コクヨ、マーキングペン [リサーチラボペン](耐アルコール性タイプ)が「2025年度グッドデザイン・ベスト100」を受賞
グッドデザイン賞にはプロダクト・サービスなど11件が受賞
コクヨは、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する2025年度グッドデザイン賞で、コクヨのマーキングペン [リサーチラボペン]が「ベスト100」を受賞したといいます。また、グッドデザイン賞にはコクヨグループの プロダクト・サービスなど11件が受賞したとしています。

<「グッドデザイン・ベスト100」受賞>
マーキングペン[リサーチラボペン]
同製品は、理化学系研究者の声から生まれたマーキングペンだといいます。このペンは、筆記面にアルコールが付着しても文字が消えにくく、凍結・結露した濡れた面にも書くことができるとしています。また、0.6mmの細いペン先により、マイクロチューブなどの小さな容器にも細かく文字を書けるといいます。理系研究者のニーズに応える商品だとしています。
<「グッドデザイン賞」受賞>
(1)サステナブルな木製家具ブランド「yuimori(ユイモリ)」ラウンジスペース・ソファ ym-03

同社は、同社の「結の森プロジェクト」で育てられた国産木材を使用した木製家具シリーズ第3弾として、オフィスラウンジソファを開発。従来は家具材料として避けられがちだった柔らかい針葉樹を採用し、オーガニックなデザインとオフィス仕様の耐久性・快適性を実現しているとしています。リラックスした対話や一人の時間を快適にサポートし、環境に配慮したサステナブル設計により、多様な働き方に対応する商品を目指しているとしています。
(2)クランプ式電源コンセント [Energy Line]

同製品は、空間や家具に馴染むライン状の差込口を採用し、差込口からコード出口まで360度隙なく配慮されたデザインだといいます。多様化するどんなオフィス空間にも調和するクランプ式コンセントとなっているとしています。インクルーシブデザインの手法により差し込み心地を検討し、誰でも使いやすい製品に仕上げたとしています。
(3)ガジェットポーチ、トラベルポーチ

ファスナーを開けると自然にパッと開いて自立するポーチシリーズだといいます。独自開発した反発力を高める芯材構造により、開口部を大きく開いた状態を保持できるとしています。そのため、収容物を取り出しやすく、探しやすくなっているといいます。特に需要の高いガジェットポーチとトラベルポーチの2種類を展開し、それぞれの用途に適したデザインを実現したとしています。
(4)文具のコクヨが本気で消しやすさにこだわったという軽い力でスルッと落とせるフローリングワイパー(12月上旬発売開始予定)

同社は、職場の床掃除における「汚れ落ち」と「身体的負担」への不満を解消するため、グリップ形状を工夫したフローリングワイパーを新たに開発したといいます。靴跡などの頑固な汚れを軽い力で落とせる設計を実現し、産学連携により腰への負担軽減効果も検証したとしています。掃除従事者だけでなく上肢に障害のある人の意見も得、誰もが使いやすいインクルーシブな製品を目指したとしています。
(5)消しゴム [キャンパスよく消えるのに折れにくい消しゴム]

同製品は、従来の消しゴムの形状と素材を一から見直した製品だといいます。インクルーシブな視点から検証した結果、通常の長方形では「持ちにくい」と感じる人がいたり、「折れてしまう」、「細かく消しにくい」といった課題があることが分かったといいます。これらの問題を解決するため、形状を平行四辺形へと進化させたとしています。また独自に新処方を開発し、多くのユーザーにとって使いやすい消しゴムを目指しているとしています。
(6)ハサミ [サクサ]

このハサミは、利き手を問わず切りやすい設計になっているといいます。同社によると、一般的なハサミはユーザーが利き手に応じたハサミを選んで使う必要があるといいます。よって、左利きの人が右利き用のハサミを使っても右利きと同じような性能を発揮しないといいます。同製品は、持ち手に対して刃をわずかに傾けて設計することで、使用者に関わらず切りやすい仕様を実現しているとしています。 *サクサのストレートブレードタイプを除く
(7)紙製パッケージ [サクサ、ハリナックス]

脱プラスチック化に対応した紙製の文具パッケージだといいます。紙パッケージの特性を活かし、多くのユーザーにとって分かりやすく選びやすいデザインを実現しているとしています。文具業界では初めて、多言語表示や音声で情報を認識できる「アクセシブルコード」を採用したといいます。これにより、視覚障がい者や外国人の方を含む幅広いユーザーが、商品情報を簡単に取得できるとしています。
(8)ブッククリップ [キャンパス ペンのように持ち運べるブッククリップ]

このブッククリップはコンパクトな形状が特徴だといいます。左右のクリップが軸を中心に回転することで、ペン型から従来のクリップ型へと変形するとしています。また、左右のクリップが独立して動くため、様々なページの厚みに対応可能だといいます。学生の勉強場所が多様化している現在、持ち運びやすさが新たな価値を提供するとしています。
(9)高級筆記具ブランド [KOKUYO WP(コクヨダブルピー)]

筆圧によって線幅が変わるファインライターと、インクの濃淡が美しいローラーボールのブランドだといいます。軽やかな書き心地と優れたデザイン性に加え、その時々の思考や感情を筆記線の表情として表現できるとしています。そのため、書くこと自体に夢中になり、もっと書きたくなる筆記具シリーズとなっているといいます。特に構想段階では太めの線で全体を俯瞰することで、より自由な発想を生み出すことができるとしています。
(10)Hello!Family. [はろここトーク]

家族見守りIoTブランド「Hello! Family.」シリーズが提供する「はろここトーク」は、子ども向けの見守りGPSデバイスだといいます。「はなす・きく・しらせる」の3つのボタンで操作が分かりやすく、子どもにも簡単に扱えるとしています。「安心をベースに、子どもの好奇心を応援する」というコンセプトのもと開発されており、位置情報の確認や経路表示はもちろん、音声メッセージの送受信や出かけ先のおすすめ機能も搭載しているといいます。単なる見守りツールを超えて、家族のつながりを深めるサービスとしても活用できるとしています。
(11)ビジョンドリブンオウンドメディア[WORKSIGHT]

コクヨは「自律協働社会」という未来シナリオの実現を目指しているといいます。この目標に向けて、社会変化を促進し新規事業を創出するR&D活動の一環として、オウンドメディアを再編するプロジェクトを実施したといいます。このプロジェクトでは、コンテンツ制作の一部を一般公募による外部編集員が担当するといいます。社員とファンが協力して、あるべき社会像を共に探求する仕組みを構築しているとしています。
プロジェクトは以下の要素で構成されています:
・ 季刊発行のプリント版
・毎週配信のニュースレター
・不定期開催のイベント
・SNS
これらを通じて、多角的なアプローチで未来社会の探求を進めているとしています。
(画像はコクヨ様リリースより)