コクヨ、上智大学と共同研究を開始

東京品川オフィス「THE CAMPUS」における勤務者の行動データを画像解析

コクヨは、上智大学と委託研究契約を締結したことを2025年7月28日(月)に発表しました。同研究は、オフィス空間における行動特性を可視化し、働き方のパターンを分析することで、空間デザインや働き方の最適化への寄与を目指すものだとしています。

百瀬公朗教授、同ゼミ学生、コクヨプロジェクトメンバー

コクヨは、2021年2月に「長期ビジョンCCC2030」を策定以降、自らの社会における役割を「WORK & LIFE STYLE Company」と再定義し、文具や家具にとらわれない事業領域の拡張を推進してきたといいます。2025年度を初年度とする第4次中期経営計画「Unite for Growth 2027」では、「森林経営モデル」をアップデートし、体験価値提供や、事業や地域の領域拡張を通じた事業価値向上および企業価値向上の実現を目指すとしています。
これまで、コクヨでは、東京品川オフィス「THE CAMPUS(ザ・キャンパス)」の位置情報などの行動データを活用し、顧客への働き方提案に活かしてきたといいます。
同研究では、これまでコクヨで蓄積していたものの、まだ活用には至っていないオフィス内の画像データについて、上智大学大学院の応用データサイエンス学位プログラムでデータ分析に取り組む学生とともに解析を行うといいます。
オフィスの画像データを活用し、社員の移動経路や滞在エリア、コミュニケーションの頻度などを解析することで、空間デザインや働き方の最適化に寄与する知見を得ることを目指すとしています。

研究概要

契約期間:2025年5月1日(木)~12月31日(水)内容:
THE CAMPUSの25箇所に設置されたカメラによって撮影された画像データを、上智大学大学院の応用データサイエンス学位プログラムおよびコクヨワークスタイルイノベーション部が共同で画像解析を行うとしています。

両社の役割:
【コクヨ】
THECAMPUSで設置されている画像の提供とコクヨのノウハウである働き方に関する知見を提供。
【上智大学】
提供された画像データをもとに、執務者の表情、動作および姿勢ならびに空間環境状況の画像解析を行うとしています。

コクヨ グローバルワークプレイス事業本部スペースソリューション本部ワークスタイルイノベーション部部長 伊藤毅氏(集合写真前列右から2人目) 
コメント:
上智大学のデータサイエンスにおける知見と学生がわくわくする姿を共に共創できることが今から楽しみです。

上智大学 上智大学特任教授 百瀬公朗氏(集合写真前列左から2人目) 
コメント:
オフィスと言えば連想するコクヨ様と一緒になってデータサイエンスを駆使しながら、私どもの学生たちが新しいオフィスの価値観を求めて多くを学んでいくことを期待しています。

(画像はコクヨ様リリースより)

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