東京オフィストレンド オフィス家具週間トレンド報告

9/25 ~10/1、オフィス家具業界の主なハイライト(+コラム)

【今週の目次】

① イトーキ、CLASと「第12回 働き方改革 EXPO(秋)」に出展

② コクヨ、同社グループ向けに社内版生成AI環境を構築

③ 内田洋行、良品計画と国産木材の全国的な普及に向けて協業を開始

④ アクタス、ワーキングデスク「FOUR」を発売

+注目のコラム オフィス山人の少し深堀り

イトーキ、CLASと「第12回 働き方改革 EXPO(秋)」に出展

月額10,000円、ハイブリッドワーク時代の新しい働き方をレンタル・サブスクで提案

2023年9月25日から10月1日までのオフィス家具業界の主なハイライトについては、イトーキは、家具と家電のレンタル・サブスク「CLAS(クラス)」を運営する株式会社クラスと共同で、2023年9月27日(水)から29日(金)に幕張メッセで開催された「第12回 働き方改革 EXPO(秋)」に出展し、CLASで新たに取り扱いを開始するイトーキのスマートオフィス家具「sound sofa(サウンドソファ)」と「ADDCELL(アドセル)」を展示しました。


【この記事の本文を読む】

コクヨ、同社グループ向けに社内版生成AI環境を構築

コクヨは、同社の人材教育・実践プログラム「KOKUYO DIGITAL ACADEMY(コクヨ デジタル アカデミー)」から生まれたGPTアイデアの実装実験を、学びの実践経験の場「GPT-Lab(ジーピーティー ラボ)」で2023年11月末から開始するといいます。


また、9月5日(火)には、コクヨグループ向けに構築した社内版生成AI環境「KOKUYO AI Chat(コクヨ エーアイ チャット)」を公開していて、「GPT-Lab」での実証実験にて活用を進めまるとしています。


【この記事の本文を読む】

内田洋行、良品計画と国産木材の全国的な普及に向けて協業を開始

内田洋行と株式会社良品計画は、全国の国産木材の活用促進に向けた材料調達や製品生産の整備とそれらを活用した共同開発製品の取組みに関して、9 月 28 日に協業を開始し、新商品の提案販売等を展開していくといいます。


【この記事の本文を読む】

アクタス、ワーキングデスク「FOUR」を発売

アクタスは、カンディハウスと協業で、デザイナーに倉本仁氏を迎え、2022年に発表した美しさと機能性の融合点を見出したマルチタスクチェア「FOUR(フォー)」に続き、チェアの開発意図と意匠を継承し、住環境に溶け込む佇まいと機能性をもったワーキングデスクを2023年9月30日(土)から、アクタスならびにカンディハウスの販売網を通じて販売を開始したといいます。

【この記事の本文を読む】

注目のコラム オフィス山人の少し深掘り

今週まず注目した記事には、イトーキ、CLASと「第12回 働き方改革 EXPO(秋)」に出展があります。
出展予告の記事中(https://tokyo-office-trend.com/wp/2023/09/18/itoki-clas/)にもありますが、イトーキではTech×Designのノウハウを⽣かし、ハイブリッドによる新しい働き⽅の使い勝⼿をよくするスマートオフィス商品群の開発・拡充を進めているとしています。オープンスペースにおけるWeb会議の音漏れや雑音混入といった音問題を解決する「sound furniture series」や、会議室不足を解消し多様な用途に使える「クローズドブース」など、空間デザイン×テクノロジー×家具を掛け合わせることで、⼈と⼈、場と場をシームレスにつなぎ、快適で創造的な新しい働き方を実現するとしています。


同社の音対策は、クローズドブース「アドセル」に加え、「サウンドソファ」や「サウンドパラソル」など、オープンで複数人が同時に使用できる製品を充実させてることで、より日常的でよりスムーズな会議やミーティングが行えることに加え、音環境をよくし、より繊細できめ細かくまた快適に会議やミーティングが進められることをめざしていると思います。これは、単なる贅沢ではなく、必要な進化なのだと思います。つまり、山人は、これも同社がいうように、それが一歩進んだ新しい働き方を同社が提案しよう、開拓しようとする動きなのだと思います。つまり、同社はその提案が新しい働き方であることを自覚していて、新しい働き方を進めようとしている。新しい働き方は新しい価値でもあり、その新しさが導入企業にとっても事業において大きな武器になるはずなのです。しかしながらおそらくその新しさに気づく人はいまだにまれなのではないかと思われます。また、コスト的なリスクも発生する、しかし、そこにサブスクという、これもまた、新しい導入方法との出会いが提案されてきたということなのでしょう。これもまた大きな進化なのではないかと思います(古くは置き薬の慣習もあるのでしょうが)。サブスクとの出会により導入のハードルを下げることが普及促進につながる大きなチャンスなのだと思います。その意味でも今回の協業は期待に満ちたものであり、新たなインフラとして音問題を解決するスマートな「sound furniture series」がオフィスのスタンダードとして定着することが望まれます。
山人も取材にお伺いしましたが、イトーキとCLAS両社のスタッフの方々の熱い接客と、提案内容の斬新さもあり、会場を訪れた体験者が途切れることなく、また、体験に感銘を受けた人が多かったようで、ブースは大いに盛り上がっていたという印象がありました。

【この記事の本文を読む】

コクヨ、同社グループ向けに社内版生成AI環境を構築の記事ですが、記事の本文中に「コクヨのほぼ全社員が事前申請なしで利用可能なチャット形式の生成AI環境になるといいます。チャットのようなインターフェースで、かつ社内で閉じた環境のため、業務利用を可能にし、社員全員が自由に生成AIを活用しやすくなったとしています」とあるように、全社員を一気にAI、デジタル面においてスキルアップを図る環境を整えただけでなく、それに加えて実践の場を設けたということ、さらに教育のシステムをつくり、スキル、情報を共有し、体系化していこうとする同社のダイナミックな動きが、今後同社を大きく変えていくことに期待したいと思います。」

【この記事の本文を読む】

(このコラムは、あくまでも山人の主観的なものです。従って各メーカー様には何の関係もありません)

Follow me!