JOIFA、人材確保セミナーを開催

東京しごと財団が主催する業界別人材確保オーダーメイド型支援事業

一般社団法人日本オフィス家具協会(以下、JOIFA)は、2024年7月2日(火)、東京都千代田区丸の内のFabbit会議室丸の内カンファレンスルームAにてリアルとWEBのハイブリッド形式で、 公益財団法人東京しごと財団が主催する業界別人材確保オーダーメ イド型支援事業人材確保セミナーを開催しました。

人材確保セミナー開催の様子


同セミナーは、JOIFAが同協会の広報委員会を中心に2023年度から進めている『東京しごと財団の「業界別人材確保オーダーメイド型支援事業」の活用』の一環で、当日は、リッチピクチャーズ(株)キャリアファシリテーショングループプロデューサーの小澤明人氏を講師に招き「応募者が動く!魅力ある採用、魅力ある職場~採れた!辞めた!で疲弊しない会社になる~」という演題のセミナーを行いました。

講師プロフィール

講師の小澤明人氏は、教育ベンチャー企業にて営業マネジメント・人事・採用責任者を歴任後、日本初の「就活サポートセンター」を創設。民間のハローワークとして年間2,000名超の求職者支援と、のべ400社超の採用コンサルティングを実践。並行して全国の大学・自治体を対象に「学生・求職者・保護者・人事」向けの講演・研修セミナー・就業力育成カリキュラム作成も行っているといいます。
同セミナーでは、
採用ターゲットをどこに定めるか。心を掴むメッセージとは。
採用から始まる職場定着「辞めない採用」のノウハウを様々な角度から伝えるとして、同氏の豊富な経験から企業事例をもとに具体的な解決へのヒントも ご紹介いただきました。

貫名専務理事が冒頭の挨拶

挨拶をする貫名専務理事

セミナーの冒頭、開会の挨拶をJOIFA専務理事の貫名英一氏が行い「今日は公益財団法人東京しごと財団様に主宰をしていただいております。当協会JOIFAでは広報委員会が人材確保のワーキングをつくっておりまして、ここが中心になって進めております。我々JOIFAと東京しごと財団様とは、昨年11月からこの支援事業を行っておりまして、大きく2本立てで行っております。1つは、我々の業界に対しての活動と いうことともう1つは個々の会員企業様に対しての活動です。
会員企業向けの活動は昨年の11月にキックオフしてから、東京に事業所を置いております会員企業13社に今、コンサルティング を行っていただいております。
もう一方の業界の方への活動の方は、東京ということに限らず全国の我々の会員の方対象に考えておりまして、今日のセミナーもその位置付けであり、このような人材確保のセミナーを行うということをご案内しましたところ、今日は20社以上の全国の会員企業の方にお集まりいただいており誠にありがとうございます。
また併せまして、その会員企業向けということでいいますと、業界全体のPRをしようということも考えておりまして、それの活動も併せて東京しごと財団様と一緒に行っております。
さて、人材確保というのは、今、皆さん非常に悩ましい問題ということで、当協会もアンケートやヒアリング調査なども行っておりますが、だいたい会員企業の問題、課題のなかでのトップ3に入っております。私も色々な機会に経営者の方とか社員の方のお話を聞いたり、あるいは会社に行って現場を見せていただいているのですが、ほとんどの会社で皆さん困っています。
ただ、困っていないという会社もいくらかあります。それは何故か非常に気になったので、やはり現場に行ってお話を伺ってみて感じるのは、困っている会社と困っていない会社は何が違うか、詳細は後ほど小澤先生からお話があるかと思いますが、ひと言で言うと社風が違います。会社に入った瞬間の雰囲気が違います。
うまくいっている会社の話を聞くとなるほどということがいっぱいあります。それを自分の会社で採用できるかどうかは別ですが、この問題を解決するにはうまくいってる話を聞いた方が良いな、それから失敗した話も聞いた方が良いなと思います。色々な話を聞いてその中からいいことをどんどん取り入れて行かないといけないし、これを急いでやらないと大変なことになるというのは、この3年ぐらいで求人市場の在り方が非常に変わっていると思うからです。ですから早くやらないと5年後に会社に誰もいなくなるということになるかもしれませんので、ぜひとも今日のこのセミナーの中身を聞いていただき、いいところを取り上げながら大急ぎで取り組んでいただきたいと思っております。今日2時間ということでかなり長いセミナーになりますが、その中から1つでも2つでもヒントを持って帰っていただけたら幸いです」などと述べました。

セミナー第1部

続いて
セミナー第1部
リッチピクチャーズ(株)キャリアファシリテーショングループプロデューサーの小澤明人氏による 
「応募者が動く!魅力ある採用、魅力ある職場~採れた!辞めた!で疲弊しない会社になる~ 」
が行われました。

セミナーを行う小澤氏


第1部の冒頭小澤氏は、「演題に応募者が動く、とありますが、これはなかなか難しいことなのですが、それなりのノウハウをつけてしっかり動かしていただければと思います」などと述べました。
さらに同氏は、「今、売り手市場 、人手不足で騒がれているが、データを見ると東京は中途採用に関しては売り手市場になっていないといいます。
新卒に関しては来年、再来年の順調な経済を前提に人を採るので完全に売り手市場であるものの、有効求人倍率で東京都が第1位ということを見て、一番有効求人がたくさんあると見てしまうが、東京には企業の本社がすごく多く、その中に東京勤務じゃないものが多く含まれているうえでの数字であるといいます。
就業地別っていう形でデータを出すと一番新しい5月のデータで東京は40位、神奈川、千葉、埼玉はずっとワースト10以内 だといいます。実は全国で一番求職者が困っている場所が1都3県で、地道にやれば人はたくさんいる 」などとしセミナーをはじめました。

セミナーで語られた内容は以下のとおりです。

Ⅰ 【職場定着へ】ターゲットに響く採用戦略を
 ●求人票は「想いに応えるメッセージ」
 ●「いきなり面接」が人材候補を吹き飛ばす!


Ⅱ 魅力ある職場への環境整備
 ●正しい人が辞める「当たり前を𠮟れない」会社
 ●入社3日で離脱の種蒔き!失敗事例から考える
 ●同時に賛成!教育担当/隣の先輩

セミナー第2部

セミナー第2部では質疑応答が行われました。

質疑応答の様子

セミナー終了後、次回の予告として第2回人材確保セミナーの告知が行われました。
次回は
9月12日(木)14時~ Fabbit会議室丸の内カンファレンスルームAおよびオンラインで
株式会社人材研究所 ディレクターの安藤 健氏が
コストを掛けずに「Z世代」の求職者の心をつかむ!
中小企業が学ぶべき、
SNSを活用した新しい魅力発信の方法
を行うとしています。

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