オカムラ、ラボオフィス「CO-EN LABO」が「WELL認証v2」において最高レベルのプラチナを取得
オカムラは、2024年2月、東京都渋谷区にある自社オフィス「CO-EN LABO(交縁ラボ)」が、「WELL Building StandardTM v2(以下、WELL認証v2)」の認証レベル「プラチナ」を取得したことを2月26日に発表。
同社によると、WELL認証は、米国の公益企業IWBI(The International WELL Building Institute)により2014年にスタートした評価システムで、人の健康とウェルビーイング(身体的、精神的、社会的に良好であること)に影響を与えるさまざまな機能をパフォーマンスベースで測定・評価・認証するといいます。認証レベルには、評点に応じてブロンズ、シルバー、ゴールド、プラチナがあるとしています。
同社は、2023年9月に予備認証を取得し、現地調査を経て最高レベルのプラチナを取得したとしています。
「CO-EN LABO」は、オカムラが提案する、心と体の調和が取れ活力が向上している状態「WELL at Work(ウェルアットワーク)」の実現を目指して、心身の健康への配慮と、多様な選択肢があるワークスタイルや一人ひとりが自らの存在意義を実感できる環境づくりを掛け合わせたラボオフィス※1だといいます。
「CO-EN LABO」には、人間工学に配慮した調節可能な機能を備えたタスクシーティングや天板の電動昇降機能でさまざまな姿勢に対応するデスク、視覚の調節が可能なモニターを設置。家具・建材には、インドアアドバンテージ認証※2を取得した自社製品を多数導入しているとしています。
プライバシーを確保した仮眠スペースの設置や運動・休息スペースの設置、周囲の会話内容を聞き取りにくくするサウンドマスキングの導入のほか、さまざまなコミュニケーションスペースを設置したといいます。飲料や果物・野菜などの健康的な食事の提供や窓からの自然の光を取り入れることを意識した執務席の配置などにも取り組んでいるとしています。これらの取り組みがWELL認証v2の評価基準に沿って評価され、今回のプラチナ取得につながったといています。
※1 オカムラでは、新しい働き方や環境を提案・実証する働き方改革の実践の場として、複数拠点でそれぞれ異なるコンセプトを設けた「ラボオフィス」を展開しているとしています。
※2 米国オフィス家具業界団体BIFMAが設けたオフィス家具による室内空気環境への影響を評価する環境認証
WELL認証は、米国の公益企業IWBI(The International WELL Building Institute)により2014年にスタートした評価システムで、人の健康とウェルビーイング(身体的、精神的、社会的に良好であること)に影響を与えるさまざまな機能をパフォーマンスベースで測定・評価・認証するといいます。空間の設計・建設・運用と、エビデンスに基づいた医学的および科学的研究を組み合わせ、人の健康とウェルビーイングをサポートする建築や街区の環境を評価するとしています。評価は、より良い建物・空間を通じて人の健康をサポートし向上させるための10のコンセプト(空気、水、食物、光、運動、温熱快適性、音、材料、こころ、コミュニティ)で構成されているとしています。
オカムラは、「WELL at Work」の実現をサポートするために従業員がパフォーマンスを最大限に発揮しそれぞれの働きがい向上を目指すための空間づくりや働き方の提案をしているといいます。WELL認証取得の過程で得られた知見や空間構築のノウハウを、より快適で健康的なオフィス空間づくりの提案活動に生かすとしています。
「CO-EN LABO(交縁ラボ)」について
「CO-EN LABO」は、2020年7月に渋谷スクランブルスクエア44階に開設したオカムラのラボオフィスの一つだといいます。名称の「交縁」は、「交流」と「縁(円)」をつなぐという意味で、人と人との交流や社内外の人の縁を大切にするという意味が込められているとしています。
2023年8月に実施した改装では、サステナビリティへの取り組みの一環として環境に配慮し、新たに設置した一部のオフィス家具のライフサイクルで発生したCO2排出量計40トン分について、カーボンオフセットを実施したとしています。
■「CO-EN LABO」概要
所在地:東京都渋谷区渋谷2-24-12 渋谷スクランブルスクエア44階
オフィス面積:637.8m2
入居部門所属人数:約70名
開設時期:2020年7月開設、2023年8月改装
(画像はオカムラ様リリースより)