プラス、「オフィスのイゴコチ展presented by PLUS」を開催
オフィスの「イゴコチ」を考える体験型イベント
プラスの2025年新製品展示に加え、自分にとっての“イゴコチのよさ”を見つける体験コーナーを展開

プラスは、オフィス家具の2025年新製品発表を兼ねたイゴコチ体験イベント「オフィスのイゴコチ展2025 presented by PLUS」を、2024年11月18日(月)から22日(金)の5日間、オフィス家具事業の本部拠点「PLUS DESIGN CROSS」<恵比寿ガーデンプレイス内>で開催しました。
同社は、オフィスにおけるイゴコチというものはそれぞれ人によって異なるとし、従来オフィスのスタイルやレイアウトにより決まっていたものを顧客に合わせたものになっているといいます。会社単位はもちろん、一人ひとりが感じるイゴコチをいうところも しっかり踏まえたオフィスをつくっていこうということを全体を通じて伝えるとしています。
同イベントは、体験コーナー「オフィスのイゴコチを考える10の体験」と、オフィス内を見学しながら新製品を見ることができる「オフィス探検with 2025ニュープロダクト」との2パートで構成。
体験コーナーでは、今年5月に開催された国内最大級のオフィス家具見本市「オルガテック東京2024」で準グランプリを獲得した"体験型"の展示をベースに、実際のオフィスに拡がるイゴコチの数々を体感できるとしました。
業界関係者が多い「オルガテック東京2024」から、今回の展示では
・オフィス移転やリニューアルを検討されている人
・オフィスを社員にとってより居心地のいい環境に変えたいと考えている人
・最新のオフィストレンドを知りたい人
・プラスのオフィス家具新製品を体験したい人
などを中心に紹介したとしています。
オフィスのイゴコチを考える10の体験

同社によると、仕事の内容や働き方、性格や習慣がそれぞれ異なるように、自分にとっての“イゴコチ”とだれかにとっての“イゴコチ”は少しずつ異なっているはずだといいます。
今回は、 <オフィスのイゴコチ展>と題して“イゴコチ”を体感するための多くの体験コンテンツを用意。見て・聞いて・触れて、オフィスのさまざまな“イゴコチ”を見つめ直すことで、自分や会社にとって最適なオフィスの在り方を考えるきっかけにしてほしいとしました。
オフィスのイゴコチを考える10の体験とは以下のとおりです。
01: 吸音ってどれくらい効果があるの? もぐって体感してみよう

同社によると、オンライン会議が当たり前になった今、話し声が気になることが増えているのではとして、吸音パネルの有/無でどのくらい聞こえ方が違うのかを提案しました。
02: となりの人の距離感ってきになる? きにならない位置まで動かしてみよう

両隣に人がいる席には座りづらいと感じたことはないだろうかとし、どのくらいの距離感があれば隣の人を気にせずに仕事に集中できるか、提案しました。
03: こんな時話しやすいレイアウトは? ミニチュアを使ってつくってみよう

打ち合わせの時、自分はどんな席を選んで座っているのか。無意識に選んでいる席はもしかしたら自分にとっての「話しやすい席」なのかもしれない。ミニチュア家具を使って打ち合わせの時の理想のレイアウトをつくってみることを提案しました。
ここでは、色々な打ち合わせシーンに対応するおすすめ製品として{WORK FRAN パネルソファ}を提案。同製品は、パネルの高さや台形テーブルなどを組み合わせることで、それぞれの目的にあわせた霊威アウトを実現できるソファシリーズだといいます。
04: “1分間”留まりたくなる社内カフェをつくろう

同社によると、コミュニケーション創出を狙ってオフィスにカフェを作っても、そこに人を留める“しかけ”がなければ雑談は生まれないといいます。どんな“しかけ”があれば“1分間”人を留めることができるか?「カフェにあったらいいなと思うもの」を考えたとしています。
同社はいい仕事は、いい雑談から。として雑談を促すという「5TUBO CAFE」を提案。同製品では、空間を提供するだけでなく、そこに人を集め、雑談を生むための“しかけ”も提案しました。
05: 静かな部屋とざわざわ感のある部屋、どっちが集中できる? 部屋に入って比べてみよう

静かすぎる部屋だと緊張してしまってかえって集中しづらいというなどの経験に対し、同社は、ある研究では「70デシベル(カフェでの周囲の環境音くらい)」のノイズを聞いたグループが創造的思考テストにおいて、「完全な無音」「50デシベル」「85デシベル」のグループに比べ、最も良い成績を残した、という結果があるといいます。自分にとってちょうど良いざわざわ感はどのくらいかを提案しました。
ここでは、周囲の音環境を選べるプラス製品として「P1 CALMデスク」「Kolo Solo」を提案しました。
「P1 CALMデスク」は、足元が抜けた適度な遮蔽感のあるパネルで、静寂を保ちつつ周囲の気配感を感じられ、集中しやすい雰囲気を生み出すといいます。
「Kolo Solo」は音漏れや周囲の音がきになるWEB会議の際にはパーソナルブースが活躍するとしています。
06: 座り心地に違いはある? オフィス向けソファと家庭向けソファを座り比べしてみよう

