イトーキ、5月29日(水)~31日(金)開催のドイツ発・オフィス家具見本市「オルガテック東京2024」に出展へ

《&ITOKI》をテーマに自社ブランドと5つのグローバルブランドを展示

デザインオフィス家具のプラットフォーマーとして、より自由で上質な空間を提案

イトーキは、5月29日 (水)~31日(金)に東京ビッグサイトにて開催されるドイツ発・アジア最大規模のオフィス家具見本市「オルガテック東京2024」に出展するといいます。

ブースイメージ

同社いよると、働き方や働く人の価値観の多様化に伴い、ワークプレイスには機能性や効率性だけでなく、創造性を刺激し、組織のパーパスを体現するデザイン性が求められているといいます。また、パブリックスペースとの境界線も曖昧になりつつあり、より上質でホスピタリティに優れた空間演出のニーズが高まっているとしています。
同社は今回「&ITOKI」をテーマに、ITOKIブランドに加え、Knoll、STELLAR WORKS、esPattio、Poul Henningsen Furniture、J1890の計5つのグローバルブランドを過去最大のブース面積で展示するといいます。オフィス家具メーカーでありながら“デザインオフィス家具のプラットフォーマー”として、ブランドを越えた豊富なインテリアを提案するとしています。

明治23年の創業以来、海外特許品の輸入販売や自社生産、海外企業とのチェア開発などグローバルなコラボレーションを通じて常に世の中にないものを生み出してきたという同社。その開拓精神は、現在の「&ITOKI」の考え方に通ずるものがあるといいます。国内外のネットワークと長年のノウハウによる生産技術力や品質力、約170名のインハウスプロダクトデザイナー・空間デザイナーの知見を有する同社ならではの製品ラインアップと空間提案を通じて、ワークプレイスの世界に自由でうつくしい選択肢と、あたらしい働き心地を届けるとしています。

展示ブランド、プロダクト概要

■ITOKI

プロダクトデザイナー柴田文江氏とのコラボレーションシリーズ新作のプロトタイプや、あらゆるオフィスになじむクローズドブース「ADDCELL(アドセル)」最新モデルのプロトタイプ、リサイクルマテリアルを上質なデザインに仕上げた6月発売の新作フェルトチェア「Refelt(リフェルト)」などを展示するといいます。

リサイクルマテリアルを上質なデザインに仕上げた6月発売の新作フェルトチェア「Refelt(リフェルト)」

■J1890(ジェイ・エイティーンナインティ)

ニューヨーク発のグローバル向けラグジュアリーブランドだといいます。様々な人種や価値観が行き交う世界で最も多様性溢れる街ニューヨークでデザインし、職人によるジャパンメイドの高品質なモノづくり技術で、これまでにないオフィスファニチャーを世界に提供するとしています。来年のオフィシャルリリースに向け進行中のプロジェクトで、イトーキやグローバルに活躍するクリエイティブディレクター、デザイナーも参画しているといいます。今回は一部のコレクションのプロトタイプを展示するとしています。

■Poul Henningsen Furniture(ポール・ヘニングセン・ファニチャー)

デンマーク・コペンハーゲン生まれのデザイナー ポール・ヘニングセンによるファニチャーコレクションだといいます。ルイスポールセンの照明デザイナーとして著名な同氏は1930年代にミラー、スツール、チェア、1950年代にはテーブルといった家具のデザインも手掛けていたといいます。当時の製造技術では大量生産に至らず、ミラーの一時的な生産販売を除きデザインから半世紀以上ものあいだマーケットに流通することはありませんでしたが、同国の企業が2018年から生産販売を開始。その後段階的にラインアップを拡充し、2024年から日本で初めてイトーキが取扱いを開始するといいます。世界的に希少性の高い "PH Furniture" の魅力が体感してほしいとしています。

■Knoll(ノル)

「Knollの歴史は、近代デザイン運動の歴史そのものでもある」と言われるほどのミッドセンチュリーを代表する世界的ファニチャーブランドだといいます。1938年にニューヨークで設立され、ハンスとそのビジネスパートナーで妻のフローレンス・ノルにより、その確固たるビジネスモデルが築かれたとしています。バウハウス由来の “Modern Always”を信条とした数多のプロダクトは、現代においてもオフィス・ホスピタリティ・住宅等、あらゆるシーンにおいて、魅力的かつ普遍的な空間を演出し続けているといいます。イトーキでは2018年から取扱いを開始し、国内唯一のライセンス生産を行っているとしています。

■STELLAR WORKS(ステラワークス)

2022年からイトーキで取扱いを開始した上海発のファニチャーブランドだといいます。「東洋と西洋」「伝統とモダン」「クラフトとインダストリー」など異なる国や地域、文化や価値観を絆ぐーそれぞれの優れた伝統文化や技術を現代の光のもとで一つにするーというコンセプトのもと設立されたとしています。アジアの美に改めて注目し、ヨーロッパの伝統という異なる視点から、歴史ある日本の伝統的なフォルムやスタイル、モチーフを取り入れ、タイムレスな新しいものづくりを目指しているといいます。オフィスのみならず、ラグジュアリーホテルやレストランでも多数採用されているとしています。

■esPattio(エスパティオ)

スペインでは住宅の中庭(パティオ)に家具をしつらえ、開放的で明るく居心地の良い空間として利用されているといいます。esPattioはオフィスの中にパティオのような空間を作りオフィスワーカー同士の自由で活発なコミュニケーションやひらめきを誘発するファニチャーシリーズだとしています。スペイン南部ならではの光・色・暖かさをデザインに生かし、アンダルシアの情熱的で力強い色が生き生きとした空間を生み出すといいます。本国ではセビリアに拠点を置くオフィス家具メーカーForma5社が展開し、日本では2023年からイトーキのみで取扱いをしているとしています。

