コクヨ、「スポットサウンドマスキング」を発売
オープン空間の音対策に手軽に設置
音質にこだわった自然なマスキング音で音環境を改善
コクヨは、オープン空間の音対策に、取り付け工事不要で手軽に設置できる「スポットサウンドマスキング」を6月下旬から発売するといいます。
商品の概要
同社によると、ハイブリッドワークによる出社率の低下やビル空調設備の高性能化により、オフィス全体が静かになったことで、周囲の音が聞こえやすい、話している人の声が目立ってしまいコミュニケーションが取りづらいといった音に関する困りごとが発生しているといいます。こうした音課題を解決するには背景音(1)を整える必要があり、WELL認証ではスピーチプライバシーに配慮する背景音をコントロールすることが推奨されているとしています。同社では従来から「サウンドマスキング(2)」を提供していますが、設置工事が伴い、広範囲向けのため投資が必要というハードルがあったといいます。
そこで同社はこのほど、オープン空間の音対策に、手軽に設置できる「スポットサウンドマスキング」を発売するといいます。「スポットサウンドマスキング」は、小規模空間にスポット的に導入することを想定した、取り付け工事不要(*3)かつアンプが内蔵されているため簡単に設置できる露出型スピーカーだとしています。従来のサウンドマスキングのノウハウを活かした音場構築技術を継承し、露出型スピーカーでも音が均一に降り注ぐ間接音方式を実現したといいます。リモコンでマスキング音やボリュームを設定できるため、空間に合わせた音対策が可能だとしています。
カラーバリエーションはダルグレーとライトグレーの2色展開、サイズはワンサイズ、重量は4.1kgだとしています。
コクヨは「スポットサウンドマスキング」を通じて、オフィスに快適な音環境を提供し、ワーカーの働きやすさ向上に貢献するとしています。
*1:何も音のない空間でも空調など何かしらの音が発生しており、その場所に存在している音のこと。
*2:マスキング音と呼ばれる特殊な音を流すことで、声や音漏れを気になりにくくさせるシステム。
*3:設置する天井への電源工事が必要な場合があるとしています。
発売日・価格
発売予定:2024年6月下旬
メーカー希望小売価格(消費税抜):270,800円
「スポットサウンドマスキング」の特長
(1)コクヨの間接音方式と同様の音質を露出型スピーカーで実現
スピーカーの直下では音が鮮明に聞こえ、空間における音のムラができてしまう直接音方式ではなく、均一に音を拡散できるコクヨ独自の間接音方式を採用しているといいます。従来のサウンドマスキングでは天井(またはOAフロア)内に設置していましたが、オープン空間でスポット的に導入することを想定し、露出型スピーカーの仕様で同様の音質を実現したとしています。
※画像はイメージです。現場における効果を保証するものではありません。
(2)音環境が気になるエリアに手軽に導入可能
周囲に遮るものがないオープン空間の音環境が気になる場所に、取り付け工事不要かつアンプ内蔵のため簡単に設置ができ、リーズナブルに導入が可能だといいます。リモコンでマスキング音やボリュームを設定できるので、空間に合わせて快適な音環境をつくることができるとしています。
(3)インテリアテイストに馴染むデザイン
カラーバリエーションはダルグレーとライトグレーの2種類。存在感を抑え、インテリアテイストに馴染むような色合いとデザインを採り入れたといいます。サイズはワンサイズ、重量は4.1kgだとしています。
(画像はコクヨ様リリースより)