イトーキ、SAKUMAESHIMAと共同開発した「ASICS RUN TOKYO MARUNOUCHI」の空間デザイン事例を公開

"SKY"と"EARTH"をキーワードにアシックスの新ブランドコンセプト「HORIZON」を体現

イトーキは、2月27日(火)、同社の先端的な空間デザイン事例をデザイナー視点で解説するデザインギャラリーサイト「ITOKI WORK- Style Design」でSAKUMAESHIMAと共同設計した「ASICS RUN TOKYO MARUNOUCHI(アシックスラン東京丸の内)」の事例を2月27日に公開しました。

SAKUMAESHIMAと共同設計、ランステーション併設総合型ストア

同社によると、東京駅から徒歩3分の距離に位置する「ASICS RUN TOKYO MARUNOUCHI」は、ストア機能に加え、計測サービス、最新シューズやランニングデバイスのレンタル、アシックスランニングクラブコーチによるイベントなど、ランナーをサポートするために誕生した新形態の店舗だといいます。時間に合わせて色が移り変わるライティングで「SKY(空)」を、サスティナブル素材であるコルクフローリングで「EARTH(大地)」を表現するなど、アシックスの新ブランドコンセプト「HORIZON」をデザインに落とし込んでいいるとしています。店内は従来のダークトーンからライトグレーの中性的カラーへ一新し、女性や初心者の方にとっても立ち寄りやすく、ランナーを明るく迎え入れる雰囲気を創出しているとしています。

ランナーと買い物客双方のニーズを満たす店舗設計

店舗内の通路や区画のゾーニングを最適化することで、ランナーと買い物客双方がスムーズに利用できる空間となっているといいます。また、エントランスの階段照明をグラデーションにし、走り出すランナーの気持ちを高める演出も施しているとしています。店内イベント用のスペースは、キャスター式の可動式什器を取り入れることでレイアウト変更し易く、様々なシーンに対応できる設計となっているとしています。

機能性とデザイン性を両立する、こだわりのオリジナル什器

店内は機能性とデザイン性を両立するオリジナル什器で構成しており、特にアクリルを用いた什器は店舗の象徴的な存在で、透明感のある素材感が空間の緩衝材として機能しているといいます。また、柱と什器のシルエットを揃えることで空間の一体感と視覚的な広がりを演出していて、店舗設計の経験が豊富なSAKUMAESHIMAと什器設計のノウハウや生産力を有するイトーキ、両者の強みを活かしたデザインが特徴だとしています。

概要

クライアント:ASICS RUN TOKYO MARUNOUCHI
所在地:東京都千代田区
竣工:2023年8月
面積:495平米
設計:島村 正信、鎌内 咲甫(ITOKI)/朔 永吉、前嶋 章太郎(SAKUMAESHIMA)
撮影:井上 昌明(Bouillon)

【SAKUMAESHIMAについて】

東京の原宿を拠点に2016年に設立された、朔 永吉氏と前嶋 章太郎氏の共同主宰による建築設計事務所。
住宅や商業施設などの建築設計をはじめ、オフィス・店舗等の内装設計、 展覧会の会場構成、プロダクトデザインなど、コラボレーションを大切にプロジェクトに取り組んでいるといいます。既存のものを活かし、余分なエレメントを再解釈しながら価値を最大化することを目指し、それぞれのプロジェクトが発生した背景、環境、そしてストーリーを大事にしながら、対話を重ね、デザインしているとしています。

ITOKI WORK-Style Designとは

2023年12月にオープンした、同社が⼿掛けた空間デザインの先端事例をデザイナー視点で解説するデザインギャラリーサイトだといいます。企業価値を高める人的資本経営が注目される中、働く環境の見直しが従業員の生産性やエンゲージメント向上に効果的な施策の一つとして挙げられているとしています。同サイトでは「Realize(気づく)」をテーマに、オフィスリニューアルを検討中の人たちが「経営理念を体現するオフィス」や「⾏きたくなるオフィス」を実現するためのヒントとなるような各種コンテンツを用意。事例は随時更新予定で、最新オフィスの豊富なビジュアルのほか、担当デザイナーによるデザインコンセプトに込められた顧客の想いやインテリアの解説、個性豊かな同社のデザイナーを紹介しているとしています。

(画像はイトーキ様リリースより)

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