イトーキ、中京大学×イトーキ×コクヨマーケティング×丸天産業の産学連携となる2026年3月竣工の学生ラウンジ改修プロジェクトのデザインが決定
少子化時代のキャリア教育に新潮流。学生主体で挑み社会を学ぶプロジェクト
イトーキは、コクヨマーケティング株式会社、株式会社丸天産業とともに、中京大学名古屋キャンパス・センタービルにおける学生ラウンジ改修プロジェクトに参画。
1994年竣工以来初の大規模改修で、学生が自らデザインを担う産学協働の試みだといいます。各社を選んだ学生チームが空間設計に挑戦し、このたび、チームイトーキはコンセプトに 0801_Image + Text「Nest for you(みんなのための巣)」を策定し、ラウンジのデザインが決定したことを2025年11月11日(火)に発表しました。竣工は2026年3月を予定しているとしています。

産学連携による「学生×企業×空間デザイン」の共創モデル
同プロジェクトは、中京大学が主催し、学生が競合3社(イトーキ・コクヨマーケティング・丸天産業)のいずれかを選び、各チームで異なるラウンジ空間をデザインする取り組みだといいます。大学が設定したラウンジコンセプト「クロスロード(交差点)」を共通テーマに、学生の発想と企業のノウハウを融合し、「共創」の学びの場を創出しているとしています。
現代学生のキャリア課題に応える実践的学び
背景には、少子化による学生数減少、就職活動の早期化、実践力重視の採用傾向など、大学生を取り巻くキャリア環境の変化があるといいます。学業と並行してスキルや経験を積む必要が高まるなか、短期インターンでは得にくい、1年間にわたる長期的・実践的な課題解決力を養い、得難い経験を体得するのが同プロジェクトの狙いだとしています。学生たちは「インテリアへの関心」「自分の足跡を残したい」「ガクチカ対策」「企業との協働」など多様な動機を持ち、限られた条件の中で「やりたいこと」「できること」「やるべきこと」のバランスを自ら考え、デザインに取り組んできまたとしています。
チームイトーキの提案はコンセプトに「Nest for you(みんなのための巣)」を策定
イトーキを選んだチームは、ラウンジに寄せられた学生の声である「椅子が高い。固い。痛い」「くつろげない」「落ち着かない」などの課題に着目。そのうえで、「安心して帰れる場所」となる「Nest for you(みんなのための巣)」をコンセプトに、以下の3つを組み合わせた、心身の「拠りどころ」となる空間を設計したといいます。
課題・勉強に集中できる空間
友達と気軽におしゃべりできる空間
短時間でもリラックスできる空間
学生自身が設計に携わるほか、プレゼン資料を作成し、家具配置や照明計画まで自ら検討するなど、実社会さながらのデザインプロセスを体験しているとしています。
学生の手で未来の「クロスロード」を
「クロスロード」と「Nest for you」の掛け合わせは、「安心できる『巣』があるからこそ、新しい『クロスロード』に羽ばたける。」というメッセージを込めているといいます。同プロジェクトは、学生のキャリア形成支援と、企業のデザイン知見活用を両立する産学連携モデルとなっているとしています。2026年3月のリニューアルオープンを目指し、各チームのプランが具現化していくといいます。
同プロジェクトでは、イトーキが働き方の研究やオフィス設計・施工を通じて培った「人を中心とした空間づくり」の考え方を教育空間にも応用。学生が大学生活で安心して挑戦できる舞台となる環境を共創しているとしています。
(画像はイトーキ様リリースより)


