オカムラ、グリーンスチールを使用したオフィス向け製品の製造・販売を展開
オカムラは、日本製鉄株式会社(以下、日本製鉄)が提供するGXスチール※「NSCarbolex® Neutral(エヌエスカーボレックス ニュートラル)」を使用したオフィス向け製品の製造・販売を推進するといいます。

この取り組みは、2024年11月から日本製鉄とオカムラが進めているカーボンニュートラル化実現のための協業の一環だといいます。このほど、全国の地方自治体でグリーンスチールを使用した製品調達の初事例として、愛知県東海市に「NSCarbolex Neutral」を使用した製品が採用され、2025年6月に納品予定だとしています。
※ 2025年1月経済産業省主催「GX推進のためのグリーン鉄研究会」のとりまとめで定義された「グリーントランスフォーメーション推進のためのグリーンスチール」
オカムラは、2050年カーボンニュートラルの実現を目指してCO2排出量削減目標を設定し、さまざまな取り組みを展開しているといいます。
製品開発においては、環境負荷を低減した製品の開発をさらに推進するため、製品の原材料調達から製造、販売、使用、廃棄まで製品ライフサイクル全体でCO2の排出を最小化するものづくりを目指していく「カーボンニュートラルデザイン」の考え方を策定し、サステナブルな製品開発を推進しているとしています。
「カーボンニュートラルデザイン」に基づく調達においては、CO2排出量が少ない材料の採用に積極的に取り組んでいるといいます。取り組み例として、日本製鉄と協業し、日本製鉄からのGXスチール「NSCarbolex Neutral」の提供を通じて、CO2排出量削減に貢献する鋼材を活用した製品の製造・販売を推進しているとしています。
今後も、製品ライフサイクル全体で環境負荷を低減した製品開発を推し進め、CO2排出量の削減に積極的に取り組むとしています。
―オカムラの地球環境への取り組み―
オカムラグループは、2050年を見据えたカーボンニュートラル実現を目指しているといいます。そのマイルストーンとして、2030年度のCO2排出量の削減目標を2020年度比50%としたとしています。この削減目標は、パリ協定に準じた世界の平均気温上昇を産業革命以前に比べて1.5℃に抑えるための科学的根拠に基づいた目標であるとして、国際的なイニシアチブ「SBTi (Science Based Targets initiative)」による認定を取得しているといいます。
オカムラグループの経営重要テーマの一つである「地球環境への取り組み」において「気候変動問題への貢献とカーボンニュートラルの実現」を重要課題として掲げ、事業活動におけるサプライチェーン全体を通じた地球環境負荷の低減を推進しているといいます。また、「サーキュラーエコノミーの推進」「持続可能な自然資源の利用と保全」という視点からも、取り組みを進めているとしています。
(画像はオカムラ様リリースより)