JOIFA、第4期FLP成果発表会と修了式を開催
第4期次世代リーダー育成プログラム
日本オフィス家具協会(JOIFA)は2025年10月8日(水)、東京都中央区日本橋のコングレスクエア日本橋で、JOIFA第4期次世代リーダー育成プログラム(Future Leaders development Program4、以下FLP)のDay8、成果発表会&修了式を開催しました。

同プログラムは、「自社のさらなる持続的な成長に向けて変革およびイノベーションについて徹底的に考え抜く」というもので、4月25日のDay0から今回のDay8まで約半年間、9回にわたり行われたもの。
第4期FLPの参加者は以下の通り。
アイコ株式会社        青山高之氏
株式会社イトーキ       赤平裕美氏
株式会社アダル        安部信吾氏
株式会社近代家具出版     薄井悠氏    
ダイシン工業株式会社     大江宏和氏
江戸崎共栄工業株式会社    大崎裕氏
山田工業株式会社       大橋康宏氏
コマニー株式会社       岡本祥一氏
プラス株式会社        岡本裕介氏
株式会社森傳         小澤隆俊氏
藤沢工業株式会社       加藤匠摩氏
コクヨ株式会社        繁田圭祐氏
株式会社オカムラ       芝山博紀氏
共栄工業株式会社       鈴木正隆氏
株式会社SANKEI         内藤春樹氏
パブリック株式会社      登尾久氏
タカノ株式会社        平澤俊樹氏
小松ウオール工業株式会社   松田敬氏
株式会社オフィスバスターズ  室矢重司氏
株式会社三森屋        幸村裕介氏
進行は、同プログラムの総合ファシリテーター兼講師のHuman Resource Brain Consulting(HRBC)株式会社代表取締役の迫川史康氏。
Day8の今回は、
① オープニングメッセージ
② 発表会(選抜5名のプレゼンテーション、投票)
③ 審査発表、講評
④ 修了式(参加者全員に修了証授与、参加者一言コメント)
⑤ 人材育成委員会 山田匡通委員長(イトーキ代表取締役会長)よりメッセージ
が行われ、その後立食懇親会が開催されました。
貫名専務理事のメッセージ

冒頭、日本オフィス家具協会専務理事の貫名英一氏がオープニングメッセージを行い
「本日はお忙しい中たくさんの来賓の方にお集まりいただきまして本当にありがとうございます。このFLP、次世代リーダー育成プログラムは今年で4回目。年に1回、半年間集合研修ということになっております。最初始めたときはこの業界になかなかフィットしたこのような教育プログラムがないということで、我々も手探りで始めたのですが、さすがに4回目ということになると中身も充実し、第1回ではDay0 から最終日がDay5だったものが、今回はDay8になっているように、1年目から3日も増えています。それぐらい充実してきました。そういうこともあり、この後皆さんにプレゼンをして頂きますが、この予選のときにも非常に白熱したものが聞けまして非常に面白かったです。後ほどまた皆さんに聞いていただきますが、JOIFAとしては、このような機会を有効に利用していただき、参加者の方、ゲストの方とも交流していただいて、業界全体の発展が実現できればという思いでおりますので、どうぞ最後までお楽しみください」などと述べました。
続いて、迫川氏が進行についての説明を行いました。
発表会と発表者
発表会では、同プログラムの参加者20名を5名ずつ4チームに分けそれぞれのチームから最も優れた発表者を代表者として1名ずつ選抜。それに各チーム2番目の発表者からそのなかで最も優れた1名を加えた計5名の代表者がプレゼンテーションを行い、それをゲスト(来賓)が投票し、MVPを決定するというかたちで行われました。その際、来賓に対してはMVPを決める基準として、「視野の広さ」「創造性」「論理構成」「熱意」の4つの観点でそれぞれ1点から5点までの5段階で採点し投票用紙に記入。それを参考として1番良かったと思う人を1名選択しました。また発表に対する賞賛ポイントや改善点、アドバイスを書くフィードバックシートへの記入、などが依頼されました。
発表者は、発表順に
① 株式会社イトーキ      赤平 裕美 氏
② タカノ株式会社       平澤 俊樹 氏
③ アイコ株式会社       青山 高之 氏
④ 株式会社オカムラ          芝山 博紀 氏
⑤ 株式会社オフィスバスターズ 室矢 重司 氏
それぞれ発表前にグループのメンバーが代表者を選んだ理由や激励の言葉を述べ、プレゼン発表後は来賓の中の主に発表者の上司にあたる人がコメントを述べ、また、質疑応答なども行われました。





MVPはタカノ株式会社平澤 俊樹 氏
休憩をはさんでその間に投票が行われ、MVPが発表されました。
MVPは、タカノ株式会社平澤俊樹氏でした。
平澤氏には貫名専務理事からバカラのウイスキーグラスが贈呈されました。

平澤氏は「今回MVPということで、前回のプレゼンからグループの皆さんに付き合っていただいて本当に感謝の言葉もないくらいです。自分でも洗練されたプレゼンになったと思います。感無量です。休みの日にもメンバーの皆さんからメールいただいて、貴重な皆さんの時間をプレゼン資料のブラッシュアップに充てていただいたことに非常に感謝しています。ありがとうございます」などと述べました。チームのメンバーにも拍手が贈られ、また、そのほかの4人のプレゼンターにも拍手が贈られました。


