イトーキ、イトーキシェアードバリューがオークネットと「オフィス家具リユース流通プラットフォーム」構築に関する協業に向けた基本合意書を締結

廃棄されていた使用可能なオフィス家具リユース品を「廃棄物」ではなく「有価物」に

イトーキは、グループ会社である株式会社イトーキシェアードバリュー(以下、ISV)が、株式会社オークネット(以下「オークネット」)は、「オフィス家具リユース流通プラットフォーム構築」に関する協業に向けた基本合意書を締結し、実証事業を開始するといいます。オークネットが保有する二次流通ネットワーク構築のノウハウと、ISVの持つ環境配慮型事業の知見を融合し、オフィス家具をリユースする循環型社会の実現を目指すとしています。

協業に至った背景

ISVはオフィス家具の有効活用を事業の中核とし、レンタル事業、シェア事業、リユース事業を展開しているといいます。今回、まだ利用可能な商品や不用品をリユース、リサイクルする二次流通により、循環型社会の構築と廃棄物の削減に貢献するオークネットの取り組みに共感し、両社でありたい社会の姿を描き、その実現を目指して、オフィス家具の再利用に特化した「オフィス家具リユース流通プラットフォーム」の構築に至ったとしています。

目指す循環型社会の在り方

プラットフォーム事業について

同プラットフォームは、オフィス家具のリユース品の取引ができるオンラインオークションシステムを利用会員向けに提供するといいます。まだ利用可能な価値がありながらも不用になったオフィス家具を持つ企業・団体は、このプラットフォームを通じた売買が可能になり、廃棄に伴うコストの低減、さらには温室効果ガス削減を実現できるとしています。一方で、オフィス家具のリユース品を必要とする企業・団体は、プラットフォーム利用により利便性の高い調達の機会を得られるといいます。また、オークネットのGCV(※)の考え方を用いて、二次流通による温室効果ガス排出量の削減を可視化し、環境負荷低減の貢献価値を出品した企業・団体にフィードバックするとしています。

今後は、情報利活用により、さらに利便性の高い流通基盤の整備や外部協力体制の構築、循環型社会の実現に向けた新しいサービスの開発を行い、二次流通市場の活性化を目指すとしています。

事業モデル

(※)GCV:Gross Circulation Value(総循環型流通価値)

オークネットがサステナビリティポリシーを具体的なアクションにつなげるため定めた独自経営指標。事業活動により「経済」とリユース品の流通などによる「環境」に与えた影響を貨幣価値化したものだといいます。

株式会社オークネット会社概要

会社名 株式会社オークネット(東証プライム:3964)
本社  東京都港区北青山二丁目5番8号 青山OMスクエア
代表者 代表取締役社長CEO 藤崎 慎一郎 氏
創業年月日 1985年6月29日
資本金 1,807百万円 (2023年12月31日現在)
事業内容 循環型マーケットデザインカンパニー。中古車、中古デジタル機器、ブランド品、花き、中古バイク、 中古医療機器などのオンラインオークション、および流通に付随するサービスを提供。

イトーキシェアードバリューは、企業理念に「地球環境保全のために、環境負荷の低減と資源の有効活用をテーマに、社会に貢献できるビジネスを開発し実現します」を掲げ、レンタル事業、シェア事業、リユース事業を通して「気づき」を育み、持続可能な「価値」を提供しているとしています。

(画像はイトーキ様リリースより)

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