イトーキ、「Reserve Any」を2025年に提供開始
会議室不足を解決する新ソリューション
運用の仕組みづくりとデータ活用で会議室不足の「本当の原因」にアプローチ
イトーキは、会議室不足を解決する新ソリューションとして、開発中の次世代会議室予約システム「Reserve Any(リザーブエニー)」を、2025年に提供開始予定であることを2024年10月21日に発表しました。
事業背景
同社によると、現在、同社のワークプレイス事業は、Office1.0をオフィス家具の製造・販売、Office2.0を空間ベースのソリューション提供ビジネス、Office3.0をデータ活用による働き方ベースのオフィスDXとしてビジネスを展開しているといいます。特にOffice3.0は付加価値が高く競争優位性をもつ次なる成長エンジンと捉えているとしています。
実際に2024年2月のオフィスデータ分析サービス「Data Trekking」の発売を皮切りに、同年3月には「オフィスデザイン自動生成AI(仮)」を、同年7月には「Office Asset Finder(仮)」の開発をスタートしているといいます。
前者は東京大学の松尾研究室発のAIスタートアップである燈株式会社と、後者はRFIDのロケーションテックカンパニーであるRFルーカス株式会社と共同開発を進めており、両者ともに2025年内の提供開始を目指しているといいます。今回、新たに開発中の「Reserve Any」は「Data Trekking」を核としたOffice3.0構想をさらに拡充するものとして位置付けているとしています。
Reserve Any
同社によると、企業ではオフィスワーカーの働き方の多様化により、会議室不足の課題が顕著となっているといいます。様々な取り組みで改善を図っていますが、根本解決には至っていないとしています。会議室不足の「本当の原因」はどこにあるのか。同社のオフィス構築・運用コンサルティングの知見と、「Data Trekking」で蓄積してきたデータから明らかになったのは、会議室の非効率な利用実態の数々だったといいます。イトーキは「Reserve Any」というこれまでにない会議室運用のしくみと独自のデータ活用で、会議室不足の解決にアプローチするといいます。「Reserve Any」の詳細は2024年11月下旬にプレスリリースなどで発表するとしています。
(画像はイトーキ様リリースより)