コクヨ、「まなびかた研究所」を設立

人々のまなびを広義に探究する機関

自己実現や人々のWell-beingに寄与するまなびを探究し、「自律的にまなび続ける社会」の実現を目指す

コクヨは、このたび、学びの未来を専門的に探求する「まなびかた研究所」を設立。外部組織である公益財団法人Well-being for Planet Earthとの連携や一般財団法人 対話による教育実践センター(英語表記:Center of Dialogue Education、以下 CoDE)への参画を通して、自己実現のための道筋を解明・構造化し、様々な人が自律的にまなび続けられる仕組みを探究する機関として活動するといいます。

「まなびかた研究所」設立の背景と目的

コクヨは、2022年の「長期ビジョンCCC2030」において、未来のありたい社会を、誰もが活き活きと働き、暮らし、つながりあう「自律協働社会」としたといいます。一方、デジタル化の発展や価値観の多様化が進む現代社会において、まなびのあり方は、従来の画一的なものから、不確実な世の中で生き抜く力を育む自律的・社会的な学びへと変化しているといいます。特に人生100年時代を見据え、生涯にわたり能動的に学び続けることの重要性が世界的に高まっているとしています。

コクヨは、この時代の変化を捉え、長年培ってきた事業活動を通じて得た知見を活かし、人々の“まなびかた”に焦点を当てた研究を通じて、社会への提供価値を再定義することとし、「まなびかた研究所」を設立するといいます。様々な外部機関や有識者との協業や連携を通じて、人々の内省や協働、そしてWell-being(ウェルビーイング)に“まなびかた”がどのように寄与するか、さらに、人々が自律的にまなび続けられる仕組みを探求していくとしています。

将来的には、国内外の情報収集・分析を通じて“まなびかた”に関する知見を体系化し、「“まなびかた”のナレッジハブ」として、組織や国を超えたネットワークを構築し、ビジョンである「自律協働的にまなび続ける世界の実現」に貢献することを目指すとしています。

「まなびかた研究所」の概要

名 称:まなびかた研究所
設立日:2025年11月1日(土)
活動内容:「自律協働的にまなび続ける世界の実現」をビジョンとし、一人でも多くの「まなび続けられる人」を増やし、人の成長を後押しすることに貢献していくといいます。

公益財団法人Well-being for Planet Earth(WPE財団)との連携

同研究所は、予防医学研究者である石川善樹氏が代表理事を務める「公益財団法人Well-being for Planet Earth(WPE財団)」と、2025年9月から連携を開始したといいます。
石川氏の予防医学およびWell-being分野における深い専門知識と、国内外の有識者とのネットワークと連携することで、同研究所の活動に多角的な視点と深みをもたらし、社会的な意義の最大化を図るとしています。

一般財団法人 対話による教育実践センター(Center of Dialogue Education/CoDE)への参画

さらに、同研究所は、菅公学生服株式会社 代表取締役社長 尾﨑茂氏が代表理事を務める「一般財団法人 対話による教育実践センター(Center of Dialogue Education/CoDE」(2025年11月設立予定)への参画を決定したといいます。CoDEは、尾﨑 茂氏が日本の教育の質の向上と、未来を担う人材育成を目指し、国内外の教育機関や企業、行政、地域との連携のもと、対話を通じた新しい学びの形の普及を推進する財団だとしています。

参加の内容

CoDEが理想として掲げる対話型教育の推進に賛同し、CoDE研究員(かえつ有明中高等学校の教諭や対話型教育の実践者)が持つ現場の知見を広く社会に普及させるための共同研究に参画するといいます。これにより、研究活動で得られた成果を具体的な教育現場への導入を通じて検証し、社会実装に繋げる活動へと昇華させていくとしています。

(画像はコクヨ様リリースより)

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