同社は、オフィス向けソファと家庭向けソファの違いを指摘。だれかと話したり作業をしたいとき、リラックスしたり休憩したいとき、それぞれに適した座り心地を提供するための工夫を座って体感することを提案しました。
ここでは、色々な打ち合わせシーンに対応するという「MARU ワークソファ」と「Redon」を提案。
「MARU ワークソファ」はミニマルでありながら用途に合わせたパネルタイプを用意したといいます。
「Redon」は座る姿勢に合わせた座面設計で、カバーリング仕様なのでカバーを変えることで長く使用可能だとしています。
07: はじめよう、オフィスダイエット オフィスをもっとイゴコチ良い空間へ

同社によると、自由でフレキシブルな働き方を可能にするフリーアドレスですが書類が多いから導入が難しいという声をよく耳にするといいます。オフィスを見直せば、身軽な働き方が可能になるだけでなく、有効スペースが生まれる可能性があるとしました。具体的にロッカー1台分がどれくらいかを示しました。展示したのは2.7fm(ファイルメーター)の収納庫で、この高さの量や無駄な収納庫1つ減らすとどれくらいの家賃が浮くのか、25台減らすと3坪減らせるとし、実際の3坪、5坪のスペースとはどれくらいかも提示しました。
08: こんなとき、ちょうどいい囲われ感はどれくらい? スクリーンを動かしてベストな囲われ感をつくろう

ひとによって、周りの環境によって、また作業したい内容によってベストな囲われ感は異なることを提起。
ここでは囲われ感別に選べる製品として「HUTTEⅡ」「S1パネルチェア」「WORK FRAN パーソナルチェア」を提案しました。
「HUTTEⅡ」は、可動式のスクリーンで、オープンからクローズまで目的に合わせて囲われ感を調整して使えるといいます。
「S1パネルチェア」は、外観はシンプルに、内側は柔らかなフォルムで安心感を与えるといいます。側面が囲まれているので人の目線が気にならないとしています。
「WORK FRAN パーソナルチェア」は快適性と作業性を兼ね備えたパーソナルチェアだといいます。頭部側面を覆うことで外からの視線を遮り、リラックスしながらの集中を促すとしています。
09: 木目がイゴコチを左右する?

木を見るとリラックスする、という感覚をもつ人は多いのではないかといいます。
「木視率」とは屋内に立って空間を見渡した時、木肌が見える割合のことだといいます。0%、30%、45%、90%というさまざまな木視率で構成された空間にいるとどんな感覚を抱くのか、部屋を覗いての体感を提案しました。
ここでは、家具で木質感アップへ、として「Vicenda Series」「MARU」「fantoni FA-67」を提案しました。
「Vicenda Series」は、強度と優れたCO2吸収能力を併せ持つセンダン×リサイクル率の高いスチールを組み合わせたサステナブルファニチャーだといいます。木と金属が双方の魅力を引き出しあうとしています。
「MARU」は、ノイズのないプレーンな佇まい。空間を選ばない個性、木の柔らかな風合いと、丸い部材がオフィスに心地よいリズム感をつくり出すといいます。
「fantoni FA-67」は、シンプルながら個性を感じるfantoniブランドのデザインデスク。専用の収納とあわせてレイアウトすることで、オフィスに統一感をもたらすとしています。
10: 自分の「ちょうどいい」を見つけよう。 好きな座り方で座って、ちょうどいい高さに机を動かしてみよう

ここではホーグ社の「Capisco」と電動上下昇降デスク「Work Move」を提案しました。
「Capisco」はどんな動きにもフィットするチェアだといいます。健康的でアクティブな座り姿勢を実現するとしています。
「Work Move」は、デスクに身体をあわせるのではなく、目的や気分に応じたベストな姿勢で働くというもの。ボタン一つで高さを自由にセッティングできるとしています。
新製品を展示
新製品に関しては、
「Work Harbor(ワークハーバー)」
「Wark Piloti」(ワークピロティ)
「Vicenda ramo(ヴィチェンダ ラモ)」
「Fita2」
「MARU国産材モデル」
「Giroflex313」
「Giroflex353」
「木製ラウンジアームチェア」
「DP-C5」
「Giroflex353 meetig」
「OFFICE NAP」
「D8 Dolcevita(ドルチェヴィータ)」
などを展示しました。
「Work Harbor(ワークハーバー)」

