オカムラ、6製品が「2023年度グッドデザイン賞」を受賞
オカムラは6製品が「2023年度グッドデザイン賞」(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞したといいます。
グッドデザイン賞は、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する1957年に創設された日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨の仕組みだといいます。デザインを通じて産業や生活文化を高める運動として、国内外の多くの企業やデザイナーが参加しているとしています。
オカムラは1962年に初受賞、1967年から57年連続で受賞していて、通算で業界ナンバーワンのグッドデザイン賞受賞数だとしています。2023年度は、オフィス空間向けの多様な働き方に対応する製品や環境に配慮した製品など6製品が受賞したとしています。
【2023年度グッドデザイン賞 受賞製品】
クリエイティブファニチュア「WORK VILLA(ワークヴィラ)」
ワークブース「TELECUBE by OKAMURA(テレキューブ by オカムラ)C Type」
シーティング「Spectra(スペクトラ)」
クリエイティブファニチュア「ext.(イクスト)」
ミーティングテーブル「Alette(アレッテ)」
オープンシェルフ「Cornel(コーネル)」
2023年度グッドデザイン賞 受賞製品の概要
■クリエイティブファニチュア「WORK VILLA(ワークヴィラ)」
「ワークヴィラ」は、ソファやミーティングテーブル、シェルフなどで構成されたチームメンバーの溜まり場となるスペースと、溜まり場から外へつながる縁側を組み合わせたユニットだといいます。ユニットを複数配置することでユニット間にできる小路では、通る人と縁側に腰掛ける人との偶発的なコミュニケーションを生み出すとしています。チームの溜まり場としてほどよいこもり感を有しつつ、内と外を縁側でつなぎコミュニケーションを広げるとしています。
■ワークブース「TELECUBE by OKAMURA(テレキューブ by オカムラ)C Type」
ワークブース「テレキューブ by オカムラ Cタイプ」は、オカムラと株式会社ブイキューブ、テレキューブ株式会社の三社で共同開発したワークブース「テレキューブ by オカムラ」の構造を見直し、従来モデルと同等の機能を維持しながら環境配慮と安全性を高めたモデルだといいます。
軽量設計により、従来のモデルと比べ構造体の部品重量を約18%軽量化。製品重量の減量により輸送時のCO2排出量削減を実現、梱包資材の削減も図り環境に配慮しているといいます。ブースに取り付けるドア周りの構造を開発し、ドアとブース本体のすき間をなくしたことで、開閉時に手を挟む心配がないといいます。また、従来モデルと同等の高い遮音性能を維持しながら、吸音性能を向上させているとしています。
集中作業だけでなく会話に適した音環境と安全で快適な空間を実現するとともに、軽量設計による環境配慮により環境負荷低減に貢献するとしています。
■シーティング「Spectra(スペクトラ)」
「スペクトラ」は、背面と座面が身体の動きに追従し誰もが快適に座ることができるユニバーサルデザインのオフィスチェアだといいます。新しいリクライニング機構「Active move(アクティブムーブ)」は、少し前傾した姿勢から後傾姿勢へのリクライニング機能と背座の左右へのベンディング機能により身体にフレキシブルに追従する動きを実現し、ワーカーを自然に支えるとしています。薄くコンパクトなメカニズムにしたことによるすっきりとしたシンプルなデザインは、あらゆる空間に調和するといいます。部品点数を少なくしたシンプルな構造で軽量化を実現し、環境負荷の低減に配慮しているとしています。
■クリエイティブファニチュア「ext.(イクスト)」
「イクスト」は、簡単に高さや形を変えることができ、組織の規模や用途に合わせて使い方を変えることが可能なクリエイティブファニチュアだといいます。株式会社quantumとコラボレーションしたとしています。
オフィスの最小単位であるデスク、チェア、シェルフをラインアップしているといいます。工具を使わない簡単な組み換えで、デスクはローテーブルに、チェアはロッキングチェアに変えられるとしています。シェルフは天板の数や高さを変更でき、デスク、ハイデスク、シェルフと用途に応じて切り替えることができるとしています。シェルフは天板の高さを変更することでデスクとハイデスクに切り替えることができるデスクセットのほか、横に並べて棚板が隙間なくつながるシェルフセットを品ぞろえしているといいます。家具の入れ替えを行うことなく個人作業からグループでのミーティングまでさまざまなワークスタイルに対応し、組織の規模に合わせてフレキシブルにオフィス空間をデザインできるとしています。
■ミーティングテーブル「Alette(アレッテ)」
「アレッテ」は、固定テーブルのようなシンプルなデザインを保ちながら、機能性を兼ね備えたミーティングテーブルです。決まった向きがない脚のデザインで、天板のどちらからも使用できます。天板はレバー操作で簡単に水平と跳ね上げを行うことができ、未使用時は天板の向きを変えてネスティングすることでコンパクトに収納が可能です。ミーティングから個人作業まで、さまざまなワークシーンに対応します。
■オープンシェルフ「Cornel(コーネル)」
「コーネル」は、天板・側板・底板が一枚の紙のように繋がるシームレスなデザインのオープンシェルフだといいます。ユニットを連結して一続きの天板面を構成することができるとしています。コーナー棚板を使用することでL字、ジグザグなどのレイアウトも可能だといいます。空間を柔らかく仕切るとともに、「コーネル」に雑誌やオブジェなどを飾ることでディスプレイとしてその場のカルチャーを伝えるとしています。
「グッドデザイン賞」の概要
グッドデザイン賞は、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する1957年に創設された日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨の仕組みだといいます。デザインを通じて産業や生活文化を高める運動として、国内外の多くの企業やデザイナーが参加しているとしています。受賞のシンボルである「Gマーク」は、よいデザインを示すシンボルマークとして広く親しまれているとしています。
(画像はオカムラ様リリースより)