コクヨ、「VIE POD」を共同開発、販売を開始
音楽で働きやすい空間を提供する可動式ブース
コクヨ・VIE・東京建物による協業、音楽でユーザーの脳を刺激
コクヨは、VIE株式会社(以下「VIE」)、東京建物株式会社(以下「東京建物」)と共同で、音楽や映像で脳に刺激を提供するソリューションを組み合わせた可動式ブース「VIE POD(ヴィーポッド)」を開発し、9月下旬から販売を開始したといいます。
概要
「VIE POD」は、「ワークスタイルに新しい価値観を示していきたい」という考えの一致により、コクヨ、VIE、東京建物の3社での共同開発に至ったといいます。
コクヨの既存商品「WORKPOD FLEX」をベースに、VIEが配信する「ニューロミュージック」(脳波への影響が科学的に実証された音楽)と映像コンテンツを取り入れ、東京建物のオフィスビルなどで商品検証を行っているといいます。ブース内でのアプリケーションの使用により、映像と音楽の刺激で「集中力」や「リラクゼーション」といった新しい付加価値を提供する可動式ブースだとしています。
開発の背景
少子高齢化が進み、今後さらなる深刻な人手不足が予想される中で、従業員の生産性向上は多くの企業が直面している喫緊の課題だといいます。企業の健康経営の面でも、従業員の長時間労働の是正・防止のため、従業員の生産性向上に資する具体的な取り組みの実践が求められているとしています。また、人々が日頃接する情報の量が急増している現代社会では、脳疲労の蓄積やそれに起因する集中力の低下、自律神経の乱れなどの新たな問題も明らかになっているといいます。仕事に集中できリラックスできる、プライベートな空間である「VIE POD」の導入により、ワーカーのパフォーマンスとウェルビーイングの向上を促進するとしています。
商品の詳細
(1)VIE独自のニューロミュージックを可動式ブースに採用
ニューロミュージックとは、ユーザーのなりたい感情や気分に導いてくれるよう設計された脳に刺激を与える音楽で、VIEが提供しているソリューションだといいます。ユーザーの「ストレス軽減」「集中」「ととのう」など理想的なコンディションをサポートするといいます。今回、東京建物のオフィスビルに「VIE POD」モデル機体を納品するとしています。
(2)ブース内で「なりたい状態」を選択するだけで、感性をアップデート
ブース内には、高音質サウンドバーと31インチの大画面モニターなどが標準装備され、操作用のタブレット(お客様の手配・購入)を設置し、タブレットでアプリケーションを操作することでニューロミュージックと映像を体感できるといいます。アプリケーションでは作業状態(「仕事」「クリエイティブ」「ブースト」)や気分(「CHILL」「ZONE」)が選択できるとしています。
(3)ワーカーが安心・快適に使用できる換気性能と標準設備
コクヨの従来の「WORKPOD FLEX」の標準装備をそのままに、換気効率に優れた機械給気方式によって約40秒毎に室内の空気が入れ替わるといいます(1)。利用時に常に換気された状態を保つ人感センサーや、調光調色機能付きLEDライト、卓上コンセントなど、充実の標準装備で安心・快適にニューロミュージックを体感できるとしています。もちろん、Web会議や作業用としても利用できるとしています。 (1)圧力損失を含まない性能値より算出
発売予定:2024年9月下旬(個別案件ごとに受付、1人用タイプのみ)
メーカー希望小売り価格(消費税抜):工事単位ごとにお見積もり
※ニューロミュージックは初期セットアップ済み、導入以降のニューロミュージックに関する保守や管理はVIEが対応予定だといいます
参考
同社は、東京建物が再開発組合の一員として参画している「東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業」の入居オフィステナントのワーカー向け共用設備として提案し、ウェルビーイングなワークスペースを提供に貢献する他、今後、個別案件での提案をするとしています。
(1)WORKPOD FLEXについて
空間に合わせてデザインが選べる、豊富なバリエーションの可動式ブース。
コクヨは音対策や集中作業に快適なワークスペースとして2020年7月に「WORKPOD」を発売して以来、「WORKPOD FLEX」や「WORKPOD TETRA」とラインアップを拡充し、WORKPODシリーズで好評を得ているとしています。
(2)ニューロミュージックについて
VIEが開発した「ニューロミュージック」は聞くことで、ストレス軽減・集中・サウナに入った後の「ととのう」感覚などが体感できる、科学的に実証された音楽だとしています。
(3)東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業について
東京建物が再開発組合の一員として参画している東京駅前での大規模再開発。大規模地下バスターミナルの他、オフィスや劇場・カンファレンス、医療施設などを整備し、東京の国際競争力の向上に貢献するプロジェクトだといいます。2025年度の竣工を予定しているとしています。
(画像はコクヨ様リリースより)