イトーキ、仙台支店を新拠点へ移転

新たに「ITOKI DESIGN HOUSE SENDAI」としてオープン

“東北らしさ、仙台らしさ”を体現したオフィスで「地方都市のこれからの働き方」を発信ワーキングショールームとして見学の受け入れも開始

イトーキは、東北6県のHUB拠点として機能する仙台支店を移転し、2025年10月23日(木)に「ITOKI DESIGN HOUSE SENDAI」としてオープンしたといいます。
人手不足を背景とした採用難や人材定着といった課題は全国的に深刻化しており、特に地方都市においてはその影響が大きく、オフィスを“人を惹きつけ・育て・活かす場”として移転やリニューアルなどの投資をする動きが加速しているとしています。
「ITOKI DESIGN HOUSE SENDAI」は、地域性を生かした空間づくりと、多様なステークホルダーが交わる場としての機能を兼ね備え、仙台から東北エリアの企業の人的資本経営を支援する新たな拠点として生まれ変わるとしています。

「ITOKI DESIGN HOUSE SENDAI」オープンの背景

同社によると近年、地方都市では採用や定着の難化、人材の都市部流出など人材課題が深刻化し、オフィス環境の見直しニーズが高まっているといいます。東北エリア、特に宮城・仙台においても「人が集まる職場づくり」への投資に注目が集まるなか、イトーキはオフィスを単なる“働く場”ではなく、組織戦略に資する“人材を惹きつけ・育て・活かす場”へと進化させる取り組みを推進してきたとしています。
その一環として、仙台支店を「ITOKI DESIGN HOUSE SENDAI」として再構築。本社である東京・日本橋の「ITOKI DESIGN HOUSE」が掲げる、「次世代のワークスタイルを構想し、実践、体験するオフィス」というコンセプトを継承し、ショールーム・ギャラリー・ラボといった多様な機能も備えながら、地方拠点ならではの地域性を掛け合わせた新たなモデル拠点として位置づけたとしています。

東北エリアの企業課題を、空間の力で解決する拠点へ

東北エリアでは近年、恒常的な人手不足により、優秀な人材の確保や定着に課題を抱える企業が少なくないといいます。加えて、働き方の多様化により、従来型のオフィスでは社員の生産性やエンゲージメントを高めることが難しくなってきているとしています。さらに、築年数を重ねたオフィスビルでは執務環境の快適性が低下し、社員にとっても顧客にとっても魅力ある空間づくりが求められていたといいます。
そうしたなか、イトーキは自社の仙台拠点において、地域社会とより深くつながり、働く人が誇りを持てる環境を整えることで、これらの課題に対する具体的なソリューションを実装したとしています。

同社は、次の3つの挑戦を通じて、自社だけでなく同様の課題を抱える東北エリアの企業に対しても、オフィスがもつ“空間の力”を活かした解決策の一例を示すことを目指しているといいます。その象徴が、「ITOKI DESIGN HOUSE SENDAI」だとしています。

(1)「働きたくなる職場」への進化:地域とつながる空間デザイン

人手不足や人材定着の課題に対して、「ITOKI DESIGN HOUSE SENDAI」では空間そのものが社員の誇りやモチベーションにつながるよう、地域性を活かしたデザインを採用したといいます。仙台・定禅寺通りのケヤキ並木をモチーフにした空間づくり、地元産材の活用、そしてJAZZ文化の取り入れなど、“仙台らしさ”を随所に感じられる空間となっているとしています。地域とのつながりを感じながら働くことができるこの場所は、企業と社員の双方にとって「選ばれる職場」へと進化を遂げているとしています。

(2)快適性と多様性を両立:新しい居心地の実現

旧オフィスにおける課題のひとつであった快適性の低さや老朽化に対しては、光と緑を積極的に取り入れた明るく開放的な空間を設計。遮音性・吸音性の高い素材選定により、集中とリラックスのバランスが取れた快適な環境を実現しているといいます。また、ソファ席、ハイカウンター、ベンチスペースなど、業務や気分に応じて選べる多様なワークポイントを配置し、誰もが居心地よく過ごせるオフィスへと刷新したとしています。

(3)偶発的な出会いを生む設計:共創と対話の場づくり

カフェラウンジを空間の中心に配置することで、職種や立場を越えて自然と人が集まり、会話が生まれるように設計しているといいます。また、オープンなミーティングスペースやビジュアルボードの設置により、アイデアの可視化と共有を促進。共創が生まれる場として、企業の変化や挑戦を後押しする空間へと進化したとしています。

さらに今後は、パートナー企業や設計者との勉強会やイベントを開催し、地域のステークホルダーが交わり学び合う共創拠点としての活用も見据えているといいます。仙台におけるオフィス投資の新たな可能性を示し、人的資本経営の実践を後押しする拠点として進化を続けるとしています。

ITOKI DESIGN HOUSE SENDAI概要

名称:ITOKI DESIGN HOUSE SENDAI
所在地:宮城県仙台市青葉区中央3-4-12 NANT仙台南町ビル2F
在籍人数:約29名(2025年10月時点)
面積合計:約276平方メートル(約83坪)
見学について:【時間】 平日9:00~17:00(完全予約制)
※見学は法人の顧客のみの対象
※予約状況によって、見学を受けられない可能性あるとしています。

ITOKI DESIGN HOUSEとは

ITOKI DESIGN HOUSEは「次世代のワークスタイルを構想し、実践、体験するオフィス」であり、同時にショールーム、ギャラリー、ラボといった多様な機能を備える空間だといいます。人間工学やデータ活用といったテクノロジーと、人の感性に働きかける空間やプロダクトデザイン、その二つの力を融合させ、次世代の働き方を生み出し、試し、磨き続けるとしています。社員自身の働き方を常にアップデートしながら、多様なステークホルダーとの共創によってイノベーションを生み出し、さらなる体験価値を提供するとしています。
2025年以降、全国の主要拠点を順次「ITOKI DESIGN HOUSE」へとリブランディング。この度移転し、新たにオープンを迎える「ITOKI DESIGN HOUSE SENDAI」を皮切りに、各都市の産業やコミュニティに根差しながらも、国内外の働く人々、デザイナー、ビジネスパートナーが集い、コラボレーションを通じて、新たな「働く」文化を発信していくとしています。

(画像はイトーキ様リリースより)

Follow me!