修了式
続いて修了式が行われ、イトーキ代表取締役会長でJOIFA人材育成委員長の山田匡通氏から参加者全員に一人ずつ修了証(発行者名は日本オフィス家具協会会長中村雅行氏、山田委員長が代読)が授与され、また、山田会長の著書「マインドフィットネス入門」(受講者一人ひとりへの宛名と山田会長のサイン入り)が贈呈されました。また、修了者はその場で一言コメント、FLPに参加して学んだこと、気づいたことなどについて述べました。

山田委員長がメッセージ
最後に山田委員長からメッセージが贈られました。
山田委員長は「このFLPも4回目を迎え、今日も皆さんのプレゼンテーションをお伺いして非常に感銘を受けました。回を追うごとに内容が深まっていて大変感心いたしました。

皆さんご存知の通り、会社の経営というのは最終的には人材です。人をいかに育てるか。特にリーダーですね。リーダーをいかに育てるか。そういう意味でこのFLPというのは非常に重要なJOIFAのプログラムだと思い、私としてはできるだけの支援をしたいと思っています。
またあの先ほどからそしていつも思うのですが迫川さんはすごいですね。ちゃんと一人一人の特徴を覚えてコメントされる。普通は、顔は覚えていてもなかなかその方がどういう特徴を持っているかまではわからない。やはり迫川さんの力は大きいですね。これがFLPの成果を高めてくれている。本当にありがとうございます。
リーダーということについて皆さん色々な会社から、しかも色々な遠方から集まって来て、最初はどうかと思っていたものがやはりこの半年経つと明らかに色々な意味での成果を上げておられる。特に私が非常に嬉しいのはあの高い視座で、違う視座でという言葉が随分出て来ますね。やはり自分の会社だけでは得られないものが、皆で一緒に共同して議論するなかで視座が変わってくる。要するに業界を、会社を、人々が見る目が変わってくる。これがリーダーにとっては非常に重要です。そのことを皆さんの色々なコメントから受け取ることができて大変嬉しいです。FLPというものが機能している。これは、貫名さんの力、山田さん(JOIFA人財育成委員会山田裕之氏)の力、迫川さんの力もあるのですけれども非常に機能しているという気が致します。
やはり皆さんこれから自分の企業それから業界を背負っている方々ですから、この視座を高めて、自分の企業ためのみならず業界のためにという、その視点でこれから活動したりすることが非常に重要です。同時にここでやはり人脈ができる。そこは皆さんおっしゃっていましたけれども、今までにない使命感ができてくる。実はフォローアップということで、この人脈を引き続きフォローしていく、そういう仕組みをつくっていただいていますけれども、それによってこれから長い間、皆さんの共同作業ということでこの業界が盛り上がっていくことを私としては非常に期待していますし、そのことが可能だという、そういう感じを強く受けました。
リーダーとは

最後になりますが、リーダーとは何なのか。これ大問題なのです。私自身の考えを申し上げますと、リーダーというものの本質は最終的には、人を、他人をといってもよいですが、どのぐらい幸せにするかという、この問題意識、その意識を持ち、それによって行動できるかどうかです。他人をどの位、他をどのくらい幸せにするか。私は最終的にこの一点に絞られると思います。ただこの他という時、他人というときに、まず、最初はやはり家族です。自分の家族。そこでリーダーシップを発揮しなければならない。次はやはり自分の働いている会社ですね。会社をどうやってこの社員をどうやってハッピーにしたらいいかということを絶えず発想する。部下が何人いるのかは関係ない。仮に自分が新入社員でもこの会社どうやって少しでもいい会社にして、少しでも社内をハッピーにするかということを考えながら行動する。これがやはりリーダーの本質です。それが会社からだんだん業界に移る。業界をどうやって。今度は日本経済にどうやってと、だんだんリーダーとしてのスパンが広がっていきます。それからこの国をどうしたらいいかという、この高い視座で本当にリーダーシップを発揮してもらいたい。この国をどうするか。この世界をどうするか。それからさらに大きくすると地球をどうするか。やはり今SDGSとかはそういう発想とはまさにこの地球環境と人間というのは一つの生命体だと私はそう思っているのですけれど、その発想が次第に広がって行く。人を本当に幸せにしようと思うとそこに発想がいくのです。この世界をどうしたらいいか。この自然を、地球をどうしたらいいかとさらに広がっていくと宇宙になっていくわけです。そこまではなかなか大変ですけれども、結論的に申し上げると、私としては、皆さんにリーダーの本質、やはり他人をいかに幸せにできるかそのために絶えずその発想をし、そしてその行動ができるかということに私はその本質があると思いますので、このことを皆さん頭においてこれから行動してほしいと思います。引き続き皆さんのご活躍とそれから業界に関する貢献を期待いたしまして私のメッセージといたします」などと述べエールを贈りました。
最後に記念撮影が行われ発表会と修了式は滞りなく終了しました。

懇親会を開催
修了式の後、ホワイエにて立食懇親会が開催されました。
乾杯の発声を貫名専務理事が行い
「修了式が終わりまして。まずは修了おめでとうございます。FLPは終了しましたが、皆様のリーダーシップの旅は今日から始まります。引き続きそれぞれの道を歩んでいただきたいのですが、一人で歩んでいくと大変ですが、20人の仲間がいますので、困ったときはその20人で共有していただければと思います。本日の皆様の門出をお祝いして乾杯をしたいと思います」と述べ乾杯の発声を行いました。

各自親睦を深めた後懇親会は盛況の裡に閉会しました。



