イトーキ、ユニリーバ・ジャパンと「UMILEチェア」を共同開発し、同社本社オフィスに納入

「UMILEプログラム」で回収した資源を活用

シャンプーなどの使用済みプラスチックボトルを回収・再生した素材を背部分とカバーニットに採用し、環境負荷を低減

イトーキは、ユニリーバ・ジャパン・カスタマーマーケティング株式会社が実施するエコポイントプログラム「UMILE(ユーマイル)プログラム」で回収されたシャンプーなどの使用済みプラスチックボトルを資源として活用した「UMILEチェア」を同社と共同開発し、5月7日(火)にリニューアルした同社本社オフィスに納入したといいます。

イトーキでは、リサイクル素材の活用や構成部材の脱プラ化、製品のロングライフ設計など、循環型社会の実現に貢献する製品開発を続けてきたとしています。

この度納入した「UMILEチェア」は、機能性とサステナブル性を兼ね備えたトルテUチェアをベースに開発。ユニリーバ・ジャパンが2020年から実施している「UMILEプログラム」で回収されたシャンプーなどの使用済みボトルを由来とするリサイクルポリエチレン樹脂を背部分に10%活用しているといいます。さらに、背座クッションに被せて使用することができるカバーにも、使用済みボトルをリサイクルしたポリエステル繊維で編んだニットを採用。ユニリーバのコーポレートカラーのブルー、ラックスのブランドカラーのゴールド、ダヴのブランドカラーのライトブルーで染色することで、ユニリーバ独自の取り組みから生まれたチェアであることを表現したとしています。

トルテUチェアは従来から、廃棄ペットボトルのリサイクル繊維100%で作られたサステナブルファブリックを採用し、一般的なバージンポリエステル生地に比べて生産時のCO2排出量を約41%削減しているといいます。今回、背部分にもリサイクル素材を活用することで、更なる環境負荷低減が期待できるとしています。

イトーキは、今後も、ユニリーバ・ジャパンと共同でリサイクル素材の活用について検討を続けていくとしています。

(左写真)「UMILEプログラム」で回収したポリエチレン樹脂(上)とポリエステル樹脂(下)
(右写真)ポリエステル樹脂から作った糸。この糸を編んでUMILEチェアの背座カバーを製作

【UMILE(ユーマイル)プログラムについて】

「UMILEプログラム」は、消費者が毎日の暮らしの中でお得に楽しく地球のためのアクションをとれるプログラムとして、ユニリーバ・ジャパンが2020年11月にスタートしたプログラムだといいます。このプログラムでは、ボトル製品に比べてプラスチックの使用量が約70~90%減らせるユニリーバのつめかえ製品を「買ってためる」、家庭で使用後に洗浄・乾燥したプラスチック容器をパートナー店舗の回収ボックスに入れて「リサイクルしてためる」の2つの方法で、「UMILE」というポイントをためられるとしています。ためたUMILEは、LINEポイントに交換したり、子どもたちのために活動している団体に寄付できるといいます(1UMILE=20LINEポイントまたは20円の寄付)。2024年1月時点での公式LINEアカウントの登録者数は114万人、使用済みプラスチック容器の回収拠点は小売店・鉄道の駅など150拠点、集まったUMILE数は約15万マイル、容器の回収量は約170kgに上るとしています。

【トルテUチェアについて】

torteU(トルテユーチェア)は、イトーキ独自の「デュアルモーションロッキング」機構と現代のオフィス空間にフィットするスタイリング、そして地球環境に負荷を掛けないサステナブル性を兼ね備えたコンパクトなオフィスチェアだといいます。
シンプルなシェルチェアのスタイリング、オールワントーンカラー、セラミック調の質感を持つバックシェルが、スマートで感性に響く、心地よいデザインを作り出し、現代のオフィス空間にフィットするとしています。

張地には廃棄ペットボトルのリサイクル繊維100%で作られたサステナブルファブリックを採用し、
CO2排出量を約41%削減

背・座クッションは取替え・交換ができるロングライフ設計

(画像はイトーキ様リリースより)

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