イトーキ、これからのワークスタイルを体感できる「生きるように働くカタチ展」を12月7日からKarimoku Commons Tokyoで開催へ

今冬発売の「vertebra03 WOOD」と「hako」のデザインプロセスや模型展示のほか、実際に製品体験も可能

イトーキは、2023年12月7日(木)〜2024年1月12日(金)に「生きるように働くカタチ展」*をKarimoku Commons Tokyoで開催するといいます。
プロダクトデザイナー柴田文江氏がデザインを手掛け、カリモク家具とのコラボレーションで誕生した木の温もりと人間工学(エルゴノミクス)が融合する木質ワークチェア「vertebra03 WOOD(バーテブラゼロサンウッド)」とペーパーボックスのような佇まい美しいポータブルバッテリー「hako(ハコ)」。新たに発売する2つの製品を通して提案するワークスタイル "生きるように働くカタチ"を体感できるスペースを期間限定でオープンするとしています。

*イベント名称は「生きるように働く」の著者であるナカムラケンタ氏より許諾を得たうえで使用しているといしてます

日本の「働く」をもっと自由に。

1981年、イトーキはラテン語で「脊髄」の名を持つ、ワークチェア"Vertebra(バーテブラ)"を発売したといいます。世界的なデザイナー、エミリオ・アンバスと当時のパートナーが設計し、オランダのオープンアーク社との技術提携によって誕生したこのプロダクトのコンセプトは、「人間優先のオフィスチェア」。身体の動きに合わせて、柔軟に脊髄をサポートする背もたれ、前傾機能を有したシートなど、人間工学と生体力学に基づく革新的な機能が搭載された"Vertebra"は、当時ビニール張りのワークチェアが主流だった日本のオフィスに、快適性とデザインという新しい概念をもたらしたとしています。

そして、ワークスタイルの多様化と自由化が進む現代。テクノロジーの進歩やコロナ禍の影響によって、働き方や働く場所に対する社会の常識や人々の価値観が大きく変わり、今やデジタルデバイスとネット環境さえあれば、いつでもどこでも働くことができる時代となったといいます。そんな多種多様な働き方が本格的に拡がり始めた2019年。同社はプロダクトデザイナーの柴田文江氏とともに、これからの時代に求められる新しいプラットフォームして、「働く」と「暮らす」を越境するワークチェア "vertebra03(バーテブラゼロサン)"を世に送り出したとしています。

同社は、働き方のさらなる多様化と自由化が進む現代への回答として、この度ふたつのプロダクトを新たに開発したといいます。イトーキ独自のエルゴノミクスを活かし、カリモク家具とのコラボレーションにより"vertebra03"に木の温もりをプラスした「vertebra03 WOOD」。もうひとつは、"電源に縛られず、カジュアルに働く"を実現するポータブルバッテリー「hako」だとしています。

同展では"生きるように働くカタチ"を体感できるスペースを期間限定でオープンするといいます。会場ではふたつのプロダクトのデザインプロセスや開発ストーリーも可視化。開発当時の写真やストーリーを交え、実際にプロダクトに触れ、座って体験できるイベントだとしています。

柴田文江氏コメント

「働き方の変化によって私たちの働く意識が大きく変化しました。メーカーの知見や技術を活かし、手間をかけることでこれまでのオフィスチェアにはない新しい価値をつくることができます。例えばvertebra03なら、素材に木などの自然素材を組み合わせてもいい。今の働き方に合う自由な感覚の椅子が生まれたことにデザイナーとして意義を感じています」(プロダクトデザイナー 柴田 文江)

展示プロダクト

■vertebra03 WOOD(バーテブラゼロサンウッド)

エルゴノミクスに木の温もりを。創造力を広げる、これからの選択肢

木の温もりに、イトーキ独自のエルゴノミクスを搭載した「vertebra03 WOOD」は、時代とともに変容するオフィス環境や働く人たちの意識をもっと自由に、さらにフレキシブルに拡張するシリーズ待望の最新モデルだといいます。カリモク家具監修のもと、従来モデル同様にワーク姿勢に追従する最適な背とシートの3次元形状を実現したとしています。リビングワークにも馴染む佇まい、快適性を実現する人間工学に基づくメカニズム、使い手や空間の個性に合わせて自在にカスタマイズできる拡張性はそのままに、国産広葉樹であるクリの無垢材ならではの質感や温もりを味わえるとしています。

