JOIFA、第3期FLP成果発表会と修了式を開催
第3期次世代リーダー育成プログラム
日本オフィス家具協会(JOIFA)は2024年10月10日(金)、東京都中央区日本橋のコングレスクエア日本橋で、JOIFA第3期次世代リーダー育成プログラム(Future Leaders development Program3、以下FLP)のDay6、成果発表会&修了式を開催しました。
同プログラムは、「自社のさらなる持続的な成長に向けて変革およびイノベーションについて徹底的に考え抜く」というもので、5月31日のDay0から今回のDay6まで約半年間、7回にわたり行われたもの。
進行は、同プログラムの総合ファシリテーター兼講師のHuman Resource Brain Consulting(HRBC)株式会社代表取締役の迫川史康氏。
Day6の今回は、
① 発表会(選抜5名のプレゼン、投票)
② 審査発表、講評
③ 修了式(参加者全員に修了証授与、参加者一言コメント)
④ 人材育成委員会 山田匡通委員長(イトーキ代表取締役会長)よりメッセージ
が行われ、その後立食懇親会が開催されました。
貫名専務理事のメッセージ
発表会の冒頭、日本オフィス家具協会専務理事の貫名英一氏がメッセージを述べ「このプログラムは年に1度の開催で今回が3回目です。毎回20社から1名ずつ、20名の方に参加いただきまして約5ヶ月間、集合研修、約月1回ぐらいという形で進めてまいりました。今年につきましては第1回を5月の終り、オルガテック東京の3日目の日に実施しましてそこからスタートして今日にいたるまで7回、DAY0から始まって今日はDAY6、7回の集合研修を行いました。その中でいろいろなことを学びながら進んできました。毎回申し上げておりますが、このプログラムの目的は、この業界のリーダーとなっていただくような方を養成しようということで、企業の中堅から上の方、役員とか、部門長、そのような方を養成しながら、一方で、その中でその人たちと交流するネットワークをつくろうということで進めてまいりました。今年も今日にいたるまで6回行いましたが、毎回一生懸命ですね勉強して、その後一生懸命飲んで、そういうことをずっと繰り返してまいりました。そういうことでネットワークづくりの方は十分できたと思うのですが、成果の方はということで今日は成果発表会でございます。
今日は成果発表会と修了式という形で進めさせていただきますが、今日発表いただく方は全部で20名中の5名。その5名の方というのは4つのグループに最後のプログラムは分かれておりまして、1グループがそれぞれ5名で4グループ、その4つのグループの代表の方1名ずつとプラスα、もう1名は、今日の午前中スペシャルなファイナルの選考会を行い、そこで選ばれた1名ということで会わせて5名の方にお話しいただきます。全員が個人としての発表ではなくて、グループの代表者として発表していただきます。というのは発表する内容はそれぞれの所属される会社の経営課題をテーマにして語っていただくわけなのですが、その今日のプレゼンをつくるのに、1カ月以上にわたってグループの中でディスカッションしていただきました。そのテーマの内容もそうですが、プレゼンの仕方であるとか、それこそパワーポイントのつくり方とかそういうところも各グループで非常にアイデアを出していただいて練った状態で今日はプレゼンして頂きますので、決して個人の発表というふうに受け取っていただかず、各グループの代表としての発表というふうにお聞き頂ければと思っております。ということで、今日これから5名の方の熱いプレゼンを聞いていただき、その後FLP3の修了式ということで進めていきますので最後までお付き合いいただけたらと思います」などと述べました。
続いて、迫川氏が進行についての説明を行いました。
発表会と発表者
発表会では、同プログラムの参加者20名を5名ずつ4チームに分けそれぞれのチームから代表者を1名ずつ選抜。それにプラスαのスペシャル選考会で選抜された1名を加えた計5名の代表者がプレゼンテーションを行い、それをゲスト(来賓)が投票し、MVPを決定するというかたちで行われました。その際、来賓に対してはMVPを決める基準として、「視野の広さ」「創造性」「論理構成」「熱意」の4つの観点でそれぞれ1点から5点までの5段階で採点、それを参考として1番良かったと思う人を1名選択しました。また発表に対する賞賛ポイントや改善点、アドバイスを書くフィードバックシートの記入、などが依頼されました。
発表者は、
① 株式会社アダル 大嶋 亮平 氏
② プラス株式会社 稲葉 淳一 氏
③ パブリック株式会社 浅野 功嗣 氏
④ コマニー株式会社 石垣 了 氏
⑤ 株式会社イトーキ 中嶋 祐一 氏
それぞれ発表前にグループのメンバーが代表者を選んだ理由や激励の言葉を述べ、プレゼン発表後は来賓の中の主に発表者の上司にあたる人がコメントを述べ、また、質疑応答なども行われました。
MVPはパブリック 浅野功嗣氏
休憩をはさんでその間に投票が行われ、MVPが発表されました。
MVPは、パブリック株式会社浅野功嗣氏でした。
