岡崎製材、【第38回 日経ニューオフィス賞】「中部ニューオフィス奨励賞」を受賞

超省エネ次世代戦略型オフィス「オフィス・ラボ」が

岡崎製材は、日本経済新聞社主催の「38回 日経ニューオフィス賞」に初挑戦し、「中部ニューオフィス奨励賞」を初受賞したといいます。

日本経済新聞社と一般社団法人ニューオフィス推進協会(NOPA)が実施する、創意と工夫をこらしたオフィスを表彰する「日経ニューオフィス賞」に、同社が設計・施工し2024年4月に竣工した次世代戦略型オフィス「総合センター|オフィス・ラボ」(以下「オフィス・ラボ」)をエントリー。日本トップレベルの高性能設計で超省エネを実現したオフィス・ラボが高く評価され、「中部ニューオフィス奨励賞」に選ばれたとしています。

総合センター|オフィス・ラボ

所  在  地:〒444-0005愛知県岡崎市岡町字下野川62
旧事務所開設:1988年/昭和63年
階    数:2階建て
構    造:木造在来軸組工法
最 高 高 さ:7.176m
敷 地 面 積:430.13㎡(130.11坪)
建 物 面 積:230.77㎡(69.81坪)
延 床 面 積:362.87㎡(109.77坪)

同社は、1917年の創業以来、建築木材の卸からリノベーション、不動産、木製品の製造販売まで、暮らしに関わる幅広い事業を展開してきたといいます。そのような同社が、営業拠点の建替えを機に挑戦したのが「オフィス・ラボ」。全て自社設計・施工によって実現した同施設は、日本トップレベルの高性能設計を誇り、愛知県内では初となる次世代戦略型オフィスとして開設されたとしています。

建て替え前の旧事務所

建て替え後のオフィス・ラボ外観

オフィスコンセプト【次世代戦略型オフィス】

1.長寿命100年仕様

木材・建材・施工のプロフェッショナルがこだわり選び抜いた最新鋭仕様

2.高機能・高性能・超省エネ

光熱費を約50%削減する高性能仕様と太陽光発電・蓄電池・EV活用による自給自足システム

3.オフィス・ラボとして社会実験の場に

建設業界に於けるGX提案 「長寿命・高性能オフィス」を自ら社会実験の場として活用
新しいオフィスの在り方・働き方を世界に発信するラボ機能を兼ねるとしています

オフィス・ラボで働く総合センターメンバーの執務風景

機能性・快適性や創造性を高めるオフィス空間

高断熱・高気密設計で、免疫力向上による健康の維持、さらには図書館並みの防音性能を実現
CO2濃度を感知する換気設備を搭載し、空気環境の向上にも配慮
設計時には「通風シミュレーション」を取り入れ四季を感じられる空間として設計
給気口には花粉フィルターを搭載し、花粉やPM2.5をシャットアウト(健康増進・well-being)
畳コーナー、キッチン&ダイニング等を取り入れ多様な働き方に挑戦

オフィスには珍しい畳コーナーを導入

執務スペースの一角にあり、最新家電も入ったダイニングキッチン

働きやすくデザインされた、自社製・無垢一点モノのデスク

機能性・快適性や創造性を高めるIT/ICTツール

建設業界に於けるGX提案┃データの計測・蓄積

オフィスのあらゆるデータを毎日計測・蓄積し、超省エネ・最適化を研究して提案。建築業界でも一般的になっていない「長寿命・高性能オフィス」を自ら社会実験の場として活用しているといいます。

AI搭載の最先端インタラクティブホワイトボード導入

応接・会議室にはAI搭載の最先端ホワイトボードを採用。議事録自動化・情報共有を効率化し、会議の質と生産性の向上になったとしています。

インタラクティブホワイトボードを使用した会議風景

光熱費50%削減の超省エネオフィス

断熱等級7(HEAT20 G3相当)を超える外皮性能と、ヒートポンプ式の熱源・空調を採用することで、平成28年度の一般的なオフィスと比べ光熱費50%削減を実現できるよう計画。世界トップクラスの欧州基準をクリアする高断熱・高気密設計として、電力会社のエネルギー・電力に頼りきらない超省エネ性能となったといいます。

オフィス・ラボの断熱材(断面図)

断熱材にはセルロースファイバーとグラスウールを使用。一般的なものと比べ 約2~3倍の厚みがある。セルロースファイバーは断熱効果に加え、調湿性を考慮して採用したとしています。

壁【厚み約330mm】

屋根【厚み約390mm】

性能/シミュレーション

光熱費:平成28年基準の一般的なオフィスに比べて光熱費50%削減 ※電気料金単価:27.00円/kWh前提

外皮平均熱還流率(UA値):0.21 等級7・HEAT20 G3を上回る高性能

C値:0.09 国が定める基準はないが一般的に高気密と評価される「C値1.0」を大幅に上回る高性能

資産をまもるBCP対策

太陽光発電・蓄電池・V2H活用で巨大地震など有事・災害時にも安心

自家消費だけでなく、災害時の備えとしての蓄電やV2H活用、余剰電力の売電など様々な選択肢を組み合わせることで、オフィス・ラボのエネルギー効率の最適化を実現するといいます。

太陽光発電、蓄電池、電気自動車を連携させたV2Hを搭載

耐震等級3取得・耐久性に優れた制震ブレースの採用

許容応力度計算にて耐震等級3を取得。東南海地震に備え、耐震等級の中でも最も安全性の高い耐震性を確保し、社員と地域の命と財産を守るといいます。また、耐久性の高いアルミ製の制震ブレースを採用し耐震性能・耐久性を高めているとしています。

シャワールーム完備で快適・健康な毎日を支える

物流オペレーターや職人含め社員の健康を守ることも同社の使命だといいます。シャワールームは汗を流すだけでなく、熱中症対策や有事の備えとしても活躍するとしています。

オフィスに備えたシャワールーム

無垢を活かしたウッドデザインオフィス

外と中を繋ぐくつろぎウッドデッキ

ミーティングにも休憩にも使える畳コーナー

社員が自然と集うダイニングキッチン

ガラス張りでありながら防音性の高い応接・会議室

勉強会に、地域交流に、多様に使えるフリースペース

岡崎製材株式会社(代表取締役 八田欣也氏、愛知県岡崎市戸崎元町4番地1)

創業1917年(大正6年)、100年超の歴史を有する愛知県岡崎市の老舗材木屋だといいます。一流の目利きが世界中から仕入れた多種多様な無垢材は200樹種・5万点を超え、日本一の保有量を誇るとしています。脈々と受け継ぐ材木知識・経験により歴代の目利きが世界中から揃えた銘木は、丁寧に製材・乾燥・加工され豊富なラインナップとして保管しており、顧客の要望に合わせて「あなただけの一点」を提案するとしています。
また、愛知県を中心に建築木材・資材等の卸売り、リノベーションや不動産、木製品の製造・販売など、建築や住まいに関わる多種多様な商品・サービスをワンストップで提供。地元密着の「最適住環境企業」を掲げる会社であるとしています。

(画像は岡崎製材様リリースより)

NOPA、第38回日経ニューオフィス賞の表彰式を開催

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