JOIFA、第2期FLP最終発表会と修了式を開催

第2期次世代リーダー育成プログラム

日本オフィス家具協会(JOIFA)は2023年9月22日、東京都中央区日本橋のコングレスクエア日本橋で、JOIFA第2期次世代リーダー育成プログラム(Future Leaders development Program2、以下FLP)のDay5、最終発表会+修了式を開催しました。

Day5開催の様子 壇上は迫川氏

同プログラムは、「自社のさらなる成長に向けて変革およびイノベーションについて徹底的に考え抜く」というもので、5月26日のDay1から今回のDay5まで約半年間、5回にわたり行われたもの。
進行は、同プログラムのスタッフでHuman Resource Brain Consulting(HRBC)代表取締役の迫川史康氏。

Day5の今回は、

① 発表会(選抜4名のプレゼン、投票)
② 審査発表、講評
③ 修了式(参加者全員に終了証授与、参加者一言コメント)
④ 人材育成委員会 山田匡通委員長(イトーキ代表取締役会長)よりメッセージ


が行われ、その後立食懇親会が開催されました。

貫名専務理事のメッセージ

メッセージを述べる貫名専務理事

発表会の冒頭、日本オフィス家具協会専務理事の貫名英一氏がメッセージを述べ「今日来ていただいたご来賓の方々は受講生の上司または推薦者の方ということで、今回も非常に良いメンバー20名をご推薦いただきましてありがとうございました。このプログラムはご承知のとおり、JOIFAで次世代の経営を担う人たちを育成するというプログラムで、去年もこの場所で行いまして今年が2回目です。今日は朝から20名の受講生の方々が予選というかたちで、5人ずつ4グループに分かれて、グループで発表会を行っていただき、その中で一人だけ優秀賞ということでグループの代表を選んでいただいているわけですが、今年はレベルが高く、誰を選ぶか難しく、くじ引きにしたいくらい皆さん粒ぞろいでした。これからその代表の方にプレゼンをしていただくのですが、このプレゼンの主旨としては、このプログラムを半年間行って来て、いろいろなことをあらためて考えてみようということで行っています。参加メンバーの皆さんはそれぞれの会社の中枢の方々なので、改めて日々のご自分の会社の仕事を振り返っていただきたいということでこのプログラムを組んでいます。最初は社会課題から入ってだんだんと業界の課題、自社の課題へと絞り込んでいき、今日のプレゼンでは自社の課題をということであります。通常ですと、これを発表した後、それが実行できるのかということになりますけれども、我々のプログラムは、課題を見つける方に重きを置いています。今の時代答えは割と世の中にある、いろいろなところで調べることはできますが、課題に気がつかないでいろいろな問題が起こっているのではないかということで、課題をいかに着眼点よく見つけていくか、そのあたりを是非見ていただきたいと思っております。これから4名の方に発表していただきますが、その後ろにはそれぞれのグループ4名の方がいて、今日代表者を決めてから2時間くらいそれぞれ全員5名で知恵を絞りブラッシュアップしたプレゼンテーションが披露されますので是非楽しみにしていただきたいと思います。この後、一名チャンピオンを決めますが、私は全員がチャンピオンになる資格があると思いますので最後まで是非聞いていただきたいと思います」などと述べました。


続いて、あらためてFLP全体のファシリテーター兼講師として受講者と議論を行って来た迫川氏が自己紹介を行い、進行についての説明を行いました。

発表会と発表者

発表会では、同プログラムの参加者20名を5名ずつ4チームに分けそれぞれのチームから代表者を1名選抜。選抜された4名の代表者がプレゼンテーションを行い、それを来賓が投票し、最優秀賞を決定するというかたちで行われました。その際、来賓に対しては最優秀者を決める基準として、「視野の広さ」「論理構成」「創造性」「熱意」の4つの基準を前提として評価してほしいとし、また改良点やアドバイスを書くフィードバックシートの記入、投票については、4名の発表者のうち、自身の企業以外の候補者の名前を書くことなどが依頼されました。

発表者は、
① パブリック株式会社 村田 浩一 氏
② 株式会社イトーキ  嶺川 英希 氏
③ コマニー株式会社  江上 明宏 氏
④ 株式会社オーツー  飯島 大介 氏

