カリモク家具、ミラノデザインウィーク 2024に出展
過去最大となる4つの展示会場において4つのブランドを展開
カリモク家具は、2024年4月15日(月)から21日(日)までの7日間、イタリア・ミラノで開催される「ミラノデザインウィーク 2024」 にて、4つの展示会場において4つのブランドを出展するといいます。
ミラノデザインウィーク 2024 の期間中、本会場となるRho Fieraでは、「空間から考える家具」をテーマとするブランド、Karimoku Case の主要な家具を用いた大型展示を行うといいます。
また、ミラノの中心部であるトルトーナ地区において、Karimoku New Standard、MAS、SEYUN の3つのブランドの展示をそれぞれ単独で別会場にて開催。同社によると、各会場は歩いて回遊できる距離関係にあり、各ブランドの世界観を体感できるスペースとなっているといいます。
同社は、これまでで最大規模となる全4会場での展示に期待してほしいとしています。
Karimoku Case at Salone del Mobile 2024
「空間から考える家具」をテーマに、建築プロジェクトに際し、その空間で実際に使用するものとしてデザインされた家具を展開するブランド、Karimoku Caseは、2024年も本会場であるRho Fiera で、3回目となる大型の展示を行うといいます。
ブランドのデザインディレクターを務める Norm Architects、そして建築家の芦沢啓治氏の両名によるキュレーションのもと、約160㎡の展示スペースを惜しみなく活用し、CASE09「BELLUSTAR TOKYO」、CASE 10「Azabu Hills Residence」においてデザインされた最新のアイテムをはじめ、空間と家具の関係性を見つめ直し、独自のデザインアプローチによって生み出された数々のアイテムを用いて、ブランドの世界観を堪能できるスペースを表現するとしています。
「自然なコントラスト」をテーマに、暗さと明るさの調和を意識した、ブランドの新たな一面を見ることができるとしています。
Karimoku New Standard in residence
Karimoku New Standard(KNS)は2010年の初出展から、継続してミラノデザインウィークで展示を行なってきたといいます。今回は2019年の出展以来5年ぶりにブランド単独での展示となるとしています。トルトーナ地区にあるアーティストが実際に使用しているアトリエを会場に、新作をはじめとした家具を展示するといいます。国や地域を超えた文化的なコラボレーションを大事にしてきた KNS らしい試みとして、国内外のアーティストの作品とともに一つのインスタレーションとして発表。会場構成はスイス人のスタイリスト、コニー・フュッサー氏と KNS のクリエイティブディレクターのダヴィッド・グレットリ氏のコラボレーションで行われるとしています。
PROJECT HINOKI - MAS 2024 Milano exhibition
海外で初の個展となる今回は、MAS の新作アイテムと共に現在開発中のプロトタイプを紹介するといいます。展示では、スタイリストの作原文子氏によるスタイリングを展開するほか、MAS のデザイナーの1人である Ville Kokkonen氏 による、MAS の基点となる日本の針葉樹についてのリサーチを展示。素材からコンセプトを表現し、MAS の世界観を伝える展覧会を開催するとしています。
Hybridisation - ZAHA HADID DESIGN x karimoku
Zaha Hadid Design とカリモク家具は昨年に引き続き家具コレクションSEYUNの単独展示を開催するといいます。既存のチェア、アームチェア、テーブルに加え、新たにバースツール、ラウンジチェア、トレイを木製で製作。デザイン、素材、品質が統一され、コレクションとしての一貫性を更に高めたアイテムを発表。会場の床や壁面には特徴的なグラフィックが施され、SEYUN、そして木材そのものが持つユニークな特性と魅力を際立てる、多感覚的で没入感のある展示となるとしています。
開催概要
Karimoku Case at Salone del Mobile 2024
日程: 2024年4月16日(火)~21日(日)
時間: 9:30~18:30 ※日曜日は 15:00 まで
会場: Rho Fiera Milan, Hall24 G05
Karimoku New Standard in residence
日程: 2024年4月15日(月)~21日(日)※15 日はプレスデー
時間: 10:00~19:00 ※日曜日は 15:00 まで
会場: Via Tortona 4, 20144 Milano (MM2 Porta Genova F.S.)
PROJECT HINOKI - MAS 2024 Milano exhibition
日程: 2024年4月15日(月)~21日(日)※15 日はプレスデー
時間: 10:00~19:00 ※日曜日は 15:00 まで
会場: Via Tortona 14, 20144 Milano (MM2 Porta Genova F.S.)
Hybridisation - ZAHA HADID DESIGN x karimoku
日程: 2024年4月15日(月)~21日(日)※15 日はプレスデー
時間: 10:00~19:00 ※日曜日は 15:00 まで
会場: Via Tortona 12, 20144 Milano (MM2 Porta Genova F.S.)
Karimoku Case
「静謐な美への敬愛」「素材の豊かな表現」「時間に左右されない魅力」に価値を見出し、この価値感を共有する国内外の建築家やデザイナーとのプロジェクトを通じて、特定の空間のためにデザインされたプロダクトを開発、製品化し世界に向けて提案するとしています。
Karimoku New Standard
Karimoku New Standard は国内外のデザイナーの先進的なアイデアと優れた製造技術を融合した 2009 年設立のブランドだといいます。有効に利用されていなかった国内の広葉樹を活用することをコンセプトにし、森林保全や林業地域の活性化に対して持続的な貢献を目指しているとしています。
MAS
MAS は、ヒノキをはじめとする国産の針葉樹を用いる家具のブランドだといいます。MAS のデザインディレクターの熊野亘氏は、日本の「枡」をモチーフに、ヒノキの魅力である白木の美しさをふまえた家具を考えたといいます。無垢の木を組む職人技と、無駄のない構造に裏づけられた枡。MAS の家具もまた、素の色合いや木目が印象的で、清潔感ある佇まいをしているとしています。
SEYUN
Zaha Hadid 氏の唯一無二で革新的なデザインと、カリモク家具の卓越したクラフトマンシップが融合することで、形態と素材が調和した息をのむほどの美しさを誇る家具コレクションが生まれたとしています。
カリモク家具
カリモク家具の起源は、創業者の加藤正平氏が長年続く材木屋を引き継ぎ、愛知県刈谷市で小さな木工所を始めた 1940 年に遡るといいます。様々な木製品を生産することで技術を磨き、1960 年代に入ると、自社製の木製家具の販売を開始。高度な機械の技術と職人の技を融合させる「ハイテク&ハイタッチ」という製造コンセプトを掲げて木材生産分野における土台を作りあげ、日本を代表する木製家具メーカーへと成長を遂げたとしています。
(画像はカリモク家具様より頂戴しました)