イトーキブースデザインについて

今回の展示は「&ITOKI」と題した家具と空間の関係性についてのリファレンスがテーマだといいます。家具と空間を組み合わせ、木々と霧からインスピレーションを得て独特な雰囲気を醸し出しているといいます。また、神秘的で静謐な風景を作り出すように、家具も空間と相互に作用し快適な空間を創り出しているとしています。

ブースイメージ

■設計パートナー

アートディレクター/グラフィックデザイナー

色部 義昭 氏

株式会社日本デザインセンター常務取締役、同社内にて色部デザイン研究所を主宰。グラフィックデザインをベースに平面から立体、空間、映像まで幅広くデザインを展開している。日本デザインコミッティー理事、AGI(国際グラフィック連盟)メンバー、東京ADC会員。東京藝術大学非常勤講師。
<主な実績>
Osaka Metro、国立公園、家具ブランドkettalなどのブランディング、市原湖畔美術館、東京都現代美術館、須賀川市民交流センターなど公共施設のサイン計画、TAKEO PAPER SHOW 2011−本やSony Park展など展覧会のデザイン、リキテックスガッシュ・アクリリック・プラスや白鶴天空のパッケージデザインなど。2025年大阪関西万博にて日本政府館のアートディレクションを担当。
<主な受賞歴>
亀倉雄策賞、ADC賞、SDAサインデザイン大賞(経済産業大臣賞)、CSデザイン賞グランプリ、One Show Designゴールドペンシルなど

建築家/ミュージアムデザイナー 

中原 崇志 氏

建築アトリエ・有馬裕之+Urban Fourth を経て、建築、インテリア、ミュージアムデザインの分野で活動。科学館や博物館の常設展示や企画展示の設計を中心としながら、建築の設計、インテリア、空間インスタレーションなど多岐に渡り取り組んでいる。
<主な実績>
21_21 DESIGN SIGHTやGinza Sony Parkをはじめ「イヴ・サンローラン展」「石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか」「10 Mame Kurogouchi」の展覧会会場構成。「北九州市科学館」「奄美世界遺産センター」「JAL SKY MUSEUM」などのミュージアムデザイン。
<主な受賞歴>
日本空間デザイン賞金賞、SDA大賞・経済大臣賞、ADC賞、iF Design Awardなど

関連イベント

オルガテック会場内で開催される各種イベントに同社関係者が参加および製品出展するといいます。

■Opening Ceremony

初日に行われるオープニングセレモニーのテープカットに同社代表取締役社長 湊氏が参加するといいます。


日時
5月29日(水)9時30分〜10時00分
場所
東京ビッグサイト東6ホール エクスペンスエリア
参加
株式会社イトーキ代表取締役社長湊 宏司氏ほか

昨年の様子

■出展者セミナー

2日目に開催される出展者セミナーに、同社の「vertebra03」や「hako」などを手掛けたプロダクトデザイナーの柴田 文江氏と、建築家の芦沢 啓治氏が登壇するといいます。プロダクトデザイナーからのアプローチによる家具デザイン、建築家からのアプローチによる家具デザイン異なる立場からオフィス空間における家具のあるべき姿や、これからのオフィスに求められること、これからのワークプレイス像などをそれぞれの視点や、自身の今までの作品を通して語るとしています。

日時
5月30日(木)14時00分〜14時45分
場所
東京ビッグサイト東6ホール エクスペンスエリア
登壇
プロダクトデザイナー 柴田 文江 氏
建築家 芦沢 啓治 氏
株式会社イトーキ プロダクトデザイン部 田中 啓介氏(モデレーター)

タイトル
「プロダクトデザイナーと建築家~それぞれの視点からのオフィスデザイン~」

■Special Exhibition「CIRCULAR MIRAI」

会場内で開催されるCircularを実践する進化した素材を集めた企画展「CIRCULAR MIRAI」に、同社のリサイクルマテリアルを上質なデザインに仕上げたフェルトチェア「Refelt(リフェルト)」を出展するといいます。同製品はイトーキブースでも展示予定で、再資源化した繊維を約50%含むサステナブルなフェルト素材、人間工学を活かした独自の成型技術と洗練されたデザインが特徴だとしています。

日時
5月29日(水)~31日(金)10時00分〜17時00分
※最終日は16:00まで
場所
東京ビッグサイト東6ホール エクスペンスエリア横の企画展スペース

オルガテックとは

ドイツ・ケルンで70年の歴史を誇る、オフィスおよびファシリティの国際専門展示会「オルガテック」。日本では2022年に初めて開催され、昨年のオルガテック東京2023は2万6千人を上回る来場者数を記録したといいます。
第3回目の開催を迎える「オルガテック東京2024」では、『SHIFT DESIGN』をコンセプトに日本および世界の国と地域から約150社のトップブランドが一堂に集結。デザイナーや建築家、ディーラーやデベロッパー、各業界のオーナーや企画経営者など、デザインを重視する業界の多くのキープレーヤーとの交流やコミュニケーションを通して、次世代へとつながるアイディアとインスピレーションを創出するとしています。昨年の約1.5倍の面積にスケールアップし、ワークスタイルが多様化する時代に応え、最新のソリューションとデザインが持つ無限の可能性をリアルに体感できる場所を提案するとしています。

日時
5月29日(水)~31日(金)10時00分〜17時00分
※最終日は16:00まで
場所
東京国際展示場「東京ビッグサイト」東4~6ホール
〒135-0063 東京都江東区有明3-11-1
イトーキブース:K-07

入場料
無料
※完全事前登録制

主催
ケルンメッセ株式会社
一般社団法人日本オフィス家具協会(JOIFA)

(画像はイトーキ様リリースより)

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