JFMA、第20回 日本ファシリティマネジメント大賞(JFMA賞)エントリー・応募の受付を開始
公益社団法人 日本ファシリティマネジメント協会(JFMA)(東京都中央区)は、2025年7月1日(火)から、「第 20 回 日本ファシリティマネジメント大賞(JFMA賞)」のエントリーおよび応募の受付を開始するといいます。
ファシリティマネジメント(FM)とは、「企業や団体などが、組織活動のために施設およびその環境を総合的に企画・管理・活用する経営活動」であり、人事、財務、情報システムに次ぐ“第4の経営基盤”だとしています。

働く人々が高いウェルビーイングとエンゲージメントを持ち、生産的かつ創造的に働ける環境を整えることは、組織経営への貢献にとどまらず、社会全体にとっても大きな価値をもたらすといいます。
こうしたFMの理念が日本で広く実現されることを目的として、日本ファシリティマネジメント協会(JFMA)は、優れたFMの実践事例を表彰しているとしています。
■ 表彰対象
ファシリティマネジメント(FM)の理念に基づき、FMを実践した組織または個人。 原則として、日本に拠点を置き、国内におけるFMの普及に貢献した人が対象だといいます。
※大企業のみならず、中小企業や地方公共団体のオフィス、学校、病院、ホテル、物流施設、商業施設、医療施設、スポーツ・娯楽施設などにおいて、FM の導入・実践、さらには地域のまちづくりに至るまで、業種や規模を問わず幅広く対象とするとしています。
■ 表彰区分
⚫ 優秀ファシリティマネジメント賞(優秀FM賞)
FMの理念に基づき、優れた成果を挙げた活動を表彰するといいます。
この中でも特に優れた活動に対して「最優秀FM賞(鵜澤賞)」を授与するとしています(該当なしの場合あり)。
⚫ 技術賞
FMに関する優れた手法・技術の取り組みを表彰するといいます。
⚫ 功績賞
FMに関する優れた実践(貢献)、論文(博士論文または同等の内容)、出版物、その他の活動を表彰するとしています。
※上記応募の中から、以下の賞を追加で授与する場合があるといいます。
⚫ 特別賞 特に顕著な成果を挙げ、特別に表彰すべきと認められる活動
⚫ 奨励賞 将来的な発展が期待される活動(上記賞の水準には未達だが評価に値するもの)
■ エントリーおよび応募期間
エントリー期間:2025年7月1日(火)~ 7月31日(木)
応 募 期 間:2025年7月1日(火)~ 8月31日(日)17:00必着
※応募書類データは、OneDriveへのアップロード完了時点を締切としています。
※功績賞における出版物や冊子などの添付資料は、別途郵送(8月31日必着)としています。
■ エントリー方法
日本ファシリティマネジメント協会(JFMA)のウェブサイト確認のこと。
https://www.jfma.or.jp/award/index.html
■ 審査委員(50音順)
委員長 北川 正恭氏(早稲田大学 名誉教授)
副委員長 深尾 精一氏(首都大学東京 名誉教授)
委員 安達 功氏(株式会社日経BP 総合研究所 フェロー)
伊藤 裕美氏(経済産業省 製造産業局 生活製品課 企画官)
猪股 篤雄氏(神奈川県 政策推進担当 非常勤顧問)
佐藤 由美氏(国土交通省 大臣官房 官庁営繕部長)
タライエ・ファラ氏(NewNormDesign Founder/Designer Sustainability Consultant)
仲 隆介氏(Naka Lab.代表・京都工芸繊維大学 名誉教授)
長澤 泰氏(東京大学・工学院大学 名誉教授/一般財団法人ハピネスライフ財団 理事長)
村田 博文氏(株式会社財界研究所 代表取締役/総合ビジネス誌「財界」主幹)
成田 一郎氏(公益社団法人 日本ファシリティマネジメント協会 専務理事)
■ ファシリティマネジメント(FM)について
「企業・団体等が組織活動のために、施設とその環境を総合的に企画、管理、活用する経営活動」と定義されているといいます。
■ 公益社団法人 日本ファシリティマネジメント協会(JFMA)について
日本においてファシリティマネジメント(FM)の普及定着を図り、ファシリティマネジャ―の育成を推進する機関だといいます。1987年に設立後、1996年に社団法人化、2012年1月に公益社団法人として認定されたとしています。
【参考資料】
第19回 日本ファシリティマネジメント大賞(JFMA賞)受賞者

最優秀ファシリティマネジメント賞(鵜澤賞)
・富士フイルムビジネスイノベーション株式会社・富士フイルムビジネスエキスパート株式会社
「経営の想いを具現化し進化しつづけるFMの取り組み」
優秀ファシリティマネジメント賞
・株式会社リクルート「働く場所の自律的な選択を推進するワークプレイスの具現化をコスト効率高く実現」
・損害保険ジャパン株式会社「築50年ビルと挑むオフィス改革~培ったFMナレッジの全国展開」
・ジョーンズ ラング ラサール株式会社「“Future of Work”の実験・実践と進化する運用」
・第一生命保険株式会社「世紀を超えて続くオフィスのRe-Novation」
・森トラスト株式会社「“目的地”となるオフィスを実現する“アジャイル”FM戦略」
・一般社団法人前橋デザインコミッション「馬場川通りアーバンデザインプロジェクト」
・京都府福知山市「未来の世代に責任をもつ循環型FM+PPP」
・株式会社金沢彩の庭ホテル「ホテル事業におけるSPC実現に向けたFMの活用」
【特別賞】
・清水建設株式会社「未来へつなげるFMオフィス推進活動-清水建設北陸支店新社屋-」
【技術賞】
・株式会社アドダイス「AIによる省エネ制御-既存建造物の快適性を損なわずCO2削減-」
・株式会社日建設計・株式会社永坂産業・公益財団法人石橋財団
「ミュージアムタワー京橋 BIM活用型FMプラットフォームの構築」
【功績賞】
・斉藤 孝治氏(名古屋大学大学院)「公共FMに資する固定資産台帳に基づく施設資産評価に関する研究(博士論文)」
・一般社団法人建設プロジェクト運営方式協議会
「書籍『現代の建築プロジェクト・マネジメント 複雑化する課題を読み解く』
【奨励賞】
・広島県福山市「福山市本庁舎施設整備におけるFMの取組」
・倉沢建設株式会社「中小企業経営に役立つFM」
・埼玉県坂戸市「坂戸市における学校施設の長寿命化について」
・NECファシリティーズ株式会社「FM-Base設立による施設管理員早期育成への取り組み」