コクヨ、「ACOUSTIC WALL」を発売
高い吸音率をもつ不燃仕様の壁面施工型吸音壁
短工期で音ストレスのないオフィス環境を構築
コクヨは、高い吸音率をもつ不燃仕様の壁面施工型吸音壁「ACOUSTIC WALL(アコースティック ウォール)」ウォールタイプを2024年1月上旬、既設のスチールパーティションにマグネットで取り付けられる、不燃仕様の吸音パネル「ACOUSTIC WALL」パネルタイプを2023年12月上旬から発売するといいます。
同社によると、コロナ禍を経てオンライン会議が急増したことにより、オフィスにおける音環境への関心が高まっているといいます。また、オフィス内装のトレンドとして、スケルトン天井やフローリングを用いた空間の増加に伴い、反響音への対応も求められているとしています。反響音への対策には、空間において吸音面が広範囲であることが理想だといいます。壁面を吸音仕様に仕上げる内装工事型の吸音壁の場合、現場加工をしながら仕上げる工法のため工期の長さが課題だったといいます。
そこで同社は、短工期で施工ができる、不燃仕様の壁面施工型吸音壁「ACOUSTIC WALL」を発売するといいます。規定サイズで仕上げられたパネルを取り付ける施工方法により、現場加工は必要最低限に抑え、工期の短縮を実現したとしています。
不燃クロスを採用しているため、内装制限を気にせず個室や会議室、オープン空間、柱回りなどさまざまな場所に広範囲で設置が可能だといいます。高い吸音率があり、空間の残響音の低減にも効果を発揮するとしています。
また、ウォールタイプに加え、マグネットで簡単に取り付けができるパネルタイプもあり、空間に合わせて選べるといいます。
同社は「ACOUSTIC WALL」を通じて、オープン空間や会議室における音ストレスのないオフィス環境を提供するとしています。
■発売予定:ウォールタイプ 2024年1月上旬、パネルタイプ 2023年12月上旬
■メーカー希望小売価格(消費税抜):ウォールタイプ 工事単位ごとにお見積もり、パネルタイプ 67,600円(900㎜×900㎜)・38,800円(450㎜×450㎜)
「ACOUSTIC WALL(アコースティック ウォール)」の特長
1.不燃クロスを採用し、広範囲に設置可能
不燃クロスを採用しているため、建築基準法における内装制限(設置面積)を気にせず設置が可能だといいます。ウォールタイプは、LGS等の在来壁やスチールパーティションのいずれにも設置が可能で壁種類を選ばないとしています。既設のスチールパーティションにマグネットで簡単に取り付け可能なパネルタイプは、900×900㎜、450×450㎜の2サイズで、壁面のアクセントにもるといいます。
カラーは空間に合わせて選べるよう、9色を用意したとしています。
2.内装工事型吸音壁を超える、高い吸音率
残響室法吸音率試験において残響室法吸音率が0.95/500Hzと吸音性能が高いため、空間の反響音や残響音時間の低減に効果を発揮するといいます。
3.短工期で施工が可能
ウォールタイプは、規定サイズで仕上げられたパネルを取付ける新しい施工方法により、工期の短縮を実現したといいます。コクヨのスチールパーティションと同時期での施工も可能だとしています。また、オフィス移転やリニューアル後に反響音が気になった場合でも短工期で吸音対策が可能だといいます。パネルタイプは、マグネット付きなのでワンタッチで取り付けができるとしています。
(画像はコクヨ様リリースより)