浅野氏には貫名専務理事からバカラのグラス2024年のスペシャルモデルが贈呈されました。
浅野氏は「このような貴重な機会を頂きまして、皆様本当にありがとうございました。私は時間をテーマにお話しをさせていただきましたが、過ごしてきた時間だとかこれから皆様とお会いできる時間というものも有限なので大切なものだということをすごく感じました。これで終わりというわけではなく、今後5年10年、このメンバーでしっかり業界を盛り上げる。先のWBCでも日本が優勝しましたが、世界で戦えるオフィス業界、日本のオフィス業界すごいぞというようなリーダーにみんなでなっていけるような思いがあります。このMVPは私個人がとったものではなく、グループでブラッシュアップして、皆さんの色々な意見を頂いて出来上がったものですので、私の力ではなくグループで勝ち取ったMVPであると思います。」などと述べました。
修了式
続いて修了式が行われ、イトーキ代表取締役会長でJOIFA人材育成委員長の山田匡通氏から参加者全員に一人ずつ修了証(発行者名は日本オフィス家具協会会長中村雅行氏、山田会長が代読)が授与され、また、山田会長の著書「マインドフィットネス」(受講者一人ひとりへの宛名と山田会長のサイン入り)が贈呈されました。また、修了者はその場で一言コメント、FLPで得られた学び、気づきなど残ったことは何か、それをどう活用していきたいかについて述べました。
山田委員長がメッセージ
最後に山田委員長からメッセージが贈られました。
山田委員長は「第3回目のFLPも非常に成功裏に終わり、人材育成委員会の委員長として大変嬉しく思っております。また、実行していただいた事務局の方々誠にお疲れ様でした。卒業された皆様本当におめでとうございます。
今日、皆さんのプレゼンテーション、代表の方々のお話を伺いして非常に感銘を受けました。この次世代リーダー育成プログラム(Future Leaders development Program)は、まさに将来のリーダーを育成するプログラム。やはりその未来のリーダーを育成するというプログラムの中でまさに育成されている。皆さんすでにリーダーですね。今日のプレゼンテーションを聞いても、皆さんが会社の全体を考えながらどうしたらいいかということを本当にきわめて明快な問題意識と課題の認識、それに対する皆さん一人一人の、決して教科書的ではない自分の考え方をベースにした解決策を非常によく考えてプレゼンテーションされましたね。私は、付けた点数は全部同じになってしまいました。それくらい非常にレベルが高かったです。リーダーを育成するそのプログラムのなかで皆さんがまさに育成されているなという、そういう非常に強い印象を受け、このFLPが非常に成功しているなと思いました」と述べ、また、同プログラムの総合ファシリテーターである迫川氏について、20名もいる参加者一人ひとりの特性をきちんと捉えながらその強さを強調しながらさらに励まして行くということができる素晴らしさはまさにリーダーであると賞賛の言葉を贈りました。
さらに「オフィス業界はいい意味で変わってきてます。明らかにコロナ禍を通して人が集まることの重要性というのが明らかに再認識されました。そのなかで、オフィスというものが持つ潜在性、可能性というのは非常に大きいですね。人が集まってそこで会話しながら新しい価値がそこから生まれるという認識が明らかに広がっています。
私の普段申し上げている言葉のなかで、人間がオフィスをつくるのだけれども逆にオフィスが人間をつくるという、さらに強い言葉でいうと、オフィスが人間をトランスフォームする。デジタルトランスフォーメーションという言葉がありますが、私はオフィスというのは、本当につくりこむとtransforms peopleということになると思います。環境というのは、人を転換させていくというそれだけの力を持っているのですね。そこに向けて我々の業界というのは非常に大きな可能性をもっていると思います。
その中で、この業界の成長についていくためには、単独ではできない。やはりコラボが必要なのです。FLP参加の皆さんが、先ほどから友達になれた、仲間ができた、コミュニケートができる、これが非常に大きな資産だということとをおっしゃってましたが、まさにそのとおりですね。ぜひ皆さん一緒になって、一体となってこの業界を成長させ、そしてまたその業界に参画する我々個々の企業がさらに繁栄することを祈念いたしまして私のご挨拶といたします」などとエールを送りました。
最後に進行の迫川氏が「リーダーシップはよく旅だといわれますが、今回FLPが皆さんのリーダーシップのいいきっかけにしていただけたと感じましたし、皆さん是非これからの旅を楽しんでいただきたいと思います」と述べメンバーを送り出しました。
懇親会を開催
修了式の後、ホワイエにて立食懇親会が開催されました。
進行は日本オフィス家具協会事務局長の内田道一氏。
乾杯の発声を貫名専務理事が行い「皆さんの未来に乾杯」と乾杯の発声を行いました。各自親睦を深めた後、中締めを再び貫名専務理事が行って懇親会は盛況の裡に閉会しました。