■hako(ハコ)

空間に調和し、居場所を制限しないシンプルな美しさをもつポータブルバッテリー

「hako」は、使う時も、運ぶときも、充電する時も空間に調和する美しい佇まいのポータブルバッテリーだといいます。シンプルかつ収まりの良いフォルムの背面にはストラップが付いていて、オンライン会議などで場所を移動する際にも簡単に持ち運ぶことができるとしています。インテリアと相性の良い色や紙のイメージに合う色など色彩を一定のトーンで調整。光沢を抑えることでガジェットらしさを抑え、デザインを意識させないデザインを実現したとしています。

展示会概要

名称  生きるように働くカタチ展
会期  2023年12月7日(木)~2024年1月12日(金)
   ※日曜日、年末年始12月28日(木)~1月7日(日)は除く
営業時間  12:00~18:00
場所  Karimoku Commons Tokyo 1Fギャラリースペース
   〒106-0031東京都港区西麻布2丁目22-5
   東京メトロ表参道駅A5番出口より徒歩10分
主催  株式会社イトーキ
後援  プロダクトデザイナー 柴田 文江 氏
   カリモク家具株式会社
協力  スタイリング 作原 文子 氏
   アートディレクション 飯田 将平 氏
編集 柴田 隆寛 氏
入場料 無料

【柴田 文江氏/FUMIE SHIBATA】

エレクトロニクス商品から日用雑貨、医療機器、ホテルのトータルディレクションなど、国内外のメーカーとのプロジェクトを進行中。iF金賞(ドイツ)、red dot design award、毎日デザイン賞、Gマーク金賞、アジアデザイン賞大賞・文化特別賞・金賞などの受賞歴がある。多摩美術大学教授、2018-2019年度グッドデザイン賞審査委員長を務める。著書『あるカタチの内側にある、もうひとつのカタチ』。

【作原 文子氏/FUMIKO SAKUHARA】

インテリアスタイリスト。岩立通子氏に師事後、1996年に独立。主に雑誌、広告、カタログ、TV-CM、エキシビション、ショップディスプレイ、映画美術などのスタイリングを中心に、企業の新規プロジェクトのディレクションなど幅広く活動し、日本のインテリアスタイリストとして第一線で活躍。柔軟な感性を活かし、さまざまなテイストをミックスした独自のスタイリングは、男性女性問わず定評がある。自身のプロジェクト"mountain morning"では、親密な交流をもつ写真家、親交のあるショップやブランド、作家たちとオリジナルアイテムも開発。不定期でその世界観を具現化するエキシビションやマーケットも開催している。

【カリモク家具について】

カリモク家具の起源は、創業者の加藤正平氏が長年続く材木屋を引き継ぎ、愛知県刈谷市で小さな木工所を始めた1940年に遡るといいます。様々な木製品を生産することで技術を磨き、1960年代に入ると、自社製の木製家具の販売を開始。高度な機械の技術と職人の技を融合させる「ハイテク&ハイタッチ」という製造コンセプトを掲げて木材生産分野における土台を作りあげ、日本を代表する木製家具メーカーへと成長を遂げたとしています。

イトーキのワークプレイス事業について

株式会社イトーキは、1890年の創業以来、ミッションステートメントに『明日の「働く」を、デザインする。』を掲げ、オフィス家具、物流機器、ICT・映像音響機器、建材内装設備など幅広いラインアップでさまざまな「空間」「環境」「場」づくりをサポートしてきたといいます。

コロナショック以降は働く空間全体を「働く環境」と捉え、オフィスワーカーが"集合して働く"環境づくりのための製品・サービスのほか、在宅ワークや家庭学習のための家庭用家具などの"分散して働く"環境を支える商品、さらに企業の働き方戦略や働く環境整備のためのサーベイやコンサルティングサービスなどトータルで提供することで、あらゆる空間における「働く環境」づくりを支援しているとしています。

(画像はイトーキ様リリースより)

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