JFMA、FMフォーラムにおいてFARLY LIVE EVENTを開催
「これからのワークスタイルを描くみんなの座談会」

公益社団法人 日本ファシリティマネジメント協会(JFMA)は、2026年1月29日(木)から2月27日(金)まで、「第20回ファシリティマネジメント大会(ファシリティマネジメントフォーラム2026)」を開催。
その一環として、2026年2月5日(木)には、東京都品川区のコクヨ THE CAMPUS COREにおいてFARLY LIVE EVENT「これからのワークスタイルを描くみんなの座談会」を開催しました。

主な内容は、
レクチャー「Z世代の職場観・仕事観」:株式会社マイナビ マイナビ編集長 高橋 将人氏
セッション①「ワークスタイルって何? どう働きたい?」
セッション②「Z世代が考える働き方 個人・チーム・組織・雰囲気」
休憩
ディスカッション ※それぞれ話したいテーブルで
全体の進行はJFMAの前澤恵子氏で、セッションの進行はコクヨ株式会社グローバルワークプレイス事業本部 主幹研究員でJFMAフェローの齋藤敦子氏が行いました。
成田専務理事が冒頭の挨拶
冒頭JFMA専務理事の成田一郎氏が挨拶を行い
「ファシリティマネジメントフォーラムも今年でおかげさまで20回目を迎え皆様本当にありがとうございます。2020年のコロナ禍以降オンデマンド配信が主流になっていますが、リアルにお会いする方が皆さん楽しく、講演される方もやりがいがあるということでだんだんと増やして、昨年の2カ所から今年は4カ所で開催することになりました。今日はその第1回目となりますので皆さんも楽しんでください」
などと述べました。

マイナビ編集長の高橋 将人氏が講演
続いて齋藤氏が進行役となり、今日は皆さん素になって話してほしいということや、その内容を持ち帰ってほしい、その際チャタメハウスルールに留意してほしいとのお願いをした後講演者の高橋編集長を紹介しました。

高橋氏は「Z世代の就職観・キャリア観」というテーマでショートレクチャーを実施。
売手市場は続くがインターンシップから就職先企業を絞り込む「ピンポイント」就活に変化している
安心安全に自ら成長をイメージ出来る企業を好んでいる
対面とオンラインの使い方を感覚的に理解している
ワークライフバランスを重要視しているが、ライフ優先ではなくワークを重視している
などとしました。

セッション①ワークスタイルって何?どう働きたい?
続いてセッション①ワークスタイルって何?どう働きたい?
が行われ
4人の多世代ファシリテーターを中心に会場全体での話し合いが行われました。
セッション①が終了し休憩に入る前にセッション②ではどういうことを話し合いたいかという希望を皆が付箋に書き、それを主催者がグルーピングを行いいくつかのテーマを出すというかたちで一旦休憩に入りました。
セッション②「Z世代が考える働き方 個人・チーム・組織・雰囲気」
セッション②「Z世代が考える働き方 個人・チーム・組織・雰囲気」
では、齋藤氏に加え、
株式会社清和ビジネス働き方デザイン本部 デジタル・イノベーション・コンサルティンググループ長でJFMA こころとからだのウェルビーイング研究部会部会長の野間操氏が進行。
付箋で張られた各人が提案したテーマを抽出し以下のような6つのテーマを抽出し同時に中心となるファシリテーターを任命しました。
A 人が中心のはず、モチベーションをどう高める?
B 会社の飲み会
C AIとワークスタイル
D 制度や雇用形態
E 場の話、コミュニケーションの場は必要?
F 生産性とワークスタイル
これら6つのテーマに参加者がそれぞれグループにゆるく分散し、その場で自己紹介から始まる対話を行いました。

対話の内容を発表
対話終了後各グループの代表が行われた対話の内容を発表しました。
B 会社の飲み会グループ

B 会社の飲み会グループでは、
基本的に飲みたい人が集まったといいます。
なんで飲みに行かない人がいるのだろうという問いについて、送別会など会社の行事は会社がお金をだしてほしい、飲んでいる時間も勤務時間に入れてほしい、という意見もあるとしました。企業によってはそれを実施している企業もあるといいます。また、1人あたり5000円の予算をそれらの目的に組織ごとに割り当てている会社もあるとしました。コミュニケーションということでそういう制度をつくるのもいいのではないかという声もあったといいます。また、コロナ禍を経て断りやすくなったという話がある一方で折角一緒に働いているのだから、知り合いたい、飲みたいと思いながらも機会に恵まれず、会社の仕事上もそのようになっていないので、もっと飲みたいという人もいたとしています。一方で、飲み会はコミュニケ―ションとして必要であるが、長く引っ張る人は嫌われるとしました。これらの問題をある程度カバーしてくれたら若い人のなかにも一緒に行きたいという人もいるのではないかなという感触を得た、などとしました。
C AIとワークスタイルグループ

