《脱廃棄》 イトーキ、什器リサイクルで循環型社会へ貢献

NX商事との協働事業「中古オフィス家具海外寄付」を通じて約2年間で2,200点以上をカンボジアへ

イトーキは、NX商事株式会社(以下、NX商事)との協働スキーム「中古オフィス家具海外寄付」を通じて、事業開始から約2年間でコンテナ15基分に相当する2,200点以上の家具をカンボジアの官公庁や教育・医療施設等へ寄付したことを10月12日に発表しました。

事業概要と目的

同事業はNX商事と協働で2021年に開始したもので、リニューアルや移転などで行き場のなくなった「まだ使用可能な家具」を寄付相手国と調整のうえ先方が欲しい什器を寄付する取り組みだといいます。オフィス家具の老朽化判定をイトーキが、環境省やカンボジア大使館との調整や輸送をNX商事が担当しているとしています。

寄付先にカンボジアを選定した理由としては、地場のオフィス家具メーカーがなく現地の工業発展を妨げる恐れがないこと、近隣国からの輸入品や手作りの木製家具が主流で、高強度のスチール製家具のニーズや希少性が高いことなどが挙げられるとしています。
まだ使えるオフィス家具の廃棄を削減し循環型社会へ貢献するとともに、寄付先の持続可能で強靭な都市および環境整備の支援、公的・官民・市民社会のパートナーシップ推進による経済生産性向上など、受入側・排出側双方のSDGs実現を目指しているとしています。

採用企業一覧

事業開始から約2年間で、全国の民間企業や団体に採用されたといいます。 また、同スキームのパートナーである日本通運(NXグループ会社)でも実施されたとしています。

さらに、同社も同スキームを自社で利用し、今春の日本橋本社「ITOKI TOKYO XORK」大規模リニューアル時に発生した使用済みの家具(チェア・デスク・ソファなど)約250点をカンボジアの公共機関へ寄付したとしています。

将来的には、カンボジアでライフサイクルを終えたオフィス家具のリサイクルや廃棄の環境配慮までを包含できるよう、ASEANのグループ会社と検討を進めているといいます。
イトーキは今後も、同取り組みを通じてSDGsの目標12「つくる責任 つかう責任」を果たし、「人も活き活き、地球も生き生き」する社会の実現を目指していくとしています。

(画像はイトーキ様リリースより)

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