「Work Harbor(ワークハーバー)」は、チームで紡ぐ時間もひとりで集中する環境も、仲間と心地よい距離感をつくれるというラウンジワークファニチャー。
ゆとりある美しいフォルムのスクリーン、ソファ、テーブル等を柔軟に組み合わせて、仲間との一体感を高めるチームスペースや、周囲とのつながりを感じながら集中できるソロスペースなど、多様なレイアウトをつくることが可能だといいます。
サイズも大きく存在感もある製品なので、象徴的にオフィスをつくりたいという顧客に適しているといいます。
「Wark Piloti」(ワークピロティ)

「Wark Piloti」(ワークピロティ)は、ゆるやかな仕切りで多様な空間づくりを実現するというワークラウンジ用製品。コミュニケーションやリフレッシュの場づくりのほか、独立性を求められる個室スペースなど、快適で多様な空間づくりをサポートするとしています。
同製品は、比較的小さめのモジュールから展開可能なので、中小企業や狭小なオフィスでも展開が可能だとしています。
「Vicenda ramo(ヴィチェンダ ラモ)」

「Vicenda ramo(ヴィチェンダ ラモ)」は、芯材に国産針葉樹を活用し、表面にはメラミン樹脂を採用することで、環境貢献と実用性の両方を兼ね備えたハイブリッドファニチャー
国産木材の積極活用で森林の健全化とカーボンニュートラルの実現を目指す「MOKURAL(モクラル)」プロジェクト※のコンセプトのもと、コストパフォーマンスに優れたエントリーモデルだといいます。
また、2023年2月に発売した同プロジェクトの第一弾「Vicenda Series(ヴィチェンダシリーズ)」に、早生広葉樹センダンを使用した「テーブル 片面タイプ」、そして同シリーズとコーディネートできる「カフェテーブル」の2アイテムを新たにラインアップ。国産木材を活用したさらなるシーン展開を実現するとしています。
「Fita2」

「Fita2」は、執務からミーティング、ライトタスクまで、幅広いシチュエーションに対応するオフィスチェアだといいます。狭小スペースやフリーアドレス環境に適したデザイン。限られたスペースでも邪魔にならず、快適なロッキング機能を提供するといいます。また、背面と座面にはサステナブルなバイオPETクロスを採用しており、環境にも配慮しているとしています。
同製品は今回モデルチェンジ。中間色のグレーを追加すると同時に本体色と脚周りを統一のカラーで展開するとしています。
「MARU国産材モデル」

「MARU国産材モデル」は、空間を選ばない個性。木の柔らかい行動を抑制しない「自由」を与えてくれるといいます。
「Giroflex313」

「Giroflex313」は、質感に優れたディティール、仕上。執務空間だけでなく、カンファレンス空間にもフィットするオフィスチェアだとしています。
「Giroflex353」

「Giroflex353」は、立体的に呼応し腰部をサポートするメッシュ素材を背曲面に採用。エルゴノミクスに基づいた機能美と座りごごちを実現した高品質オフィスチェアだといいます。
「DP-C5」

「DP-C5」は、座り心地を追求したハイスペックメッシュチェアだとしています。
「Giroflex353 meetig」

「Giroflex353 meetig」は、人間工学に基づいた美しいデザイン。背メッシュによる心地よさ、大腿部への圧迫を軽減する座面形状など、長時間のミーティングでも快適性を保つというミーティングチェア。
「OFFICE NAP」

同社は、仕事のパフォーマンスを向上させる効果的なリフレッシュ方法として仮眠を推奨。より質の高いパフォーマンスのためにオフィスで15分のちょこっと寝を提案しています。「OFFICE NAP」は、2025年4月発売予定で一部プロトタイプを展示。快適な仮眠をサポートするというワークラウンジ製品だとしています。
15~20分の仮眠で生産性が上がるとし、仮眠室をつくるよりも簡易的に家具単位で仮眠スペースをつくることができるといいます。もちろん仮眠しないときでもラウンジワークファニチャーとして使用することができるとしています。
「D8 Dolcevita(ドルチェヴィータ)」

同社は、多様なラインアップにより従来の応接レイアウトにとらわれないフレキシブルな空間づくりを可能としながら、上質で品格のある佇まいがエレガントな印象を与えるエグゼクティブソファシリーズ「D8 Dolcevita(ドルチェヴィータ)」を、プラスのフラッグシップエグゼクティブモデルと位置付けて2025年1月31日に発売。
同シリーズはチェアやソファ、テーブルなどを豊富にラインアップ。これらアイテムの組み合わせにより、役員室や応接室だけでなく、エントランスやレセプションといったさまざまなシーンに対応できるシリーズだといいます。顧客を迎えるための上質な空間を、ニーズに合わせて柔軟に演出するとしています。
同製品は自社工場での生産のためカスタム対応なども可能だとしています。
その他の新製品として、「CreativeBoard CB+」と「INTERNA®(インテルナ)」を提案しました。
「CreativeBoard CB+」

