コクヨ、カウネットなどグループ企業3社が産学連携「かちぞうzemi」のパートナー企業として実践的な調査研究活動をサポート

大阪経済大学 江島ゼミ学生が「べんりねっと」の新しいサービスを提案

コクヨは、カウネット、コクヨマーケティング、コクヨKハートのグループ企業3社が、この度、京都産業大学 名誉教授 佐々木利廣氏が会長を務める産学連携「かちぞうzemi」のパートナー企業として、2023年5月~11月末までの半年間、大阪経済大学の学生の学びをサポートしたといいます。

「HOWS PARK(ハウズ パーク)」でのお客様ヒアリング

成果発表会での様子

産学連携「かちぞうzemi」とは、産学連携で価値創造にチャレンジする、実践的なPBL(project based learning)活動だといいます。複数の大学や企業が連携し、よりよい社会の構築を目指して価値創造するための実践的な調査研究活動に、学生がチーム単位で半年かけて取り組むとしています。

今年9回目を迎えるこの活動に初めてカウネット、コクヨマーケティングも参画し、大阪経済大学江島ゼミの学生からパートナー企業として選ばれたといいます。カウネットの大規模事業所向け購買管理システム「べんりねっと」について事業内容や課題を共有し、「べんりねっと」に新たに加える独自のサービスメニューについて企画提案するまでの半年間(2023年5月~11月末まで)、学生たちの調査研究と提案活動に並走してきたとしています。

最終的なプレゼンテーションに至るまで、学生も企業もお互いの時間確保や調整に苦労しながらミーティングを重ね、コクヨグループの強みであるオフィス空間や障がい者雇用に着目した学生と、企画を練っていったといいます。
中間発表からの約2か月間は、アイデアをさらに具現化するため、特例子会社のコクヨKハートが展開するダイバーシティオフィス「HOWS PARK(ハウズ パーク)」(※)に学生自ら赴き、実際に商品やサービスを利用する顧客にヒアリングを行うなど、実践を積み重ねていったとしています。
コストや時間の制限に断念せざるを得ないもどかしさなども経験しながら、最終的に提案された企画は、具体的で大変示唆に富んだ内容にブラッシュアップされていたとしています。

(※)ダイバーシティオフィス「HOWS PARK(ハウズ パーク)」とは
コクヨKハートや、様々な社外のパートナーと共感・共創のプロセスで構築し、運営しているといいます。コンセプトは「らしさが集い、未来がひらく。みんながつながる創造広場」。この場所を起点に、これまでにないインクルーシブなモノづくり・コトづくりのプロセスを創出し、社会課題の解決に貢献していくことを目指しているとしています。 

■産学連携「かちぞうzemi」<参加企業・参加大学>

【2023年協力企業】

・エイトレント株式会社・IKIGAIWORKS株式会社・感動会社楽通株式会社
・株式会社TRUSTRelation・一般社団法人Work Design Lab
・株式会社明成孝橋美術・株式会社マテックス
・コクヨマーケティング株式会社  ※産学連携「かちぞうzemi」HPより抜粋

【参加大学】

・大阪経済大学(江島ゼミ)・京都産業大学(在間ゼミ)・近畿大学(金ゼミ)

■学生チーム

・大阪経済大学(江島ゼミ)
 後山偉武輝氏、岡幸音氏、小川千陽氏、藤原悠希氏 計4名

■コクヨサポートメンバー

・コクヨマーケティング株式会社 関西支社 関西サプライ営業部
 部長 高橋伸年氏、小森夏海氏
・株式会社カウネット
 ソリューション営業2部 第3営業グループ 児脇荘平氏
 CXデザイン本部 CX戦略部 戦略グループ 吉村 彩氏
・コクヨKハート株式会社 広井透氏、中尾公一氏、夏目真由美氏、近藤哲史氏、菰田郁哉氏

■スケジュール<キックオフミーティング~最終成果報告会まで>

・5月14日(日):キックオフミーティング
・5月~11月:フィールド調査&面談(随時)
 ・調査/面談形式:リアル・オンライン
 ・調査題目:「べんりねっとに加える独自のサービスメニュー」
 ・サポート内容:
  ① コクヨマーケティング/カウネット企業説明と事業説明
    (べんりねっとの仕組みについてなど)
  ② ビジネス実現に向けた、学生の企画アイデアへのフィードバック
  ③ コクヨKハート株式会社のお客様とのマッチングやヒアリング機会の提供
・9月25日(月)~29日(金):中間発表会
 ・参加ゼミ生:8チーム
 ※大阪経済大学(江島ゼミ)は27日(水)に参加
・11月26日(日):最終報告会
 ・参加ゼミ生:8チーム
 ・審査員他関係者:教授8名、各企業担当者、学生

■大学経済大学 経済学部長・理事・教授 江島氏の声

江島ゼミのカリキュラムポリシーは、脳に汗をかくほど「考える」、身体に汗を書くほど「行動する」、一人ではなくチームで摩擦を超えて「協働する」、そして、社会を一歩「先取りする」です。この度の「かちぞうzemi」の活動で、コクヨマーケティング様と並走する中、学生はプライスレスな体験をしました。黒子としてチームを支えた私自身も、学びの多い半年でした。プロジェクトを通じた学生の成長の姿は、いつみても本当にすばらしい。ワクワクします。関係者の皆様に、改めてお礼申し上げます。

■コクヨKハート㈱ 菰田郁哉氏の声

「障がい者が働きやすいオフィス空間を創造する」というコンセプトをもとに、障がい者雇用の課題を洗い出し、最新技術を踏まえながら、今ある形に囚われない大胆なアイデアを提案されている江島ゼミの皆様の姿に刺激を受けました。
テクノロジーによって解決することができる「障がい」はたくさんあり、オフィス空間はもっと誰もが働きやすくすることができるのかもしれないと感じました。

<かちぞうzemiについて>

産学連携「かちぞうzemi」とは、産学連携で価値創造にチャレンジする、実践的なPBL(project based learning)活動だといいます。連携する組織の人の協力を得、PBLを展開することで、より良い社会の構築を目指して価値創造するための実践的な調査研究活動に、学生がチーム単位で半年間かけて取り組むといいます。
学生チームは、パートナー組織の現場を理解して、課題の所在を見いだし、その課題にアプローチして価値創造するための調査研究と提案活動を行い、年度末に最終成果発表会を実施して、半年間の成果を共有するとしています。

<カウネットについて>

カウネットでは、テクノロジーとクリエイティビティで、全ての働く人に価値ある体験を生み出す取り組みを推進していて、超大企業から中小事業所まで、規模に関わらず使用できるEコマースプラットフォームを提供しているといいます。クラウドで管理購買システムとしてお使える「べんりねっと」、素早く簡単にネットで購入できる「カウネット」は、長年にわたり多くの顧客の支持得ているとしています。

(画像はコクヨ様リリースより)

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