C AIとワークスタイルのグループでは、
発表の前に、業務の上でAIを活用している人という問いを投げかけ、会場では多いという印象。グループの参加者4名が一人ひとり業務のなかで使い方は違うといいます。仕事内容の違いもあるものの各々が使える場所でAIを使っているという印象があるとしました。
また、話のなかで、AIはこれから人を繋げるためのツールとして使っていくべきという意見があったといいます。ABWを前提とした時に、個人間の距離や仕事のやり方の異なりがコミュニケーションがなくなることや、距離が大きくなることを加速させるなかで、AIがそれぞれの個人の強みや特性を教えてくれ、人と人を繋げてくれる機能を持つことが、ワークスタイルやワークプレイスにAIをかませていくうえで大事になってくる、などとしました。
D 制度や雇用形態のグループ

D 制度や雇用形態のグループでは、
ワークスタイルが多様化するなかで、それが制度や雇用形態に追いついていないのではないか、あるいは矛盾しているのではないか、という意見があったといいます。
また、働き方とワークスタイルは同じことかという問いかけに対して、働き方は会社から示されるもの、あるいは国の制度や法律、そういうもののニュアンスが強く、ワークスタイルは個人のものとして成立するのではないか。そのつながりにあるものが矛盾を生んでいるのではないか、ということで、従業員、働く人を解放する就業規則というものがうまくつくれれば、多様なワークスタイルにも適用できるのではないかという話になったとしました。
もう一つ大事なこととして、平等か公平かということ。様々なライフステージのなかで、同じ制度のなかで、一律で管理、働いていくことに無理があるのではないか。平等と公平を考えながら就業規則をうまくつくれるオーソリティがいればいいなという結論に達したとしました。
F 生産性とワークスタイルのグループ

F 生産性とワークスタイルのグループでは
生産性とは何かということより、生産性を上げる要素とは何かをいくつか挙げたといいます。酸素濃度や、座り方などの重要性、長時間の座りっぱなしは逆に生産性が低い、など、その議論のなかで、2時間おきに気軽に立つ、リフレッシュに立でるという環境を用意するのはどうかという話になり、短時間のリフレッシュ、姿勢の変化をさせるために、ABWだと働くから働くになるので、その間に5分のリフレッシュをつくってあげれば生産性が向上するのではないかという話になったとしました。
少し前まではこのリフレッシュする環境について経営に投資の説明をするために、経営は良い椅子に座って、役員会議室には良い家具があってというところから、一方従業員は8時間労働するので従業員が働く場所にこそ投資するべきではないのかという話になったといいます。ただ、生産性が上がっているのはすぐには数字で表わすことは難しく、2年、3年と相当時間をかけて訴えていくしかない、などとしました。
E 場の話、コミュニケーションの場は必要?のグループ

E 場の話、コミュニケーションの場は必要?のグループでは、
コミュニケーションをつくる側と使う側の人がいるなかでディスカッションを行ったといいます。
つくり手の課題として、そういう場の必要性について経営層と働く現場とのギャップをいかに埋めていくか。場をつくったものの使われないという課題もある。それではどういう場が必要なのか。使い手のニーズを把握したうえで場をつくることが必要だとしました。
また、ハードだけではなくソフト、コミュニケーションの場を使うハブになる人、ファシリテーターなど、ソフトがあるとより場の使われ方としてマッチしてくるとしました。
場を最初から完成したものをつくるのではなく、トライアルからはじめて改変していくということもコミュニケーションの場づくりとしては必要なのではないかなどとしました。
A 人が中心のはず、モチベーションをどう高める?のグループ

A 人が中心のはず、モチベーションをどう高める?グループでは、
ファシリティとはまず人だということを発表者自身が自覚。他のメンバーから、関連会社4社を1つのオフィスにまとめるうえでの課題や、人間のモチベーションが上がる場所をつくるためにはどうすればよいか、そういった経験があるか。そのなかで相関関係は確かにあり、場と人の成果とはつながっている。ファシリティというのはまずは人だということで勉強になったとしました。
高橋氏がまとめ

これらの発言を受けて
高橋氏がまとめとして、
AI時代は絶対に来る。高校生ではクラス全員が使っているという世代が大学、就職するという過程のなかで、人を繋げていくAIという話も出て、AIに指名されない人間は積極的に出席して顔を売らないといけない(笑い)と感じたといいます。全体のテーマを通してやはり人なのだというところにつながり、これからの時代にあったワークスタイルを考えていくべきだということを感じたとしました。それが20代前半と後半とも違うし、ましてや30代、50代とも違うのでそこを認識し、相互理解しながら正解もしくはベターを見つけていくところが重要ではないかと思った、などとしました。
村尾常務理事が中締めの挨拶
最後に、JFMA常務理事の村尾幸彦氏が中締めの挨拶を行い
今回のFARLY LIVE EVENTの狙いは2つあり、1つ目はFMをあまり知られていない人
にFMの仕組みや良さを分かってもらうことと、FMの重要な対象の一つであるワークスタ
イルについて皆さんで語っていただくということで何か一つでも学んでいただき、ヒン
トになるものを持ち帰られればありがたいとしました。
もう一つの狙いとして、現在FMフォーラムが実施中で、オンデマンドを是非聴いてほしい
として、山崎直子氏のビデオメッセージや、NHKの佐々木翼氏の企画講演「ファシリティ
マネジメントで描くNHK総務の次世代戦略」の視聴の進めなどを行いました。

懇親会を開催
その後懇親会が開催され各自交流を行いました。