「CreativeBoard CB+」は、現在の会議スタイルに対応し、企画・開発など書いて伝えることが必要な場面のコラボレーションを一層加速させるといいます。「コピーボード」で定評のあるスクロール板面(W1600・H900mm、2面)に、遠隔地とのリアルタイム共有を可能にする専用カメラを搭載。さらに議事録作成の負担を軽減するAI-OCR機能を採用。誰でも使いやすいアナログでの筆記性と、最新のテクノロジーを組み合わせることで、ビジネスシーンはもちろん、オンライン授業や災害対策など、幅広い遠隔コミュニケーションを効率化するとしています。
「INTERNA®(インテルナ)」

「INTERNA®(インテルナ)」は創造的なオフィス空間に調和するインテリア性と、議論を止めずに板面をスクロールしながら両面を使えるホワイトボードだといいます。
「INTERNAⓇ」は、1984年、当時ミーティングの主役であったホワイトボードがデザインされていないことを着目し、インテリア性と機能性を両立した製品として登場。今回、オフィス環境や働き方の変化に対応しフルリニューアルモデルを開発したといいます。
洗練されたオフィス空間に溶け込むニュアンスカラーの本体と、空間や思考を広げるミニマルなフォルムを追求。さらに、ホワイトボードとしての使いやすさを向上させるため、プラス独自のスクロール方式を採用。手でスムーズにスライドできる2面分の板面を備え、議論や思考を途切れさせることなくコラボレーションを活性化するといいます。
「書くインテリア」として、創造的なモチベーションを促進し、チームの生産性を高める空間づくりをサポートするとしています。
「Data Based Working(データ ベースド ワーキング)™ 」

また、同社は、イゴコチの見える化ソリューションとして「Data Based Working(データ ベースド ワーキング)™ 」の提供を開始。
同ソリューションの開発に先立ち、プラスは、オフィスに求められる価値を見直し、プラスがこれまで大切にしてきた「人を中心に据えたオフィスの『イゴコチ』のよさ」は、「身体的快適性(生産性、コミュニケーション、ウェルビーイング等)」と「心理的快適性(心理的安全性、エンゲージメント、モチベーション等)」の2つの側面から成り立つものと再定義したといいます。
同社は、目まぐるしく変化する世の中において、企業の成長やビジョンに合わせてオフィス環境を最適化していきたい、組織や社員のニーズにあわせてオフィスを継続的にアップデートしたいといったニーズを持った顧客に向け、これら「身体的快適性」と「心理的快適性」の両方を備えたイゴコチのいいオフィス環境づくりの新たなアプローチとして利用できるとしています。
※Data Based Working(データ ベースド ワーキング)商標登録出願中
DBWは、データ=エビデンスに基づいた働き方提案、空間づくりを行うことを意味しているとしています
同社は、「イゴコチの見える化ソリューション/ DBW」を通じて、顧客それぞれの理想のオフィス環境構築とワークプレイス戦略の実現、さらに社員一人一人にとってイゴコチのいいオフィスづくりをサポートしていくとしています。
数値に基づき顧客のオフィスをエビデンスをもって提案をし、改善提案も行っていく伴走型で提供していくサービスだとしています。
GARAGEの新製品を展示
「OSB」デスク

同社は環境性能の高いOSB素材の使用を強化しているといいます。「デスクAF」のデザインでOSB素材を一部使用したプロトタイプを展示しました。
「カスタマイズデスク」

好みの天板と脚を組み合わせができるデスク、注文後、国内自社工場で一点一点製作するといいます。
天板は「長方形」「ラウンド型・右」「ラウンド型・左」「L字型・右」「L字型。左」「120度型」の6種類。脚は「パネル脚A」「パネル脚B」「パネル脚D」の3種類だとしています。
その他
「SANEI ピンポンワークテーブル」
「チャットボード」(クラシック、Orbit、クラシッククラフト)なども展示しました。


JOINTEXの新製品

JOINTEXの新製品も紹介しました。
「MC-587B」

「MC-587B」は、A3サイズ以上のメモ台が左右で選べる平行スタッキングチェアだといいます。
「FCM-15チェア」
「FCM-15チェア」は、背メッシュの通気性と手入れしやすい座面のPVCレザーが清涼感を保ちやすい事務用チェアだとしています。