ダルトン、子会社を設立及び半導体製造装置事業を譲受
イトーキのグループ会社ダルトンは、新たに設立したダルトンの100%子会社であるADテクノロジーズ株式会社(以下、「ADテクノロジーズ」)を通じ、アスカテクノロジー株式会社(以下、「アスカテクノロジー」)が営む半導体製造装置事業を譲り受けたといいます。
イトーキは、2024 年から 3 カ年の中期経営計画「RISE TO GROWTH 2026」を策定し、7 つの重点戦略を掲げているといいます。
設備機器・パブリック事業の研究施設領域においては新製品投入によるシェア拡大を図るとともに、2025 年度はグループシナジー追求の一環として、研究施設領域を主力事業とするグループ会社ダルトンの経営改革を推進しているとしています。
事業譲受の概要
譲受対象事業:アスカテクノロジーの半導体製造装置事業(設計・製造・販売・保守)
譲受方法:ADテクノロジーズによる事業譲受
譲受実行日:2025年9月1日
譲受後の運営体制:アスカテクノロジーの従業員は全員ADテクノロジーズに移籍し、事業運営を継続
事業譲受の理由
ダルトンは、1990年から半導体製造装置事業を展開しており、現在では半導体製造における剥離、洗浄、乾燥、メッキ、溶剤再生など、ウエハーや治具、用途に応じて、研究開発向けの少量生産用から量産機まで、前工程分野を中心に幅広い工程に対応しているといいます。
ダルトンの半導体製造装置事業は、近年売上を伸ばし商談件数も増加している一方で、供給能力の強化が急務となっていたといいます。アスカテクノロジーは創業当初より30年以上にわたり主要サプライヤーとして同社を支えてきた企業であり、その高い技術力は顧客からも高く評価されているとしています。
この度、アスカテクノロジーの事業をダルトン100%子会社であるADテクノロジーズが継承し、アスカテクノロジーの技術力と同社グループの経営資源を融合させることで、グループにおける技術力・供給能力の強化を図るといいます。さらに、親会社である株式会社イトーキの設備機器事業部門との連携により、保守・メンテナンス領域や製造領域での対応力を強化し、長期的な事業成長を実現していくとしています。
設立する子会社の概要
(1)名称:ADテクノロジーズ株式会社
(英文表記: AD Technologies Co., Ltd.)
(2)所在地:東京都西多摩郡瑞穂町長岡3-9-11
(3)代表者の役職・氏名:代表取締役社長 春原 伸次 氏
(4)事業内容:半導体製造装置の製造・販売・保守
(5)資本金:45百万円
(6)設立年月日:2025年8月8日
(7)出資比率:株式会社ダルトン(100%)
相手先の概要
(1)名称:アスカテクノロジー株式会社
(2)所在地:東京都西多摩郡瑞穂町長岡3-9-11
(3)代表者の役職・氏名:代表取締役社長 松下 昌嗣 氏
(4)事業内容:半導体製造装置の製造・販売・保守
(5)資本金:45百万円
(6)設立年月:1994年9月
(7)同社との関係
資本関係:該当事項なし。
人的関係:該当事項なし。
※同社グループが製造・販売する半導体製造装置(一部)

(画像はイトーキ様リリースより)