コクヨ、「KOKUYO DIGITAL ACADEMY」第2期を7月5日から始動

受講者平均満足度80%超の”本気の”デジタル人材教育

コクヨは、昨年開校し、第1期受講者の平均満足度80%超(*1)を獲得したコクヨグループ社員向けのデジタル人材教育・実践プログラム「KOKUYO DIGITAL ACADEMY(コクヨ デジタル アカデミー)」の第2期を7月5日(金)から開始したといいます。

「GPT-Lab」第1期成果発表会の様子

「KOKUYO DIGITAL ACADEMY」は、コクヨの人材育成機関「コクヨアカデミア」の一環で、2023年6月に開校したコクヨグループ社員向けのデジタル人材教育・実践プログラム。データやテクノロジーに関する知識の習得、活用により、既存の課題解決や新たなビジネスの創出を目指しているとしています。

2023年6月から開催された第1期では、「文系AI塾」「ビジネススキルとしてのIT講座」「データドリブン講座」の3つの講座と、講座で得た知識を実践する場として「GPT-Lab(ジーピーティー ラボ)」を開講し、延べ1,051名(*2)のコクヨグループ社員が参加。受講した社員からは、「ニュースの中の話だったAIをぐっと身近に感じることができた」「具体的なプロンプトのフォーマットが分かった」「AIは所詮人間の思考やパフォーマンスには勝てない、という先入観が吹き飛んだ。プロンプトの質によってレスポンスがいかに研ぎ澄まされるかを課題の実践や参加者のアウトプットから実感した」といったポジティブな声が多く挙がったといいます。さらに「GPT-Lab」では、非エンジニアである社員自身が生成AI業務アプリを作成しプロトタイプまで完成させることで、実際の業務現場で活用できる応用力を身に付けたとしています。

第2期では、より実践力強化に焦点を当てた活動に取り組んでいくといいます。具体的には、知識習得を目指した講座や実践を重視した「GPT-Lab」の開催は継続しながら、新たに「チューター・サポーター制度」を導入するといいます。第1期を受講した社員が、第2期を受講する社員に「教える」ことで、第1期で得た知識のスキルへの転換を促すとしています。さらに、体制面では副学長にコクヨ執行役員 グローバル情報システム本部長の吉田 孝氏を新たに迎え、生成AI環境整備に向けた社内体制の強化に取り組んでいくとしています。

*1 各カリキュラム終了後に実施した5段階の満足度調査で、5もしくは4と回答した受講者割合の平均値
*2 一部カリキュラム未修了につき卒業見込み人数を含む

1.「KOKUYO DIGITAL ACADEMY」第2期概要

第1期同様、「文系AI塾」「IT講座」「データドリブン講座」の3つの講座に加え、学びの実践経験の場である「GPT-Lab」の開催を予定しているといいます。さらに第2期では、第1期を受講した社員が第2期を受講する社員に教える「チューター・サポーター制度」を導入することで、社員のさらなる実践力強化を目指すとしています。

2.新副学長 吉田 孝 氏 プロフィール

コクヨ株式会社執行役員 グローバル情報システム本部長

大学卒業後、日航情報開発(現JALインフォテック)社で7年、味の素で20年、大王製紙で4年とわたりコクヨで4社目のキャリア。JALインフォテックでは関西新空港開港、成田空港拡張プロジェクト、2000年対応等の大型プロジェクトと航空システムの運用を経験。味の素では海外法人各社でのIT構築(ネットワークからSAPまで幅広く対応)のプロマネ、現地スタッフとベンダーとの運用体制の構築、IT統制の実施などを経験後、後年は日本本社からのグローバルIT統制組織の立ち上げリードを担当。大王製紙ではIT本部長としてプロジェクトメンバー500人超のSAPプロジェクトをマネージ。2023年よりコクヨ入社。

【参考】

1.コクヨアカデミアについて

「”ヨコク”を持つ」、「リーダーシップ」、「クリエイティビティ」、「キャリアオーナーシップ」、「ビジネススキル・リテラシー」を主要5カテゴリとして設定。グローバルやデジタル、クリエイティブ領域をはじめ、様々な領域について学ぶことのできるプログラム(*3)で構成されているといいます。第一線でビジネスや育成領域を経験した有識者をアドバイザーおよび講師として参画を得て、実践レベルを上げていくといいます。また、社内の講師を増やし、互いに経験や学びを伝え、教え合う「学び続ける組織」を目指すとしています。

*3 等級や職種に応じてプログラムの対象を設定

2.「KOKUYO DIGITAL ACADEMY」について

「AI(Artificial Intelligence)」、「IT(Information Technology)」、「DD(Data Driven)」の3つの講座から構成されていて、社員が身に付けたいスキルに応じて参加する講座を選択するといいます。講義での座学、実践プログラムを通して、各分野のリテラシー力や専門能力の獲得を目指すとしていす。

・体制
学長 宮澤 典友(みやざわ のりとも)氏
コクヨ株式会社執行役員 ビジネスサプライ事業本部長
株式会社カウネット代表取締役社長

副学長 越川 康成(こしかわ やすなり)氏
コクヨ株式会社執行役員 ヒューマン&カルチャー本部長

副学長兼カリキュラムディレクター 野口 竜司(のぐち りゅうじ)氏
株式会社カウネット 社外取締役

3.学びの実践経験プログラム「GPT-Lab」について

「GPT(Generative Pretrained Transformer)-Lab」は、アカデミー卒業生、あるいはアカデミー卒業相当のスキル・知識を持っている社員向けに、学びの実践経験の場として新たに設置したプログラムだといいます。社員はアカデミーで学んだことを活かし、所属部署の業務とは別に、プロンプトの開発や、アプリの企画から開発、運用保守までを実践。ビジネスへの実装を目指すとしています。

(画像はコクヨ様リリースより)

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