいます。
昨今、商店街や住宅地域などの「空き家問題」が社会的に注目されているといいます。
社会問題となっている空き家や空き店舗に光を当て、有効活用できるスペースとして再価値化することで、”利益を生み出す不動産資源”として生まれ変わらせることができるとしています。
空きスペースを有効活用することは、事業者にとっても、街や地域にとっても、収益性向上や地域活性化へとつながる可能性を秘めているといいます。
同社は、今後とも環境負荷に配慮した企業活動を進めていくとしています。

(画像はイトーキ シェアード バリュー様リリースより)

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