① パブリック株式会社 村田 浩一 氏

② 株式会社イトーキ  嶺川 英希 氏

③ コマニー株式会社  江上 明宏 氏

④ 株式会社オーツー  飯島 大介 氏

それぞれ発表前にグループのメンバーが代表者を選んだ理由と推薦の言葉を述べ、プレゼン発表後は来賓の中の主に発表社の上司にあたる人が講評を述べ、また、質疑応答なども行われました。
それぞれの発表が終了し、発表者4名が再度登壇し、内容と名前を確認しました。

最優秀賞はコマニーの江上氏

休憩をはさんでその間に投票が行われ、最優秀賞が発表されました。
最優秀賞は、コマニー株式会社の江上明宏氏でした。

受賞のコメントをする江上氏

江上氏は「発表のなかで述べた『バリバリ』という言葉が皆さんに刺さって、共鳴してくださり、また、チームの皆さんにアイデアをだしてもらい、ブラッシュアップしていただきました。ありがとうございました」などと述べました。
最優秀賞の江上氏には貫名専務理事からバカラのグラスが贈呈されました。

バカラグラス贈呈の様子

修了式と山田匡通人材育成委員長のメッセージ

続いて修了式が行われ、イトーキ代表取締役会長でJOIFA人材育成委員長の山田匡通氏から参加者全員に一人ずつ修了証(発行者名はJOIFA会長中村雅行氏、山田会長が代読)が授与され、また、山田会長の著書「マインドフィットネス」(受講者一人ひとりへの宛名と山田会長のサイン入り)が贈呈されました。また、修了者はその場で一言コメント、FLPで最も印象に残ったことは何か、それを自身の会社でどう活用していきたいかについて述べました。

修了証授与の様子 右はSANKEIの岡田 篤典 氏

「マインドフィットネス」贈呈の様子 右はオーツーの飯島 大介 氏

最後に山田委員長からメッセージが贈られました。山田委員長は「今回2回目のFLPになりますが、1回目もそうですが、2回目も皆さんのお話を伺っていると、やはり機能しているな、成果をだしているなと感じられ非常にうれしく、また、委員長として誇りに思います。また、人的なチャネルができることは大きいですね。これから皆さんがお互いにコミュニケートしてコラボしていくということが業界として非常に重要だと思います。一社だけでできることはなく、コラボしていかないと展開していくことはできません。今回得た人脈は皆さんの将来にとって大切だと思います。」などと述べ、また、同事業の成功に対し、事務局スタッフのHRBCの迫川氏をはじめJOIFAの貫名英一専務理事、同内田道一事務局長、同宍倉雅之部長、イトーキ企画本部経営企画部主管の山田裕之氏らに感謝の意を表しました。

メッセージを贈る山田委員長


さらに山田氏はリーダーにとって何が一番重要なのかについて、何をやりたいのかを明確にすることと述べ、また、イノベーションとは手段であり、我々企業は世界の変動のなかで変わらない価値を追求するために改革をしていかなければならない、そのための手段としてのイノベーションがあるという関係を忘れないでいただきたい。その変わらない価値とは「Happiness(ハピネス)」であり、人間の歴史とはハピネスの追求であると述べました。「マインドフィットネス」の著書にもあるように、人間のハピネスは自分だけでは達成できるものではなく、他人をハッピーにしなければ自分もハッピーになれない。それは道徳の問題ではなく、メカニズムの問題であり、人間の本質は対立する概念ではなく、一個の生命体であり、地球の活動と地球の生命、我々の生命は一体であると述べました。その中で他人のハピネスを追求しなければ自分自身もハッピーになれない、この関係を考えることがリーダーとして一番重要な認識だと思っていると述べました。さらに、企業の利益とは社会的な新しい価値を生み出して社会をハッピーにすることでしか本来得らないものなのであり、その利益でもってさらに社会に対して新しい貢献をするために使う、投資をする。本来、我々何をリーダーとしてやらなければならないのか、そこのところを皆さんそれぞれの立場で考えていただき、それぞれの企業をリードしていただきたい、などとエールを送りました。

山田委員長を囲んでの記念撮影

修了式の後、ホワイエにて立食懇親会が開催され、乾杯の発声を貫名専務理事が行い、各自親睦を深めた後、中締めを再び貫名専務理事が行って懇親会は盛況の裡に閉会しました。

懇親会開催の様子 乾杯の発声を行う貫名専務理事

Follow me!