コクヨ、資源循環型サステナブル素材のオフィス家具への採用を強化
コクヨのノート等の端材から誕生した張り地「カミカラ」、使用済みクリヤーホルダーを再資源化するサービス「Loopla」を導入
コクヨは、資源循環型サステナブル素材のオフィス家具への採用を強化し、コクヨのノート等の端材から誕生した張り地「カミカラ」および使用済みクリヤーホルダーを再資源化するサービス「Loopla(ループラ)」の導入を、12月上旬から開始したといいます。

商品の概要
環境への意識が高まりサステナブルな企業姿勢が問われる中、同社はグループ全体として、資源活用・循環に向けた取り組み「SUTENAI CIRCLE(ステナイサークル)」を実施しているといいます。その一環としてこの度、コクヨのノート等の製造工程で発生する端材を活用した張り地「カミカラ」が誕生したとしています。文房具も製造するコクヨだからこそできる「紙の糸」を使った資源循環型の張り地だといいます。オフィス家具に求められる耐久性や物性を備えながら、紙糸20%という使用率を実現しているとしています。また吸放湿性や抗菌性、さらっとした肌触りなど、機能面でも優れているといいます。この上質なオリジナル張り地は、タスクチェアー「FABRE(ファブレ)」とラウンジチェアー「COODE(コーデ)」の別製品で選べるとしています。
併せて強化するサステナブルな試みとして、使用済みクリヤーホルダーを回収し再資源化するサービス「Loopla」から生まれた再生原料を、オフィスチェアーに採用する取り組みを始めるといいます。「Loopla」はオフィスなどの事業所から使用済みのクリヤーホルダーを回収、再資源化し新たな商品に再生する「カウネット(1)」のリサイクルサービスだとしています。タスクチェアー「picora livina(ピコラリビナ)」や「FABRE」、ラウンジチェアー「COODE」の一部に使用を予定しているとしています。 (1)コクヨグループの株式会社カウネットが運営する、オフィス用品通信販売サービス
発売日
開始予定:2024年12月上旬
「カミカラ」張り地の特長
(1)コクヨの資源活用・循環
文房具も製造するコクヨだからこそできる「紙の糸」を使った資源循環型の張り地だといいます。「カミカラ」張り地は、コクヨ滋賀工場のノート等の製造工程からどうしても発生してしまう端材を活用し、新たな製品を生み出すプロジェクト「コクヨの紙から」の取り組みの一つとして誕生したとしています。
(2)紙糸の使用率の高さ
「カミカラ」は紙糸(コクヨ損紙・マニラ麻)20%、ポリエステル80%でできているといいます。オフィス家具に求められる耐久性や物性を備えながら紙糸20%という使用率を実現したとしています。
(3)機能性と意匠性の両立
天然素材である紙糸を使うことで吸放湿性や抗菌性、さらっとした肌触りなど、機能面でも優れているといいます。また特殊な撚糸工程を用いることで、和紙のようなかすれ、ムラ感のある上質な風合いに仕上げているとしています。

「Loopla」サービスの特長
(1)コクヨの資源活用・循環
従来は廃棄していた使用済みのクリヤーホルダーを再資源化することで、資源活用・循環に貢献するサービスだといいます。回収品の再生材をオフィス家具のパーツに利用しているため、ユーザーは再生品を購入することで、更なる資源循環に貢献できるとしています。
(2)費用負担ゼロ、カンタン登録、カンタン回収
「Loopla」では「カウネット」に会員登録するだけで、クリヤーホルダーのリサイクル活動に参加できるといいます。対象物を「カウネット」が有償で買い取り、対価を環境団体に寄付する仕組みだとしています。コクヨグループの物流システムを活用するため、ユーザーは費用負担なしでサービスを利用できるとしています。

(画像はコクヨ様リリースより)